今月の名言
『死ねっ・・・!・・・・・・・・・寿命でな!!!』◆かか鴉コオシンに対して素直になれないことを義父であるフランツォに窘められたかか鴉が、素直になろうと努力・葛藤する中で生まれた一言。コオシンに対していつもの勢いで『死ね!』と言ってしまったかか鴉は、取り消せない一言に後悔しつつ、悩んだ末にこう付け足した。『寿命でな』、と。なんということでしょう。この一言を付け足したことによって、その言葉は全く真逆の意味を持ったではありませんか。どんな存在だろうと生きている限り、決して死は避けられない。だからこそ大切な人には、出来ることなら 健やかに穏やかに、最後まで寿命を全うして死んでいってほしい。嫌いな相手に言うような言葉が、誰よりも大切な人に向けたい言葉に早変わりである。本来ならかか鴉は、『悪い・・・今のは言いすぎた。』とでも言って謝るべきだったのだろうが、当時の彼女(もしかしたら今も)にはそれも難しいことである。これが彼女なりの精一杯の一言だったのだ。もしあなたも、大事な誰かについ『死ね!』と言ってしまった時は、こう付け足してみてはいかがだろうか?