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2006.05.25
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カテゴリ:理科好き情報
高いところが嫌いという方は結構まわりにもいます。
私は比較的平気なのですが。「○○と煙は高いところが好き」ともいいますし、私は○○に近いかもしれません。
でも、実際に高所恐怖症の方にしてみれば、直ることが出来るなら直したいと考えられるのでしょう。
高い展望台やビルのエレベーターなどはガラス張りのものもあります。
高所恐怖症の方などは、それだけで気分が悪くなり背中に変な汗をかくそうです。
パニックに近い状態になると、場合によっては命に関わるといっても過言ではありません。

現在の治療法は患者を高いところに連れて行き、徐々に慣れるようにするといった行動治療が行われています。
他にバーチャル映像によって高所の映像を見せて慣れるといった方法もあるそうです。
これらの治療法を2回ほど繰り返すと高所に対しての恐怖レベルが10%低下するとの報告があります。
この治療時にDサイクロセリンという抗細菌薬を組み合わせると治療効果が4倍も速まったことが報告されています。

高いところに無理に連れて行き、慣れるといった行動治療は患者本人のストレスは相当のものです。
だから、アメリカでは約4割の方が治療を中断しているとのこと。
バーチャル映像治療+抗細菌薬の治療を受けた患者と薬物を使用しなかった患者を比較すると、高所克服率で2倍も増えているそうです。

高所恐怖症は以前に経験した恐怖を克服できなくなる症状です。子供の頃に怖い経験をすれば、高所恐怖症になりやすい訳です。
Dサイクロセリンは結核の治療にも使用されますが、脳内のタンパク受容体を活性化する働きがあり、これが恐怖症克服につながるらしいです。
高所恐怖症の方にとっては、克服できるようになればこれほど喜ばしいことはないですね。





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Last updated  2006.05.25 13:08:26
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