林鳥巣のどっちらけ

大晦日につき、大掃除。

やぁ不要品に失せ物、出るわ出るわ。
明日からは店に出ずっぱりなので、今日のうちにすす払いを済ませなければ。

と、学生時代のアルバムに目が止まった。
例によって例のごとく、手を止めて頁をめくりめくり、昔に思いを馳せる。

韓国で恋人と過ごした愉しい季節。
失意の帰国後、先輩と一緒に行った入間の航空祭。

いろんな思い出が波のように押し寄せてきた。

この一年は、こうした人々の思いを省みることのない年だったな、と総括。
しまらないね、どうも。

楽しげな二人の顔が「貴方は今、幸せですか？」と問いかけてくる。
勿論そんなJポップ風の感傷は迷妄以外の何物でもなく、その写真が撮影された当時は、二人ともお互いの幸せと不幸を噛み締めるのに精一杯だったのだが。

だからこれは独り言だ。
「誇りもへったくれもないが、まぁそこそこ楽しいよ」
不本意ながら、学生時代よりずっと楽天家の俺がいる。

ぶれぶれ人間ですね、どうも。

あ・・・写真の日付は気にしないように。
９０年じゃ、俺まだ９歳でしたから。
え？９歳なのにヒゲ達磨だったのかって？
違うってば！！