図書館で借りた本です。年末に「ギブ・ミー・ア・チャンス」と一緒に借りました。
11日に結構、読んでいたので、これは、早く読めたかな。漫画とBLにはまらなければ
もっと、早く終わっていたのに…ついつい、よそ見をしてしまう。
「プラージュ」誉田哲也さん
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
あるシェアハウスに住む、厄介者たちの物語。 悪と正義、法と社会、加害者と被害者…。読む者の常識や既成概念を揺るがす、新たなエンターテイメント小説。
たった一度、魔が差した結果、仕事も住む場所も失ったサラリーマンの貴生。やっと見つけたシェアハウス「プラージュ」で、人生やり直す決意をするも、個性豊かな住人の面々に驚かされることばかりの毎日。さらに、一人の女性住人にあることを耳打ちされて…。住人たちのそれぞれの秘密が明かされる時、新たな事件が起きる。
登場人物が交互に語るような感じで物語が進みます。
主に「貴生」くんが語ってくれます。
語る人によって、名前で語る人と苗字で語る人がいて、えーっと、これ、誰?
フルネームで語られる部分がないとつながらない状態に陥ります。
最後にえーそうだったのになってしまって。
あんただったのかい…まぁ、徐々に消去法で考えれば、そうなるんだけど…てな具合。
自分の周りに前科のある人がいません。加害者にも被害者にもなったことないです。
警察にお世話になって拇印を押すのは、交通違反くらいでしょうか。
あー空港でイケナイ雑誌をお土産に持ち帰って拇印を押したわ。
事件にも事故にも巻き込まれず、起こしもせず、過ごせるのは、幸せなのかもしれない。
誉田さんの書く小説、所々に世間への批判が混じっているような気がする。
前回読んだ「幸せの条件」では、東電への批判めいた感じを受けた。
今回は、罪を償った人への冷たい仕打ちを更生へつながるように出来る仕組みを考えないといけないぞ!っていう感じがした。