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まつにっき

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2005年11月18日
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カテゴリ:小説
「皆、来ないね」と私がつぶやいた。

授業が終わった夕方、
キャンパス内のラウンジで授業のグループ発表の
メンバーを私と羽鳥くんで待っていた。

羽鳥くんは中学の時の同級生。
実は、卒業式の日、私に第二ボタンをくれた本人だ。

「あ、あの第二ボタンをくれませんか?」

そのとき、彼は快く学生服の二番目のボタンを引きちぎり、
私に渡してくれた。

緊張していたせいか、小声だったと思う。
そして、もらえたことが嬉しくてお礼もそもままに
走り去ってしまったことを今でも忘れない。

あれから、数年が経ち、大学の授業で再開した。

「初対面の人と、いきなりグループ発表だろ。
そういうのって、苦手なんだよねぇ。
知ってる人がいて良かったよ~」と笑った羽鳥くん。

けれど、私にとってはある意味、バツが悪かった。

「誰も来ないしさぁ、ここの十階に行こうか」と
羽鳥くんが誘ってくれた。


この校舎の十階は大会議室になっている。

といっても、私は行ったことがない。

「何があるのだろう」と不思議に思うも、
私は、彼についていくことにした。


続く・・・





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Last updated  2005年11月19日 23時46分20秒



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