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2010年10月28日 楽天プロフィール Add to Google XML

いじめっ子の現実
[ 健全な青少年少女の育成を阻害する記事 ]    

 私はとある理由で、同窓会にはまだ生涯で1度しか出席したことがありません。特に先日、私が過去に遭遇した教育現場の生臭い話をした中学時代の同窓会には、一生出席しないと思います。

 最大の理由は、いじめを行ったほうも私を脅迫した教師も、『そんなこと無かったかのように』にこにこ笑っているのが我慢ならないから。

 担任は確信犯ですが、いじめっ子のほうは中学だけでも約二年半ぐらい、私や私以外の人間をいじめ続けました。
 その場でいじめっ子の彼にさりげなく「いやあ、お前にはいじめられたからなぁ」と話を振って帰ってきた台詞がこれ。

「えっ? そんなことあったっけ?」
「いやあ、あん時は若かったよなぁ」


 すべて「若気の至り」で完結していました。いじめられた方は恐怖と怒りと怨念の記憶とともに人生を歩むことになりますが、いじめた方は真実何も覚えていないか、そもそもいじめをしたという自覚すらありません。少なくとも私にいじめを行った人物についてはそうでした。

 「ふざけるな!」と怒りのあまりにわめき散らしてその場を凍り付かせても良かったのですが、その場は笑顔をキープして、二次会は避けました。もっとも、笑顔の下で表情筋がこわばっていたのを、今でも覚えています。

 ちなみに彼のよくやったいじめは、「授業中、板書している先生の目を盗んで前の席の生徒の背中を殴りつけ、悲鳴をあげさせて授業を中断させる『遊び』」というものでした(授業中の教師は基本教科書か黒板しか見ていない)。
 彼にとっては単なる一過性の『娯楽』だったので、1年前のお笑い芸人のネタを視聴者が覚えていないように、彼もまったくいじめについては記憶していません。せいぜい、「若い頃はやんちゃだったな」程度の認識。私は何をされたか具体的にここで書けるほど覚えていますが、これが実際の加害者と被害者の温度差なのではないかと思います。

 ゆえに、あえて言います。自殺しても無駄死にだと。

 「いじめられっ子の究極の自己主張は、実名を記載した遺書を残しての自殺である」という、報道なども含めた現在の状況(というか雰囲気)は、いじめられっ子に対しては何ら利しません。むしろいじめられっ子に「自殺すれば声が届く」と勘違いさせ、自殺を促すことになりかねません。

 本当に知らしめるべきは、十年後二十年後の同窓会で私が遭遇したいじめっ子の姿であり、脅迫に荷担した担任教師の笑顔であるべきだと思います。そう、彼らはいじめなど無かったことにして笑顔で同窓会に出席しているのです。
 まあ学校ぐるみで「我が校にいじめなど無い」と、いじめられた方に言い切った学校に所属していたわけですから、彼らにとっていじめなどん無かったのでしょう。ただ、当時私はその『遊び』のお陰で、背中が痣だらけでしたが。

 だから、いじめを受けている子供たちに言いたい。

『死ぬな』

 と。

 「生きていても良いことはない」ということは、もしかしたらあるかもしれません。しかし「自殺すれば学校やいじめっ子も思い知るだろう」というのは、大きな勘違いです。マスコミもいっときは大きく取り上げてくれるしニュースにもなりますけど、十年報道されるようなニュースにはなりません。マスコミが『遺書付き自殺』に食いつくのは、『センセーショナルに報道しやすいから』であって、社会正義のためではありません。具体的には視聴率やスポンサーからもらうお金のためです。
 そして十年後、同窓会の時にいじめた方は、同級生や担任たちと、過去の『自殺したいじめの被害者』と顔を合わせることなく、笑顔で酒を酌み交わしているのです。

 そんなつまらない結果しか出ないのに、『死』を武器として手に取るのは無意味です。

 私のブログは、多分小学生の子供が好んで見るようなブログではないので、目にとまることはないかもしれません。しかし先日の女子小学生自殺報道を見て、学校側のかたくなな「いじめと認識していなかった」という発言の繰り返しに、身体の深いところで久しく火が付いていなかった燃料に、嫌な着火の仕方をしたのを感じます。

 教育現場は、「いじめは必ずある」という前提に基づいて構築しないと、今後、いじめもいじめによる自殺も無くならないでしょうし、遺書付き自殺ばかりセンセーショナルに取り上げるマスコミも襟を正さないと、勘違いした児童の自殺が増え続けるでしょう。何よりも、自殺はいじめの証人と証拠をいじめられっ子が自ら隠滅することになります。この場合文字通り「死人に口無し」なので、自殺が報われることはまったくありません。

 直接反撃しろとは言いませんが、合法的な反撃方法が何かあるかもしれませんし、何よりも「逃げても良い」ということを私は強く推します。義務教育はかなり避けられませんが、大検制度によって高校へ行かなくても大学へ行けるようになりました。私が絶対的な不審を抱いている『教育現場』を放棄するという選択肢も、今はあるのです。

 復讐をするのであっても、行うなら生きて結果を見定めてからでも遅くないと思います。ただ犯罪行為はおすすめしません。『加害者』になったら、その時点で正当性を失うので。

 親御さんも、いじめの撲滅まで考えなくていいです。ただ、子供の逃げ場所だけは用意してあげてほしいと思います。今回の女子小学生の自殺の場合、「転校したい」という切なる悲鳴に応じてあげるだけでも、かなり違ったと思いますから。






 それにしても、いじめを看過した学校側は、ちゃんとペナルティを受けて欲しいものです。もっともそれが出来ないからいまだに臆面もなく「いじめなど我が校には無い」とか言えるのでしょうが。


最終更新日  2010年10月28日 23時12分41秒
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