「押入れのちよ」
荻原浩さん
↑文庫 ↑単行本
【内容情報】（「BOOK」データベースより）
失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃３万３千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治３９年生れの１４歳、推定身長１３０ｃｍ後半の、かわいらしい女の子だった（表題作「押入れのちよ」）。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間（と幽霊）の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全９夜からなる傑作短編集。
【目次】（「BOOK」データベースより）
お母さまのロシアのスープ／コール／押入れのちよ／老猫／殺意のレシピ／介護の鬼／予期せぬ訪問者／木下闇／しんちゃんの自転車
荻原さんの本なので、また、笑える楽しい本なのかと思って
読み始めると、いつもとなんか違う。
文章は、暗くないのに内容が暗い。あーこの本って、もしかしたら
ホラーか？と「押入れのちよ」でやっと気付くとこが、とろい。
でも、ホラーばかりでもなかったです。
夫婦で笑いダケ食べる、介護していた寝たきり老人に襲われる、
愛人を殺しちゃったなんていうお話もありました。
ちよちゃんは、かわいそうな生い立ちなのですが、ビーフジャーキーが
大好きという設定です。そこらへんが荻原さんらしい感じがします。
短編なので寝る前の読書にぴったりでした。
本の画像を探してみたら、文庫と単行本でちょっぴり違っていたので
並べてみました。おいらが買ったのは、単行本のほう。
文庫本だとまっすぐに座っているんだぁ～。
