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『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

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2014.09.08
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―――街の書店に行くのが怖いのです。


昔から書店恐怖症だったわけではありません。

むしろ好きなほうで、学生時代は毎日どこかの本屋さんには寄っていました。


2002年の作家デビューの際には『女子大生会計士の事件簿』を売るために

一人で全国100店舗以上の書店を回り営業を行いましたが、

それも「書店員さんと話せる」ということで、むしろ楽しくやらせてもらっていたほどです。


ところがいつの頃からか街の書店でウロウロすることが、苦痛になってきたのです。


別にAmazonや楽天ブックスなどのネット書店で本が買えるようになったからとか、

街の書店が金太郎飴的になっているとか、そういった理由ではありません。


自分が本を出す側になったため、

「自分の本は置かれていないかな?」「売れているかな?」

といったことは、書店に寄ると常に気にはなりますが、苦痛というほどではありません。


何で苦痛なのかというと、

『世の中にはこんなに本で溢れているのに、新たに本を出す理由がどこにあるのか?

 はたして自分なんかが本を出していいのか?』

と苛まれるからです。やる気をなくすのです。


ネット書店だとあまり気にならないのに、書店でリアルに本の山を見ると、

途端に自分のやっていることが無意味に感じてくるのです。圧倒的な敗北感です。


そのため、世の中にとってムダな本、余計な本はできるだけ出さないように

気を付けてはいるのですが、どうしても付き合いの上で本を出さなきゃならない時、

他にも似たような本があるのに本を出した時は、

後で書店に行くと、とても後悔してしまいます。

『世の中には無数の本があるのに、さらに増やしてどうするんだ』と。


他の誰かが書ける本を出しても、仕方ないのです。(と思っている)

もっと文章力がある人が書いたほうが、良い本ができるわけですから。


他とちょっとしか違わないような本を出しても、

社会全体にとっては無駄な労力なのです。(と思っている)

もっと他のことに労力を費やしたほうが、社会にとって生産的で有益なのですから。


だから、せめて本を出すときには、「自分にしか出せない本」「自分にしか書けない本」に

こだわっていきたいと思っています。


自分にしか書けない本なら、ちょっとだけ有益になるかもしれませんから。




……ちょっと出版系の本を読んで、そんなことを思ったりしました ((+_+))






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最終更新日  2014.09.10 00:54:25
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