★アバクロ★JuicyCouture★GAP通信★安可愛なアクセ★★かいたんと一緒♪

２年前のこの時間

プラーグは何してたかと言うと

寝てた。。。分娩代の上で。

正確に言うとお産が終わり先生の処置を受け

かいたんが助産師さんに体を拭いていただき

それが終わるのを待ってたところ






８月16日１時48分

かいたんはこの世にやってきました

予定日が過ぎても一向に出てくる気配がなく

主治医のＳ先生に、『これからすぐ入院しよっか(^^ゞ』と勧められ

陣痛誘発のために入院

がしかし、経口誘発剤は私には全く効かなかった

それで誘発４日目に点滴（オキシトシンだったと思う）に切り替えた

この点滴剤

かなり効き目が強く、まれに子宮破裂を起こす妊婦さんがいるため

私達のような段階になると

大きい病院の先生達は

『お腹切りましょうか』になることが殆ど

開業医で同じ先生が常任し

患者さんの状態を見続けられるならともかく

大きい病院の場合、日当直にでもならない限り

同じ先生が患者さんの状態をずっと観察し続けるのは難しい

だから点滴での誘発は嫌がる先生が殆ど＞＜

しかし、実はこの日、Ｓ先生は日当直だった

同じ女であり、ましてＳ先生自体が女の子のママ

是非、経膣で生ませてあげたいと言う思いと

プラーグの経膣で生みたいと言う思いが重なった

どうしても陣痛や産みの大変さを経験したかった






それでその日の朝から点滴投与開始

２時間ごとに点滴の単位を上げるが効かない

超音波では陣痛の波が出てるのに関わらず

プラーグは何の症状も感じない

点滴濃度がマックスになった状態で、夕方６時に内診

『もしかしてプラーグさん、痛みにもともと強いのかな？

今日の深夜０時になって何も兆候が無かったら

オペ室準備が整い次第、早朝に切ろう。このまま子宮の収縮が激しくなると

赤ちゃんに負担がかかるし子宮破裂も起こしかねない。。。』

とＳ先生の厳しい顔

その後、準夜勤の助産師さんが私の足をお湯で温めてくれた

『諦めないで、やるだけのことはやってみましょう。』

って彼女はお腹に顔を押し当てた

実は彼女、私のプライマリー助産師さん

この病院では１人の妊婦さんに２人の助産師さんが担当でついて

色んな相談に乗ってくださる

でも必ずしも分娩に立ち会えるかと言う訳ではない

しかし彼女は幸いにも今夜準夜勤務

どうしても自らの手で取り上げたいと言う思いもあると仰りました






すると奇跡？？は突然やってきた

足浴の直後、何と破水したのである

感じたことのない生暖かさ。。。

それで助産師さんが出てきた羊水をすぐに検査部に回した

やはり破水だった

その後、緩やかにだけど陣痛らしき物を感じ始めた

痛みが強くなり、助産師さんが腰を強くさすってくれた

段々陣痛の波が極端になる

しかし、この時、予定日がまだ先なのに

急に産気づいた妊婦さん（初産）が担ぎこまれてきた

陣痛室に準夜の助産師さんはいつも１人

このような場合は産科や小児科、婦人科の病棟から助っ人が来るか

もしくは深夜勤の助産師さんが少し早く出勤して下さる

それで１人、産科病棟から助っ人が来た

それが確か夜の９時頃だったと思う






あっちも陣痛、こっちも陣痛で助産師さんがばたばた忙しい

でもこの状態になると我慢や気遣いなんて出来るはずもなく

プラーグはずっと

『もう無理ーーーッ！！』

『我慢できないーーーッ！！』

『出したいーーーッ！！』

って叫んでた＞＜　（後から恥ずかしかったけど。。。）

お隣の陣痛室もそうだった

激しい陣痛の後にやってくる激しい睡魔

２、３分おきにその繰り返し

しかしその中に冷静なプラーグもいて、叫びながらも

『今の薬、何投与したの？？　何単位撃ったの？？』とか

『今、何の検体取ったの？？』

『子宮口、どれくらい開いてます？？』とか聞いていた(爆)

しんどいながらも自分の状態をしっかり把握したかった(--;

この日のように、助産師さんが手薄の状態なら

お隣より早く産んでしまった方が後々楽かもと思い

『隣より早く産んでやるーーーッ』って

負けん気が出ていた（＞ｏ＜；）






すると助産師さんが吉報を届けて下さった

何とその後の深夜勤務がもう１人のプラーグのプライマリーさんで

この経過なら、２人とも出産に立ち会えると言うのだ☆

しかも予定よりかなり早く出勤して下さったのでもうすぐ来るとのこと

この時、苦しいながらも凄く安心した(ToT)

そして当直はＳ先生

これは宝くじに当たったくらい凄くラッキーなこと

痛みに堪えて頑張んなくちゃって思った






子宮口が全開近くになったところで

目の前の分娩室に運ばれた

ここからは助産師さんに合わせていきむだけ

そしてＳ先生が来た

助産師さんと子宮口の開き具合を見てくださる

赤ちゃんの頭が出てきてる

早く産みたい（出したい(^^ゞ）から頑張っていきんだ

横にも助産師さんがいて、プラーグの手を握って下さった

すると隣の陣痛室に、もう１人の妊婦さんが運ばれた模様

今度は小児科の助産師さんが応援でやってきた

ばたばたする陣痛室

こんなに同タイミングで出産が重なるのはそうないらしい

更に助産師さんに合わせていきんだ

すると周りで『おおッ！！』って声がした

プラーグは何のこっちゃ、お構い無しでいきんでた

すると助産師さんが『おめでとうございます！！』っと叫んだ

？？？まだ現状理解不能（’’；）

『生まれましたよ！！　男の子です！！』

・・・？？？

すると助産師さんがプラーグに何かをすぐ抱かせた

赤ちゃんだ！！

それで意味が分かった

『生まれた！！(ｏ￣∇￣)ｏ』

その喜び以上に、手足がちゃんとついてるのか不安で

それがきちんと確認できてから喜びが“じわ～（￣ー￣）”ってにじみ出た

そして助産師さんは初乳をかいたんに加えさせ

更に体重測定や清拭、その他のためにかいたんを暫く

どこかへ連れて行った

その時Ｓ先生が

『プラーグさんは私の医師生活の中で

一番薬が効かなかった人よ(笑)　医者泣かせよ(; ;)

それにしてもあんな苦しい中よく冷静に色々質問できたねえ(^^ゞ

そっちの方に関心したよd('-^o)☆

正直言うと、最近自分の担当の患者さんの取り上げに

立ち会えなかったから、今日は凄く嬉しい☆』って

笑いながら強い力で私のお腹を押しながら後陣痛を促し

胎盤摘出⇒切開部の処置をする

その時、『Je suis contant de ici chez vous !!』ってプラーグは言った

これ、どう言う意味かと言うと

フランス語で、『貴方達と一緒にいられて嬉しいです！！』

じゃあ、何故フランス語かって言うと、Ｓ先生の旦那様はフランス人なのです

プラーグ、フランス語が大好きです

でも妊娠７ヶ月で神戸へやって来てから

フランス語に触れる機会が全く無くなってました

それでＳ先生がプラーグにフランスのお話をよくして下さったのでした

それでわざとそんな風に言った

すると、『Je vous en pris !!』…どういたしましてとＳ先生

２人のプライマリーさん共に立ち会って頂けた上に

Ｓ先生までって、そうそうラッキーなことってないもん♪

そしてかいたんが生まれたのを全く気が付かなかったプラーグ(笑)

って言うのも、かいたんの脚力が強すぎて

膣を通る時に自分の足で子宮を蹴ったのか

かなりの勢いで飛び出してきたらしい

それで助産師さんがあまりのかいたんの勢いゆえに

取り上げるどころか、落っことしそうになったらしい(笑)

だから、『おめでとうございます！！』って言いながらも

内心は『落とさんで良かったーーーッ！！(ｏ￣∇￣)ｏ』

だったそうだ(爆）






その後、プラーグが少し落ち着いてから

Ｓ先生は助産師さんに呼ばれ、お隣の取り上げに向かった

そしてもう１人の産声が聴こえたのでした♪

その後Ｓ先生が“にこにこ”しながらまたいらした

『お隣ね、予定日より早かったのもあるけど、2,400gの女の子だった

それにしてもプラーグさんの赤ちゃんは大きいねえ(^^ゞ

これだけ大きいのが分かってたら

誘発なんてせず最初から切ってたよ(笑)』

『そんなに大きいんですか？？　これが初めてだから何か実感ないです(^^ゞ

先生本当にありがとうございましたm(__)m

お疲れ様でした。せめて今日の朝の外来が始まるまで

ゆっくり寝てくださいm(__)m』

『医者の使命だよ(^^ゞ　慣れてるから(笑)』…と先生

かっこいいって思った（￣ー￣）

実は、生まれた時、かいたんは3,706gあったのでした

その時期にこの病院で生まれた赤ちゃんの中で一番大きかった

確かに、今もでかい！！　そして重いーーーッ＞＜

もう２歳にして14kgだ

これ以上重くならんでくれいッ！！

《終わりd('-^o)☆》