貧乏旅人　アジアの星一番が行く　世界への旅

小さな旅に出かけます。久しぶりです。旅に出かけたくてウズウズして
おりました。１ヶ所滞在最大３ヶ月がリミットです。そう言えば、チェンマイに
来たのが、１２月９日、もう２か月半ほど経っています。

今回は、彼の有名なオムコイであります。バンブーハウスへ泊まりに
行くのであります。吉田さんと言う元フリーライターで、作家でもあり、
開高建ノンフィクション大賞最終候補にもなった方であります。

その方とカレン族の奥様が経営している宿であります。

これが、以前から泊まって見たかった、バンブーハウスです。
名前の通り、バンブーで出来ております。








オムコイは、チェンマイの南西１８０キロ位の所にありまして、小型バスが
旧市街の南側、チェンマイ門の所から出ております。








始発は、チァーンプアックバス停らしく、既に、２列空いている座席は
ありません。８時２０分発の定刻には、満席になりました。
そして、このような小さな移動式椅子に座る客もおり、立ち席の客も
通路を埋めております。



オムコイ行きは、８時半と、午後２時の２便だけです。遅れないように
余裕を見て出発し、かなり早くバス停に着きました。






道中は、こんな雑木林の中の道路を走ります。道路は舗装され、
古い小型バスは懸命に走りますが、ガタゴトとは揺れません。
快適に走ります。








３時間半も走った頃、展望が開け、遠くに山が見えて来ました。
アジアの星一番は、どうも旅好きのようで、何時間バスに乗っても
飽きません。

空想に耽ったり、景色を見たり、居眠りしたり、又、空想に耽ったり
本は持参していますが、読む暇はありませぬ。

そうそう、今回は、けい子さんと一緒ですから、尚更楽しいです。
今年行く予定のポルトガル（けい子さんは行って来た）の話しや、
お互いに行った東欧の話し、諸々話しながら行きました。








４時間半弱で、オムコイに到着しました。吉田さんのホームページに
書いてある通りで、何の迷いもなく時間通りに着きました。

午後１時なので、そこで昼食です。肉を焼いています。ここにしました。








ソーセージらしきものです。ニンニクが効いています。
中身は、米かなー？








それに、豚肉です。脂身が多いですが、まぁ美味しいです。
カオニャオも美味しかったです。チェンマイと異なるのは、量が多い。
カオニャオで腹が一杯になりました。








電話をすると、吉田さんがバイクで迎えに来てくれます。
バスの終着駅から、バイクで５分ほどで、バンブーハウスに着きます。
生後３ヶ月の、「りゅうくん」、が出迎えです。








バンブーハウスの入り口です。








ここが、アジアの星一番の布団です。ここは、高度８５０ｍあり、
朝晩は、１２℃位まで下がるようです。しかし、毛布２枚、布団２枚
ありますので、寒さは十分凌げるでしょう。

隣の布団は、けい子さん用です。寒かったら、けい子さんの布団に
潜り込むから、覚悟しておいて、と言っておきました。

本当に潜り込んだかどうかは、想像にお任せ致します。



吉田さんのお話では、前夜１２℃だったとか。
我々が泊まった夜は、１５℃でした。
気温が少し上がったので、寒かったのか、寒くなかったのか・・・。






お茶を飲みながら、暫く休んで、吉田さんの案内で、部落を散歩します。
これが、チップ材を使った、伝統的な家だそうです。

しかし、チップ材も少なくなり、新築の家は、ブロック作りに変わって
いるそうです。木材が少なくなり、ブロック作りの方が安いようなのです。

高床式で、涼しそうですけどね。








川を渡って、棚田の方へ向かいます。もう少し暑くなると、川を
せき止めて、水浴びをしたり水道が来ない時には洗濯をしたり
するそうです。








棚田の傍を歩きます。綺麗に整備されていますね。田植えや、稲刈りの
時の景色が想像されます。そんな時は村人総出で農作業を行うと
聞きました。

手伝いの人はご飯のみ持参、田を持っている人がおかずを作って来る。
作業代は支払われず、収穫が終わった後、作業量に見合った、お米が
支払われるそうです。








棚田が続きます。水牛も放牧されています。以前は、水牛が、働き手で
あったそうですが、今は、耕運機が使われており、食肉用として飼われて
いるそうです。



野焼きが始まっており、山が霞んで見えます。






吉田さんが、丁寧に説明をしてくれますが、吉田さんはチェンマイ地元紙
ちゃ～おにも、連載を書き続けておられるのですね、チェンマイ在住の
方々は、ご存じでしょう。超有名人なのであります。

これが、チークです。クマツヅラ科の落葉樹です。この葉は屋根に、
木は建築材として使われます。６～７年で、建築材に使われるまで
成長するそうです。








グミも成っていました。








カレン族のおばあさんです。籠を背負っていますが、何を採って
来たのでしょうか？








パパイヤも生っています。








ブログの下書きなどをしていたら、夕食になりました。
北タイ料理です。辛い物が多いと聞いていましたが、全く辛くはありません。
これは、日本人好みの味です。

野菜たっぷり、卵豆腐、豚肉入りで美味しいです。








吉田さん、奥様のラーさん、休みで帰って来た、３男の息子さんと
一緒に頂きました。

けい子さんは、缶ビール３本を飲み干しました。いや、コップ一杯だけ
アジアの星一番が貰いましたから、３本じゃーないですね。








夕食後、吉田さんが、星を見に連れて行ってくれました。
星を見るには生憎、満月に近く、明る過ぎます。でも、星に詳しい
けい子さんが、星座や一等星の名前など、教えてくれました。

月明かりで、自分の影が出来る。指で、犬の影絵や、ヤカンの影絵を
作りました。町に住んでいると忘れている光景に感動します。






静かです。虫の声しか聞こえません。