かかづのばかもやすみやすみ

　元々二次元依存比率が多い自分ですが、自分の事ではなく物事を俯瞰できるものについてはそれなりに検証出来ると思っています。逆を言えば二次元について冷静な判断をいつも出来るわけじゃないということですが。

　ところで『日本航空』は皆さんご存じですよね？　昨年は会社更生法適用になって上場廃止になってデイトレーダーの食い物になっていたので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
　その日航ですが、実は21年から社員へのボーナス支給が無く、今年までに1万6千人規模の業務縮小をやってやっとボーナスが配布出来る黒字状態になったというニュースがあります。逆を言うなら、それぐらい非現実的な経営がズンドコ進められていたわけです。

　「駅伝とかのスポンサーをやめました」と、『見えるところ』の削減しかしていない上に内閣レベルの俸給と同じ役員報酬を支給し社員にきっちりボーナスを支払っている東電の非現実的な経営は、結局会社更生法を適用しないと治らないのではないでしょうか？　まあ全国の電力会社は嫌がるでしょうけどね。ほぼ地方単位で独占状態の電力事業に、自由経済が入られたら今までの囲い込みもロクに維持出来ませんし。
　でも『良い物を安く提供するところが勝つ』というのは至極当たり前の市場原理であり、この原発事故（未だに『事故』と言わず『震災』と言い張る神経もすごいけど）での賠償金額を考えたらどこをどう切り取っても一度潰れるしか無いはずいです。
　つーか『現実見てないから』未だに『東電ブランド』を振りかざしその維持『だけ』に必死こいているのでしょうが。

　んで、私はAKB48についてはほとんど何も知らないに等しいのですが、まったく知らないのも問題あろうと思い一番ダーティーなところから切り込みました。元AKB48メンバー（しかも初代の）中西里菜こと、現A_V女優のやまぐちりこです。
　やまぐちりこのプロフィールをWikiで調べると、『初体験はAKB48メンバー時代の17歳の時、一回り上の年齢の同業界の男性と』とあります。中西里菜とやまぐちりこはWiki上どういうわけか生年月日が違うのですが、中西里菜は1988年生まれとあるので、AKB48の情報を恣意的に引用するなら、彼女が17歳の時（つまり2005年6月28日から2006年6月27日まで）に付き合ってもいない男性と肌を重ねたことになります。

　ところでAKB48のオーディションは2005年10月で、デビューは12月。中西里菜が17歳の時ど真ん中なのですが何の偶然ですかね？　それともWikiの情報が間違い？　少なくとも日本では（完全確認していないけど）淫行条例にひっかかります。外国か国内なら大使館とかじゃないと逮捕物です。

　個人的には『AKB48の面々もほどほど生臭いんだなぁ』と好感を持ったのですが（想起したのは『枕営業』という言葉でした）、そういう角度で好感を持ったら、きっと自分はファンに殺されるでしょう。激やせしたのでお腹周りの脂肪の防御力も落ちてますから、ナイフ一本でかなり死ねます。

　まあ二次元は二次元で「無形のものにどうして金を突っ込むんだ」と批判や揶揄されているのですが、この辺は目くそ鼻くそを笑うなので自分もあまり大きな口は叩けません。ただ東電もAKB48のファンも『現実感』を『重篤なレベルで失っている』部分が目立ち、共に倫理を失い論理を喪失しているように感じます。

　東電は現在進行形で福島原子力発電所や経済や電気代に悪影響を及ぼしていますし、AKB48周りのストーカーまがいの犯罪や事故は毎日絶えません。今日のニュースに『KARAのメンバーが熱愛を認めた』というニュースが出ましたが、職場恋愛と考えれば至極自然でありえる話です。つーか自分はこの報道に肯定的であり（KARAのファンにはやっぱり殺されそうですが）、AKB48だって恋バナの一つ二つあってもいいと思います。倫理的に問題なければ。

　まあ、東電もAKB48も道義的にとか倫理的にとか論理的にとか色々な部分で問題アリアリなのですが。

　おおむね同じ『オタク』というカテゴリであるAKB48のファンの諸兄には、その辺の現実感を確保した上でファン活動にいそしんでいただければ、とか思います。余計なお世話かもしれませんが、同じ三次元に『偶像』が存在するので距離が近い分、心理的に自重するのは大変そうですから。でないと問題発言やテロ予告した東電の問題ある社員とレベルが同じになっちゃうので。それは種類は違えど偶像をあがめる者として忍びないです。







　ただね、18歳以上のAKB48ファンは、やまぐちりこのAVを時系列順に通して観てみてもいいと思います。自分が一番驚いたのは、やまぐちりこの『ずば抜けたプロフェッショナルぶり』だったので。彼女のAVを観ると、AKB48メンバー時代の、おそらくすさまじい研鑽ぶりが垣間見えるので。