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商品先物講座(毎日の商品先物取引における価格の予測と投資の実際をご披露します。)
masaysanの日記 [全266件]
11月24日号のエコノミストが金の特集を組んでいたので、早速本屋で買って読んでみた。錚々たるメンバーが金価格について述べておられたが、ずいぶん難しい表現でいろいろ述べていらっしゃる割には、核心がつかれていないのに不満を持った。金価格は連日のごとく史上最高値を更新している。もっと上がるのかそれとも、そろそろ天井なのか、なぜこんなに高くなっているのか、その背景には何が起こっているのかという点が読者が知りたいところであろう。各識者は、ファンドが買っているからだ、とか、ドルが安くなっているためだ、米ドルの凋落が原因だ、と述べていらっしゃる。また低金利や金融緩和政策がそもそもドル安を招き、金高となっている、金のファンダメンタルがおかしいわけではないと述べていられる。一人ゴールドマンサックスの方だけが、金の生産量と金価格の関係、及び実質金利の低下がファンドの買い建て玉の増加、つまりバブルを助長するという、かなりユニークな観点から述べていらっしゃった。これはこれで正しいかどうかは別にして金価格上昇の説明にはなっている。 本日も日経新聞やロイター通信社から、なぜ金価格はかくも毎日上がっているのかという素朴なご質問をいただいた。実は、それがよくわからないというのが本音である。先週土曜日も今週金曜日も来週土曜日もその次の金曜日と土曜日も、来年の1月までいずれも金や原油に関するセミナーが目白押しに入っている。私はそこで説明するために、膨大な資料を読み漁って、原因を究明しようとしているが、どうもこれといった決定打に欠けるのが現状だ。今日、日経新聞にお答えしたのは、・・・ 夜中に起きて、金価格が上昇している原因をこのブログにたたきつけたが、全部ここで告白してしまうのは、セミナーにわざわざ来ていただいた方に申し訳ないので、以下10ページにわたる本文を削除させていただいた。悩みに悩んではいるが、私は、なぜ金価格がこれほどまで上昇しているか、なぜドル安になっているのかということに対する私なりの回答は持っている。残念ながらこのブログで独白することはできないので以下割愛する。
何日ぶりかでこれを書きます。毎日書いた反動か、立続くセミナーのレジメに追われてか、他のブログやメルマガと同じことを書くことに対して気が引けたのか、いろいろ言い訳はありますが、とにかくお久しぶりです。 先般ロイター主催の来年の為替相場を占う対談に、小生と三井住友銀行チーフストラテジスト宇野大介氏と、外為どっとコム総研上の主席研究員の三人でお話しました。ここで宇野氏の悲観的な見方に少々驚きと共に共感しました。また、翌日行ったある商品会社の社員セミナーでご質問された方が、ジムロジャースと堀古キャピタルの堀古氏の講演を聴いてきた人がいて、小生の株や米国金融界に対する悲観的な見方が、堀古氏と全く同じであったと自信を強くしたと言われました。そして今日、弊社の役員会で、フィスコの著名なアナリスト氏に米国景気や世界景気の動向を聞いたところ、皆異口同音に、来年は米国株は下がる、ドル安は続く、個人消費の落ち込みはこれからだと述べられました。 どうやら、米国の金融不安に恐れおののいているのは、私だけでなく、少しでも米国の情報を見ていられる方は同様な気分を持っていらっしゃるようです。来年はもっとひどい不況になるということです。ドルは安くなり、円は70円を割り込み、日米の株価は再び底を這うと言う予言です。 当然金や原油価格は高くなると思います。ただし、11月〜12月にかけては、ファンドの決算期や米国企業の決算期を向かえ、米国に向けての海外からのドル送金が多くなるので、一時的にドル高、金安・原油安になり、その下落時点が買い時になるというのが今の小生の気持ちです。当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、久しぶりにここで今後を占いをしてみました。
昨夜はオムニコさん主催のバーチャルトレード、バーチャルCXのトークショーに津賀田真紀子さんと共に出演させていただいた。かわいらしいグラビアアイドル3人と一緒に、トヨタのプリウスが当たるバーチャルトレードの宣伝である。この企画は広告会社が行ったものとばかり思っていたが、オムニコさんご自身の企画運営であるという。社員の方は慣れない裏方に奔走されていたが、八重洲の立派な会場で100人近くの入場者があり、成功の部類であろう。 私は商品先物業界に入ってきて驚いたことがたくさんあるが、ひとつは企業としてマーケッティングしていなかったことだ。一定規模の会社になれば、市場調査やPR活動など、会社の知名度を上げる努力はどこでもやっているものと思っていたが、今回の企画でも社員の方が商品先物取引会社に入社してこんな仕事をするとは思っていなかったとおっしゃっていたことが示すとおり、この業界は自らを売り込む努力を、今になって初めて、やり始めたのではないだろうか。そして、この業界の評判がすこぶる悪いことを実感されているようである。 それでも世の中は徐々に変わりつつある。先日の証券会社で行ったオンライセミナーには原油というだけで数百人が集まっている。株式投資家の中には、レバレッジの効いた商品先物取引をやりたい人たちはたくさんいると思う。しかし商品先物取引会社に電話をしたり、自らアプローチすることはたいへん怖いと思っている人が多いだろう。そう思わせることを商品先物取引会社が行ってきたことも事実である。問題はいかにそれらの潜在的商品先物愛好者を、商品先物会社に引き込むかである。 商品先物取引は、市場で公正な価格を形成するという純粋な役割を担っている。もし日本の商品先物取引が廃れ、中国やインドの後塵を拝するようになれば、日本人は中国やインドあるいはアメリカで決められた価格に従うほかない。日本の企業がその商品を使って何かを作ろうとしても、価格をコントロールできないため、ヘッジもそれらの市場で行わざるを得ない。中国市場なら、中国語で中国人に注文しなくてはならないし、米国市場でヘッジをするということは、為替リスクを抱え、かつ時差を克服する費用がかかる。日本円で、起きている時間帯に、そのルールやプレイヤーの動向が日本語でわかる市場が無くなると、いかに不便になるかは、無くなってみなければわからないだろう。 商品先物取引は怖くないというイメージを作り上げるために、今この業界が必要としているのはこれまでの倍以上のマーケッティング、PR努力であろう。毎日商売が先細り、収入が減少する中で、そうした迂遠と思われる道を歩むのは、たいへん勇気が要る。それは先行投資であり、すぐには収益に結びつかない道である。しかし、企業の発展というのは、ただ環境を愚痴って委縮しているばかりではなく、そうしたイチかバチかの賭けに出る勇気も、時には必要なのではないだろうか。 オムニコさんは、マーケッティングに一歩踏み出した。過去の評価はどうであれ、私はこの会社が脱皮しようと必死に努力していらっしゃる姿を見て、何としてでも応援したくなっている。
昨夜はSBI証券のオンラインセミナーで原油の価格が上がっている理由と今後の見通しを話しました。数百人という大勢の方に聞いていただけました。来週火曜日は夜8時から津賀田さんが金を説明します。 金も原油もファンダメンタル的には何の変化もなく、今年は原油は30万バレルの供給過剰であると、IEA(国際エネルギー機関)もOPEC(石油輸出国機構)も述べています。おもしろいことに、CITI BANKなど金融系のアナリストレポートには、あらゆる情報を原油価格が高くなる要因として結びつけています。今年は厳冬になるとか、OPECの生産が横ばいだとか、これらは事実とは思われません。米国の民間気象予報機関によれば、米国はエルニーニョの影響で今年は暖冬になるとのことです。また、OPECは2月以降9月まで毎月増産しております。その点が昨年と異なるところです。 何も知らない人たちが、こうした金融機関のレポートを読めば、原油は高くなるから買いだと思うのも必定でしょう。情報とは、書き手の意思次第ではデータはいかようにも読めるようになるという見本です。生産過剰でも、原油価格は80ドルを付けて上昇しています。 中国の需要が増えたのかと思ったら、確かに自動車販売好調を受けて例年より増加していますが、IEAは中国のデータには問題があると述べています。民間在庫のデータが揃っておらず、需要量が実需なのか在庫の積み増しなのかがよくわからないとのことです。 中国は未だに統制価格を取っており、こうした海外市場が上がり相場の時は人々は争って石油を買いだめしているようです。2006年から08年までのあの上昇相場の間に、2度しか国内価格は改定されておらず、流通段階で大量の在庫を産んでいたようです。海外が上がっても国内公定価格が安いうちには、政府幹部や金持ちは買い溜めしておけば確実にもうかることになります。中国等社会主義国で価格を計画的に統制しようと意図すればするほど、社会に矛盾が生じ、金持ちはますます金持ちになり、貧乏人との格差が開くという、社会主義の理想に反する局面が現れます。権力を振り回せば回すほど、権力にまつわる腐敗が進むということでしょう。原油の統制価格を変更する責任者のところには、いつ価格をどの程度変えるのかという情報をめぐって賄賂が横行しているようです。
金も原油価格もCRB商品指数も、一言でいえばドル安の影響で上がっていると言えます。何故ドル安なのでしょうか? 1)米国は世界最大の経常赤字国です。経常赤字とは貿易収支とサービスなどの収支及び資金移動の収支の合計が国全体で出超であるということです。家計でたとえれば、収入より支出の方が多いということです。だから絶えずドルを印刷していないと足りなくなってしまいます。幸い、ドルは1971年金本位制から離脱し、印刷したいだけ刷ればいい。しかし、それがドル紙幣の価値をどんどん下げています。 2)双子の赤字と言われるように、米国はもう一つの赤字を抱えています。それは財政赤字。09会計年度(08年10月〜09年9月)に1兆4171億2100万ドル(約128兆9600億円)と過去最大。これが何故ドル安になるかというと、財政赤字を穴埋めするためには、米国政府は借金をせねばなりません。米国政府は米国債を発行するという手段で借金をしますが、日本と違って、米国債の買い手の半分以上は海外からの投資家つまり、中国や日本、サウジアラビア等の産油国政府の買い付けに頼っています。オバマ大統領の主な仕事の一つに、国債を買ってもらうという営業活動があります。おそらく大統領にとって、最も最優先の仕事でしょう。 ところで、米国はサブプライムローン問題をきっかけに、2007年から利下げを10回行い、現在は0〜0.25%という超低金利になっています。米国債の金利もこれに伴って下落しており、海外の投資家にとっては魅力的ではありません。それでも買ってもらうためには、安くなれば良いという手段があります。つまり、ドル安は海外の米国債投資家にとっては、その分だけ安く買えるようになるというメリットになります。既に保有している分については、ドル安は購入済みの資産が目減りするというデメリットになりますが、新たに購入する米国債については安く済むということになります。従って、米国政府としては、新たに国債を買ってもらうために、ドル安を放置せざると得ないという事情があります。 3)米国が低金利なため、ドルを借り入れて高い金利の通貨や資産で運用するというドルキャリートレードが盛んに行われています。その資金は金や原油を買う原資ともなっています。ドルを借りて他の通貨や商品を買う場合にドル売りとなります。それがドル安を招いています。 4)米国政府や米準備制度理事会(FRB)にとっては異常事態の低金利を何とか上げたくて仕方がないところです。金利がゼロだと金融対策を取ろうと思っても手を縛られているようなものです。しかし、景気が低迷している現状では金利を上げたくてもなかなか上げられない状況です。 それでは、米国の景気はどうでしょうか? A)米国の景気は底を打ったとバーナンキ議長は述べていますが、市場は懐疑的です。IMFは米国金融機関がこうむった損失は2.8兆ドルだが、そのうち1.5兆ドルしか未だ処理していないと述べています。つまり半分以上が先送りされたまま、金融機関の今後の決算に反映されるはずです。9月の決算発表が相次いでいます。JPモルガンは35億ドル、ゴールドマンサックスは31億ドルの黒字でしたが、これらの会社は生き残った2つの証券会社であるため、寡占化が進んでいるので黒字だったと思われます。しかCITY Groupの9月期決算は、日本の新聞紙上では黒字と書いてありますが、実質は32億ドルの赤字です。バンクオブアメリカは10億ドルの赤字と発表しています。 B)米国が抱える問題の一つに商業不動産価格の下落があります。第3四半期の全米ショッピングセンターの空室率は前期の10.2%から10.5%に上昇。約17年ぶりの水準に悪化しています。オフィスの空き室率は16.5%と5年ぶり、共同住宅の空き室率は都市部では7.8%と23年ぶりの水準に。ニューヨークのオフィス空き室率は11.6%と前年のほぼ2倍になっています。これが問題となるのは、商業不動産を担保とした銀行融資が焦げ付く恐れがあるからです。全米で1.8兆ドルといわれる商業不動産担保融資のうち、約半分の8700億ドルが中小銀行のものです。2011年までに581行が破綻を余儀なくされると調査会社Foresight Analyticsは予想しています。より厳しい状況が到来すれば破綻数は1000行を超えるとNYタイムス紙は報じています。新たな金融危機が米国を襲いつつあります。 だから、当分米国は金利を上げることは出来ないでしょう。次のFOMC(公開市場委員会)は11月3日ですが、ここでの利上げの見込みは少ないと思います。しかし、恐らくドル安は、米国の輸入物価特に原油価格の値上がりによるガソリン価格の値上がりを創めとして、輸入物価全体が上昇し、インフレになる恐れがあります。恐れがある間は金価格は上がるでしょうが、インフレの気配により手ぐすねを引いていたFRBが利上げをする気配を見せれば、ドルキャリートレードが一気に巻き戻されて、ドル高金安商品安になだれを打つでしょう。 しかし、それまでは商品価格は上昇するでしょう。
土曜日にも会社に出て仕事をしています。えっ当たり前ですか?月に半分くらいはセミナー等で出社しています。そういえば今年の夏休みは1日でした。まっいいか。 今日の仕事は、いかに商品先物取引を優しく説明するかというテーマです。トヨタのプリウスが当たるバーチャルトレードで月曜日に勉強会があるからです。生徒は主催者の小学館の編集者二人とグラビアアイドル三人、それに学生さんが二人だそうです。最初は来週27日に大阪証券取引所主催のSBI証券によるオンラインセミナーの原稿を使う予定でした。しかし、良く考えると、このプロ向けのセミナー資料では、投資経験の浅い方には何が何やらわからないと思ったからです。昨夜は遅くまでかかって80ページに及ぶプロ仕様のセミナー資料を作り上げましたが、今日はそれを素人向けに書き換える作業です。実際問題プロ仕様と称するものでも一般の方にはわかりにくいかもしれないので、もう一度短く書き換えるつもりです。小生はセミナーでも何でも全力投球するタイプなので、肩が懲ります。帰りにマッサージ行こうっと。
何のことはない、一週間書いて一週間休んでしまった。決して休んでいたわけではない。貧乏暇なしで、おそらく商社時代の3倍くらい働いており、収入は半分になっている。それでもようやく12月までの資金繰りはセミナーが立て続けに入ったおかげで、何とかなった。もう銀行に借り入れに行くのは絶対に嫌なので、資金が続かなければ給料を下げようと思っている。商品先物取引業者の経営が悪化したため、顧客が半減し、かつ情報料を出せなくなっている。まあ5年も経てば変わるだろうと思っている。 CITI BANKのAndrew Hallは2007年の年収が2億7千万ドルで、米国政府から彼との契約を継続するなと圧力をかけられ、結局元CITI BANKは結局PHIBRO部門をOccidental Petroleumに売却した。PHIBROといえば、フィリップブラザーズという老舗の非鉄金属トレーダーである。CitiはHall氏に数百億円の年収を払ってもそれ以上の収入があったというからいまだにすごい。 私が入社したころはフィブロは外商といって、マークリッチと並んで大手非鉄金属トレーダーであった。どちらも原油取引から出たらしいが、私のいた商社ではアルミ地金の大口取引先であった。もっとも買う一方で、売る与信は建てられなかった。毎日電話をしてアルミ地金を1000トン単位(30年前の価格で5億円程度)で買っていた。彼らは世界中のアルミ精錬メーカーで置き場現金で地金を買い取る。それを船を仕立てて日本まで持ってくる。当時の私たちはCIF JAPANで買うことしか知らなかった。それですら目新しいことで、年間10万トンほどの国内製錬メーカーの地金を扱うと同時に、数千トンの輸入地金を手当てして、為替予約をして安く仕入れ、アルミ圧延メーカーやサッシメーカーに販売したものだ。 当時1年先物の為替で69円台を採ったことがあるのは、私の一つの自慢である。これ以上の円高予約は日本でもあまりないのではないだろうか。それ以前はもっとおおらかであったようだが、今から思えば当時ですらおおらかだった。わたしは商社時代売上高を気にしたことはない。いつも数千億円、貴金属の場合は数兆円になっていたはずだ。売上高を競争しても意味が無い。利益はいつもチームで10億円が目標であった。チーム員は6人程度である。Phibroという名前を新聞で読み、懐かしく思い出した次第。 |一覧| |
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