ストレス耐久性
ぜんぜん余談だが、先日以前会社の部下より”年収1000万円をようやく越えました!”との連絡があり、色々と話をした。年収1000万。日本でもとりあえず”夢の年収”としての目標値でもある。年収1000万円を取れる人とそうでない人の違い。一概には言えないがおそらくメンタリティーがかなりのウエイトを占める。”タフさ”がそれであるように思う。それには2つ。どんな困難でも与えられたタスクはやり抜く姿勢。もう一つは、業務上起きうるさまざまな問題に対して後々まで引きずらない”ストレス耐久性”まあ、何事もポジティブに考える姿勢も必要だが、タフなメンタリティーを生む鈍感さも必要に思う。そして目先の利益を追わない姿勢を継続できるかどうか。何かに集中して打ち込んでいるとき、思いのほか”時間が早く過ぎてしまった”という経験は誰もが一度や二度は感じたことがあるはず。だいたいそういう姿勢で取り組んでいる時に、仕事でも、勉強でも、スポーツでも知らないうちに向上しているものだ。この”時間が早く過ぎてしまった”という状況は、集中している事の証。こういう状況を常に作り出す為には、その人その人により違いがある。ただし、その状況を作り出す為に違いの無い必ず必要な事。目標である。”短い時間で最大の効果”をモットーに何事にも取り組んでいる人、営業で言えば契約本数や売り上げ額を目標としている人。製造業では、どのくらいの受注を受け、いつまでに納め、そして売り上げ、という受注目標と納期目標、そして売り上げ目標。料理人で言えば、皿洗いから各種野菜の下ごしらえ、そして焼き手、煮付け・・というように一つ上の階級に上がる事を目標としている。また、シュミレーションをする癖をつけるのも重要に思う。他の人の仕事や行動を見て、常に”自分だったらどうするか”という癖をつける。自分の上司や経営陣たちが判断した事についても同じである。シュミレーションをする事で疑似体験が出来る。これがけっこう役立つ。会議でもいきなり指されたときに何をどう答えたら良いのかモゴモゴしている人も少なくない。これは、常にシュミレーションをしていない為にそうなってしまう。他の人が意見を言っている時に”自分ならこういう意見だ”とか、”自分ならそう思わない。理由はこうだからだ。”というように心の中で自問自答している人は、いざ意見を求められた時でも自分なりの答え方ができるものだ。”仕事をしている意識がない”のもおそらく共通しているのではないか?と思う。ビジネスマンである限り、高収入を得る為にキャリアアップは普通の事。ただ、私は収入だけを目標にしていては本当のそれはつかめないような気がする。きれい事みたいだが、本当に人に喜んでもらう為に、とか誰かの為に、とか、自分以外の人が心から喜んでくれる為に考える気持ち。そんな事が”仕事をしている”とか”仕事をやらされている”などという事を払拭させ、その人の潜在能力を引き出す鍵となるような気がする。”働く”・・・はたが楽になる ・・・周りが楽になる為に! が、働くである。そういう時は仕事を飲み込んでいる為、”仕事をしている”などという意識は何処かにすっ飛んでいるものだ。自分だけの為では、いつでも諦めがつく。自分を心から信じて仕事を任せてくれている上司や部下の姿にそれ以上の力が出るのもその一つ。自分の為も必要だが、”自分の為だけ”になっては本当の意味でのキャリアアップには繋がらないと私は思う。それは仕事でのキャリアアップだけでなく”人として”という事。年収1000万円プレイヤー。目標や姿勢、意識は十人十色。物事の見方の違いやそれによる自分なりの解決方法を見つけている。読書は知識を得る為だけでなく不安を解消してくれるツールと考えている人もいれば、ただの知識を増やす為の物として呼んでいる人もいる。週末の休みには自分が住んでいる関東から必ず脱出するという事を目標に業務に取り組んでいる人もいる。自分を磨く為のお金を1ヶ月に10万円は必ず使う!と面白い目標を立てている人もいる。年収1000万円プレイヤー。それぞれがほんの少し人とは違う目標、姿勢、意識がある。まあ、こんな話を日本にいた時に朝まで討論並みに居酒屋で話をしたが、この話しには終わりはない。”何が違うのか”ではなく、目標を掲げ、達成する為に、集中する為に、利害関係抜きに、自分以外の人の為に、取り組む姿勢が知らぬ間にそれを達成しているのではないか?と思う今日はちょと爺くさいひろしでした。