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艦長セリオのアニゲーブログ

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2006.12.15
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テーマ:アニメ!!(3876)

夜明け前より瑠璃色な
第11話「お姫様とその手を重ね」

「キャベツ」に「顔面崩壊」と話題に事欠かなかった本作もいよいよクライマックス。スフィア王国内における和平派と反地球強行派の政治劇、国益を守るために苦渋の選択を迫られるライオネス、迎撃される達哉達、ユルゲンの見事な悪役っぷり、カレンと達哉の格闘劇にミアの啖呵、為すすべも無く一触即発の状態に突入する地球と月王国…と見所盛りだくさんの回だった。相変わらず、終盤のBGMによる盛り上げ方が上手く、視聴者の気分を高揚させた状態で次回へ繋ぐ演出が憎いほどキレイに決まっていた。

哨戒機による警告を無視し、機体の性能に物を言わせてぶっちぎるカレン。特別仕様の戦闘機を所有出来るなんて、駐在武官ってのはかなり優遇されてるんだなぁ。戦闘機内の会話が無線を通した様な音声になっているのには感心した。街頭モニターで流れているニュースの音声がやまびこの様に反響していたり、哨戒機からの警告にノイズが入っていたり、今回のスタッフは「音」に拘っているなぁ。あ、宇宙で爆発音やエンジン音がする訳ないだろ、ってツッコミは演出上の都合ということでスルーしてあげましょう。(フィーナが、ミサイルの爆発音で外の異常に気づいたりしてるけどそれも許してあげましょうw)

ユルゲンがちゃんと頭の良い悪役で感心した。撃墜案を却下されてすぐに次善の策を出してくる辺り(しかも建前上カレンの名誉を守りつつも国益に適う案となっている)相当頭が切れる男だ。ただの馬鹿な人種差別主義者や貴族のボンボンでは無く、大きな野望を抱く一政治家という描き方をされているのは実にカッコイイ。また、現実では当たり前なんだけど、王国内の意思が一枚岩でないのが良かった。その上で反地球派の勢力が強く、和平派議員は強硬に主張できていない、という描写がきちんとされているのは評価に値する。

「反逆者の乗った戦闘機が、領空侵犯した上に警告も威嚇射撃も無視して強硬突入してくるけど、地球人が乗ってるから撃墜したら外交問題になるんじゃないか」っていう台詞がいかにも日本政府(の一部議員と一部マスコミ)っぽくて笑った。北朝鮮のスパイ船をいつまでも「不審船」と呼び続けたり、攻撃してきたから撃沈したら大問題にしてみたり、圧力をかけて調査をさせなかったり…ほら、そっくり(笑)。

何とかドックに侵入出来たカレン達。「月も敵ばかりではない」って言うから和平派に根回し済みなのかと思ったら、ミアかよ!まぁ、ドックを破壊して強硬突入しようとしてたことからも考えると、単にミアの独断専行をカレンが知らなかっただけ、と考えられるが。

スフィア王国式中国拳法(笑)で兵士達を倒してゆくカレン。しかしスフィア王国では銃が配備されていないのか。軍人が電磁警棒で武装しているのは何か変な気がする。月では銃を無効化する技術が確立していて、そもそも弾丸を用いた武器の思想が廃れたのかな(流れ弾で外壁が破損したら一大事だしね)。まあ、達哉の剣道経験が殺陣に生かせたし、演出としては良かったと思うけど。あ、でも国を挙げて剣道が盛んな様だし、おかしくはないのか。フィーナの主武装も長剣だったし(笑)。

カレンと達哉に投降する様フィーナの名で呼びかけてくれ、というユルゲン。ミアの恩赦をちらつかせることも忘れずに、戸惑うフィーナに畳みかける。うーむ、ゾクゾクする程ナイスな悪役だぜ。この後に及んで迷い続けるフィーナを一喝するミア。「いい加減になさいませ!姫様!」という台詞はインパクトがあったなぁ。涙をこぼしながらフィーナを叱咤するミアの姿には素直に感動した。

決意を新たに立ち上がるフィーナ。そしてこういう時には心強いぜ、高野先生!月と地球が大艦隊を出撃させる中、壮大なBGMをバックに、手を取り合った達哉とフィーナは扉の前に立つ。果たして二人は事態を収拾し結ばれることが出来るのか…。

予告がドキドキだったので、来週が待ち遠しい艦長セリオでした。


▼PS2版夜明け前より瑠璃色な初回限定版・通常版
(初回限定特典:ドラマCD、未公開イラスト+設定資料集、2007年台座付きクリスタルカレンダー【←コレの出来がかなり良いです!】)


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▼OP/大藤史 ED/生天目仁美

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Last updated  2006.12.15 05:47:16
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