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林鳥巣のどっちらけ

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2007年12月15日
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カテゴリ:ドラマ・映画

ハニ・アブ・アサド監督パラダイス・ナウを見る。
明日の見えないフリーター 野郎二匹が過激派に引っ張られ、自爆テロをやらされる羽目になる。
二人の選び取った運命とは、といった筋。


きちんとした国家の徴兵制同様、完全にシステム化された自爆テロ犯養成の仕組み。皆やってるし~ってな空気で「フツー」に唯々諾々と爆弾を腹に抱える二人のフリーター・・・世間様の目もあるしネェ。

日本の特攻と比べて唯一の美点か??と思われる費用対効果はともかくとして、逮捕された実行犯からの情報漏えい防止という目的は、現実には不発による逮捕者が多数イスラエルの監獄に収監されており、有名無実化しているそうな。

要は組織の指導者たちが「ママ、見て!僕まだ勃★起してるよ!!(裸者と裸者風)」と見栄を張りたいがための愚行。

それに振り回されて裏切り者のレッテルを貼られたり、無辜の民を巻き添えにして文字通り玉と散ったりするのだから若者は損だ。

洒落でジハーディストの鉢巻を巻いたりなどしている僕だが、彼等の反米に日本の美だかナンだか、SAMURAIじみたものを勝手に感じて鼻息を荒くするような連中は、正直嫌いである。

魔女狩りのヒステリーは左右を問わない。

頭丸めようが揃いのツナギ着ようが自由だが、小汚い屁理屈こねたりせんと、部屋で平和的に陰茎でもイジっとれば良いと思う。

しかしこの映画、現地ロケであれだけ冷静かつ中立的=過激派にしてみれば批判的な映画を撮影出来た、というだけでも快挙と思う。
コネと賄賂が無いと難しいんではと邪推するが、さて。

なんであれ、予算からすれば桁違いに大規模であろう同時期リリースの映画「イラク -狼の谷-」のようなけばけばしい下品からは、この映画は程遠いものだ。
下らない教条的な反米も此処にはない。

自分探し・身分違いの恋・これは青春映画である。
一時だらっとした時期のある人、今何となくボーッとしてる人、見てみると一層面白いかも。

★★★★☆





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Last updated  2007年12月19日 03時13分27秒
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