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テーマ:真空管アンプを作ろう!(894)
カテゴリ:オーディオ
下図は、12AU7ヘッドホンアンプの基本回路です。
「アクティブP-K帰還」というのは私が勝手に言っているだけなのですが…。^^; 簡単に説明すれば、プレートの電圧と入力電圧を比較して、誤差電圧をカソードに注入する方式です。 元もとのコンセプトは、真空管増幅器において歪やf特が減衰する分のみをオペアンプが補正するというもので、全体の増幅度は真空管の増幅度と同じというものでした。 つまり、歪が発生していればその歪の分だけを、また高域と低域でf特が伸びていなければそれを補正する分だけを真空管に働きかけるという単純なものでした。 ところが全体の増幅度を真空管の増幅度と一致させるためには、オペアンプのオープン利得をかなり上回るような超大量の負帰還が必要となり、動作が不安定になることが分かりました。(だって、補正する必要がない周波数では、オペアンプの出力は「0」でないといけないわけですからね) さて、ヘッドホンアンプと考えるとたった一球では感度が不足ですので、どこかで増幅度を稼がないといけません。 そのため、帰還量を減らすことによりヘッドホンアンプとして必要な増幅度も確保することにしました。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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