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テーマ:青い心で詩を書こう(488)
カテゴリ:現代詩
週末の夜だと言うのに
閑散としたバーは 顔馴染みが一人座っているだけ マスターが常連を電話で呼ぼうとするが 都合がつかず客はふたりきり 歌でも歌って盛り上げようか 若僧につられてマイクを取る 野郎二人で熱唱すれば 異様な熱気がカウンターを包んで 疲れ果てた夜の終わりに 俺が歌ったのはやっぱりブルースだった 不況と言う名の妖怪が棲みついたバーに ブルースは似合っていたはずだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.11 18:44:50
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