図書館で借りた本です。
ネット(東洋経済)で何度かお見かけして
読みたくなった人の本です。
「ありのままの私」 安冨 歩
内容紹介(「BOOK」データベースより)
男性のフリはやめました。女性装で話題の東大教授が見つけたのは「自分自身でないもののフリ」をすることは、すべての“暴力の根源”という発見だった!
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 きっかけは/第2章 初めての経験/第3章 メディアを通じて/第4章 無縁の原理/第5章 歪んだ視点/第6章 美しさとは
トランスジェンダーって おっさんになってからでも自覚するものなんだということを
知りました。よくネットとかで読むトランスジェンダーの人の経験談とかだと
物心ついたころからとか思春期のころからとか…若い時から なんか変だなぁ~と
思っていたとか読んでいたので びっくりでした。
もしかしたら 自覚してないだけで 隠れトランスジェンダーっていっぱいいるのかも?
なんていうことも思っちゃいました。
女性用の洋服を着ることで安心感が生まれる。こころが休まる人。
体をとにかく男じゃなくすることでこころが休まる人。
トランスジェンダーでも色々なパターンがあるそうです。
テレビ番組に出演した時のお話も書いてありました。
私は、安冨さんをTVでは、拝見したことがないのですが色んな番組に出演されてました。
一番、ほめていたのは、マツコさんの番組。安冨さんの紹介の仕方、番組の編集の仕方が
安冨さんの思いや伝えたいことをちゃんとしてくれているとのことです。
他の番組では、イロもの扱いだったり、オネエ扱いだったり。
しゃべり方をオネエにしてくれという要求や理不尽なことも言われたり。
編集した結果、順番とか無茶苦茶で伝えたいことがわからない状態だったり。
TV局の社員は、男尊女卑で思いっきり差別発言をしているとか。
そんなおっさんばかりがいたと嘆かれてました。
私は、この頃、バラエティ番組は、ほぼ観ないので現状がわかんないです。
ワイドショーや情報番組は、多少みるのですが その時でさえ えー編集しすぎ!
と思うことは度々です。やり過ぎも度を越えると みっともないなぁ…。
トランスジェンダーという言葉で一括りにしては、いけない。
ましてや 日本語訳の 性同一性障害 という表現もおかしい!と書かれていました。
安冨さんの書かれていることで なるほどと思ったのが
性同一性障害の場合は、病気だから 手術で心と体を一致させてやって戸籍も変更。
それは、そうしてあげれば幸せでしょ?社会的な秩序も保たれるから!
ということで法的にも認められた。でも夫婦別姓や同性婚については、社会的秩序を
乱すから認められない。
あーそうなんだ…20年以上前から夫婦別姓の声があがっていたのに認められないのは
そういうわけなんだ…でした。
男性、女性という区分けを止めちゃえばいいんですよね。
本の表紙がピンク一色なのですが幅広の帯がついている画像を探しました。
えーなんでこんなに高いの?状態です・・・皆さま 図書館でさがしましょう。