「逃避行」
篠田節子さん
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
家族だけを最優先に生きてきた主婦・妙子。五十歳になった今は、愛犬・ゴールデンレトリバーのポポが頼りだ。そのポポが、不幸な事故で隣家の子供を咬み殺してしまった。夫と娘は世間体を考え、犬を差し出そうとする。妙子はすべてを捨てて逃げた。ポポを守るために…。妙子の行き着く先に待つものは?家族とは、幸せとは何かを問う、感動のロード・ノベル。
篠田節子さんの本なのですが、いつもと感じが違うなぁ。
昨日は、午前中寝て、夕方も寝て睡眠をたっぷりとっていたので
ついつい、読んじまいました。
「逃避行」なんていう題名だから、男と女の逃避行かと思えば
わんこと逃避行。残念ながらペットを我が子のようにかわいがった
ことも飼ったこともないので主人公の気持ちまでになれないけど
理不尽さは、わかる。しかも、ポポくんは、かなりおりこう。
でもなぁ、人生の最後がこんな終わり方なんだったら家族なんて
いらないやって思ってしまう。
やさしいのは、他人の行きずりの人ばかり。
しかし、わんこも自然の中に離してやると、どんどん野生化するのか?