カテゴリ:明日のための一年戦争
『都条例の件で状況が悪化したまましばらく固定化されることがだいたい分かった』ので、ハローワークに『目的を変えて』通い始めたのは先日ちょっとだけ書いたと思います。
具体的には経済的延命手段の、選択肢を増やすこと。 新卒の内定率が過去最悪の今年度、北海道でもファイターズが優勝したにもかかわらず14年連続で百貨店の売り上げが下がり続けている北海道経済を考えると、実はまともな就職という選択肢のウエイトを軽くしたほうがいいかもしれません。消費者の直前に居る販売店の売り上げが、プロ野球の優勝セールでもリカバリできないほど下落していならば、腰を据えるつもりで面接を受けると重く見られて都合が悪いかも。 という雰囲気を、目的を定め直して通っているハローワークで感じます。 新卒の方は、まあ時代が時代ですから大企業&安定志向でもしょうがないと思います。しかし就職浪人して社会に触れる機会を失うよりは、中小やパートも含めてガツガツとどん欲に仕事を探しスキルアップを考えるのも一つの手段。なんせ若いウチだけです。スキルアップを会社に所属している間に許されるのは。自分ぐらいの年齢だと『お金を稼げる一応の完成品』として企業に合致しないとなかなか難しいものがあります。物件に幅のある派遣でも。 ただ小さいところはそれなりに人材募集も多く、ライバルを増やすのは嫌ですが実際は中小なら(特に社員20人未満の小さいところ)は結構選択肢があります。生半可な派遣より有望かもしれません。派遣は「派遣だから」と切られますが、派遣じゃない人間は、職能や人間関係さえマッチすれば長居出来る可能性もあるので。 自分が新卒の頃、職歴は当然のようにバイトしかありませんでした。ただ最初につとめた会社がパナソニックの設備を担当している会社だったので、力仕事が出来て機械も分かってパソコンも使えて経理のダンプ打ちとかできる自分は、あちこちの部署にしょっちゅうレンタルされていました(当時アナログデータだった経理データをデジタルに起こす作業をしていた。お陰で会社のお金の流れがよく分かり、矛盾点を発見して経理の上司に話したら「こっちで直しておくからそのままにしておけ」と言い含められたのは……きっと裏帳簿とかのデータに繋がる数字だったんだろうなぁ)。 お陰で、実に短期で『会社人』になれたと思います。幸いにして。 大企業だけが会社じゃありません。ただ最近は理解できない『青い鳥症候群』とか『ぶら下がり社員』なんて言葉も出ている世の中なので、常在戦場に近かったイケイケどんどんな自分が世間の反りに合っているかという疑問はありますが、それでも細かく刻んでいけば何か見つかると思います。職種によってはのめり込むかもしれないので自重が必要ですが。 ハローワークは、そういう意味ではただの『道具』です。人間が居る職場を物扱いするのは失礼ですが、システマティックに統合されたあの職場は、上手に使わないと仕事を得るための場所になりません。 あと若い人にみられる「楽しい仕事、楽しい職場」なんていう幻想を持って仕事探しをするのも間違い。仕事ってのはキツイし厳しいし辛いし面白くないからお金もらえるのであって、楽しい場所は基本的にお金を払う場所です。仕事をしてその結果快楽を得られるのが仕事であって、自分の場合はクライアントやユーザーの声を聞いたときに「やったぜコノヤロー!」とガッツポーズしてました。 創作中毒なのは、作った物を手にとってもらってお金をもらったときが最高に快感だからだと思います。なので今まで(自分の)デジ同人は活発にやらなかったのですが。 同人と就職を横並びで言うのもなんですが、同人だって遊びのようで色々大変です。話はオチがつくまで決まらないので、若い人は苦労して嫌な思いをして下積みをしてそれから結果を出せる立場に立つ努力をすべきです。 勘違い絵師さんとかに言っていることとあまり変わらないのですが、世の中根っこの所ではみんな同じってことだと思います。 だから「就職が見つからない」ってオタクコンテンツの収入状況が悪化している俺に下心満載で連絡を寄越すな某Nクン。絵を持ってゲーム会社回ってみんさい。サブカル系は並大抵の就職より厳しいから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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