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鴎座俳句会(かもめざ)・俳句入門・俳句初心者歓迎・俳句について話しあいましょう!
千日千句抄 鴎座俳句会 代表 松田ひろむ 鴎座2009年10月号 千日千句抄―松田ひろむ 楽爪 エスカーダその二滴目の標的は 樟若葉次の元号ゆらゆらと 炎天にめそめそとある八重の墓 喫泉の女の時代保安帽 八月の五日楽爪あることも 昼目覚ディノザウルスと賢妻と 夾竹桃現人神がほろほろと 一粒で走れる距離や電波の日 第三のビールの次は愛ですね みなみかぜ軍艦巻の出番です あなたも俳句を始めて見ませんか 思い立ったそのときがチャンスです 初心者から上級者まで対象 ●俳句入門講座 ●添削指導 ●句会指導 ●句集出版ご相談 ●その他俳句全般 俳句は自由で多彩な詩・・・・鴎座俳句会はどなたでも参加できます。
このブログで使用している画像は、私自身が撮影したもの。あるいはフリー素材をその使用条件にあわせて使用しています。 鴎座俳句会・ひろむの日記 [全103件]
「毎日新聞10/8の金子秀敏の「ヤンバはタンバ」だに感心した。 いま話題の「八ツ場ダムの「八ツ場」が、語源的には「谷端」(ヤツバ)で、それは丹波と同じだという。近畿地方ではヤツ(谷)がタニ(谷)となって、谷端がタニバから丹波になったという。なかなか説得力があっておもしろい。 確かに谷状の地形を、関東ではヤツ、近畿ではタニ、長野県など中部地方ではサワ、九州ではサコで、それは大谷、大沢、大迫などという苗字にも現れている。 そこまでは判るが、そうすると関東の谷津、谷戸は苗字になっていないのは、なぜだろうと考えている。どなたかご存知の方がいたら、ご教示いただければ幸い。 俳句でもずいぶん「ダムになっている・ダム底に沈んで」いる句が多い。今後はどうなのだろうか。 (ダムとなる・なった句) ダム底となりし一村懸巣鳴く 有川淳子 ダムになる郵便受けのあかさかな 中島不二男 ダムとなる谷よりの松迎へけり 中戸川朝人 ダムとなる村史ひもとく花明り 宮田富昭 ダムとなる村より神を送り出す 天岡宇津彦 ダム底になるといふ村野菊晴 日比野悟 胡麻叩くダムとなるまで胡麻叩く 大野西湘子 ダム底となる峡村の門火かな 三宅句生 ダムとなる渓の深きに河鹿鳴く 村井光子 ダム底に沈むちちろのこの声も 森田かずを ダム底となる街道の夕焼けたり 冨田みのる 藁焚く火ダムに沈む日重ね見え 八牧美喜子 (その他のダムの句) 稲光刹那刹那にダム見ゆる 寒川逸司 ダム工事半ばの釣瓶落しかな 堀江爽青 大瑠璃や雲より出づるダムの壁 岡田貞峰 新蕎麦や夕照りのダムまなかひに 星野麦丘人 ダムの上灼けて土工の墓二十 西東三鬼 黄蝶ノ危機ノキ・ダム創ル鉄帽ノ黄 八木三日女 山灼けのまま冬籠りダムを護る 毛塚静枝 ダムの上に天日小さき葛の谷 遠藤梧逸 探梅のダムに映りて落ちあふも 亀井糸游 首輪なき犬に冬晴ダム明るし 北野民夫 涸ダムなり朝鴉飛ぶ真つ逆さま 寺田京子 ダムの春水没枯木動かれず 辻田克巳 ダム開くや吹きすさぶ白彼岸花 渋谷道 鷹の眼にダムは腸見せて秋 福永耕二 笹鳴やダム底亀裂もて笑ふ 木下夕爾 ダムに落ちさうな野蒜の畑かな 刈谷桂子 水涸るるダム一村の匂いけり 相川玖美子 ![]() 早い話が:ヤンバはタンバだ=金子秀敏 新聞で八ッ場(やんば)ダムの記事を見るたびに気になってしょうがない。なんで八ッ場がヤンバなんだ。気になる人は多いと見えて、インターネット上では議論がある。 そのひとつが、川魚を取るヤナ(梁)を仕掛けたヤナバが語源だとする地名研究家の説だ。八ッ場は群馬県吾妻郡の小字名である。あたりに八ッ場沢という沢があって吾妻渓谷に注いでいる。たしかに魚が取れそうだ。 だが、ヤナバでは「八ッ場」と書く理由がわからない。「八ン場」の「ン」を「ツ」と書き違えたのだとするが、役人がカタカナを書き違えて変な地名ができたとしたら、地元の人にとっては大事件だ。必ず記録や伝承が残っているはずだ。 ところが、地元の地名伝承は「けものを追い込んで矢を射る矢場があった」「狩りのために八つの落とし穴があった場所」だという。ということは、昔は「ヤバ」か「ヤツバ」と発音していた。ヤナではなさそうだ。 アイヌ語地名の研究家、山田秀三氏は「関東地名物語」(草風館)で、関東地方のヤト(谷戸)、ヤツ(谷津)、ヤチ(谷内)などの地名を調べている。結論から言うと、ヤトもヤツも谷状の地形、あるいは歩くとじくじく水のしみ出るような山間部の湿地のことだ。 広辞苑などはアイヌ語説をあげているが、山田氏は古い東国方言だとする。古くは奈良時代の「常陸国(ひたちのくに)風土記」にヤトが出てくる。谷の芦原(あしはら)を切り開いて田を作ったところ「夜刀(やと)の神」が群れ集まって妨害した。俗にヤトの神というのは蛇のことだ−−。 平地に水田を作る以前、古代人は蛇におびえながら谷間の湿地に稲を植えた。そんな場所がヤト、ヤツ、ヤチだ。山田氏の調査では、群馬県はヤツの地名が多い。だとすると、ヤンバの語源はヤッパ(谷津端)ではないか。パは「原っぱ」の「ぱ」だ。小さい湿地か小さい谷間。八ッ場沢の水源だったかもしれない。 関東のヤツを関西ではタニ(谷)という。タンバ(丹波)という地名はタニハ(谷端)からきたという。ヤッパがヤンバに変化して不思議はない。 山田氏の本には明治37年刊の「茨城県方言集覧」が引用されている。「やち 沮洳(しょじょ)ノ地(湿地)ナリ。やちっぼ、やちっべ 同上」とある。これだ。「八ッ場」は「ヤチッボ」の仲間だ。恐ろしい夜刀の神の住む地だ。ダムを作ればたたりがあるかもしれない。(専門編集委員) 毎日新聞 2009年10月8日 東京夕刊
![]() 2009年10月3日、三浦博之撮影 「女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン シングルス決勝。ロシアのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)は、大会第7シードのエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic、セルビア)と対戦。シャラポワは第1セット途中(5-2)にヤンコビッチが棄権したため、2005年に続き2度目の大会優勝を果たした。」 「9月28日のシングルス初戦。シャラポワは、まだ右肩の状態を気遣っていた。肩が温まるまでは無理をせず、第1セットを落としたが、第2セット以降は見違えるように強打を連発。相手に近づき、踏み込みながら高い打点でボールをたたきつける「ドライブボレー」を放っては、雄たけびを上げた。6日連続の試合で計14セットを戦い抜き、肩への不安は消え去った。」(「毎日新聞」抜粋)とあるように、雄たけびで有名です。 しかし私はこれにひっかかります。 「広辞苑」で「雄たけび」は お‐たけび【男建・雄誥・雄叫び】ヲ‥ 1、雄々しくふるまうこと。神代紀上「稜威いつの―奮はし」 2、いさましく叫ぶこと。また、その叫び声。 とあり、「雄々しく」も「いさましく」も、どう考えても男性ですよ。 女性のシャラポワなら「雌たけび」(造語?)ではないでしょうか。 もっとも最近では男性が「女々しく」、女性が「雄々しい」時代なのだろうか。 拙句 菜の花が好きシャラポワも好きだけど 松田ひろむ
飯島晴子の句に「春深くエゴン・シーレの男女かな」(『寒晴』)がある。 エゴン・シーレといえば、独特の裸像が印象的で、男女のからみも多い。したがってこの句は付き過ぎで、飯島晴子にしてはいささかの不満があった。 そんなときふと「白鳥の嗚咽の長さエゴン・シーレ」という句が浮んだ。 ![]() 絵画の俳句は多い。しかしそれらは「ゴッホ」といえば黄、ひまわり、耳など常識的なものが多い。 絵画や画家を俳句にする場合は、それ自体を書けばどうしても、説明になるし、イメージが広がらない。晴子のエゴン・シーレも「男女」が弱い。 画家の俳句には、その画家からくるイメージに、別のイメージを足すべきではないだろうかと思っている。
「黒部川」を発行している富山県の松田郷人さんから、太穂先生の鑑賞文が送れられてきた。貴重な資料と思われるので、ここに掲載してメモリアルとしておく。 吹雪く夜のおと円空にまぎれなし 郷人 飛騨の名刹、袈裟山千光寺での一連のなかの一句。ここは円空が長く滞在して多くの仏像作品を残したところで、郷人さんも「円空にひかれての旅」などの文章で詳しくふれられている。画家郷人はそこの宿坊で幾夜かを重ねたのであろうが、吹雪く夜の臥床にふときく音に、まざと遠い日の円空を感じとっているのである。 円空の雪崩の音す立木仏 抱き合いて雲と燃ゆれば秘仏とす などの句は、その素朴でたくましい円空仏、円空の生き方への心の傾斜がきびしく作品に刻まれている。 私も千光寺へは大分前に訪れてはいるが、宗教にあまりかかわりがない故か、一向に作品にめぐまれず、山を辞した日のことを思い出している。 画家と言うのは別の眼と耳を持っているのであろう。(古沢太穂) 『郷人俳句百家選』(松田郷人)富山県人社 (A5 )1986年10月
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第10回の現代俳句協会年度賞は村田まさる(セザンヌの色)・東金夢明(窯変)に決定した。 「鴎座」からも多数応募したものの残念な結果になった。 ![]() 窯変といえば備前焼が有名だが、焼物はすべて窯変の産物。俳句も窯変のもの。 画像はkousendoから拝借 受賞作より各10句を紹介しておこう セザンヌの夢 村田まさる 草萌や生命線の果てに海 セザンヌの色になりたい春の水 残花残照さすらう雲がかたち変え 蛍火に逢いし一夜の不整脈 苺摘む邪馬台国に深入りし 面影の一つ重なる沙羅の花 すりあしでゆけば綿虫出てきそう 余命とは林檎の円い線である 十字架をイエスと分かつ寒鴉 白鳥のふわりと泛ぶ化粧室 窯変 東金夢明 どこまでが花どこからが花の闇 茎立ちの一男一女ありにけり 奈落から蠅捕蜘蛛を連れてきた 花冷えの関東平野あっ深爪 打つたびに鉄美しき十二月 炎昼の兄の背中に展翅台 黄昏の油地獄のかきつばた 芒原人差指は人を刺し 喉元は絶対見せぬ熟柘榴 窯変の始まっている冬の雷
![]() 橋本夢道の句集「母郷」が出版された。徳島県立文学書道館の「ことのは文庫」の一冊。 コンパクトな文庫がうれしい。 橋本夢道さんの娘さんの星子さんとつれあいの恭一さんからお贈りいただいたもの。 定価420円(税込) 「母郷」の名はいうまでもなく、夢道の晩年の代表作「母の渦子の渦鳴門故郷の渦」から取られている。 徳島文学書道館 |一覧| |
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