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艦長セリオのアニゲーブログ

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艦長セリオ

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2007.01.07
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テーマ:アニメ!!(3876)
カテゴリ:アニメ

SaintOctober
第1話「ロリ誕生!少女が超ゴスロリに!」

2007年アニメ第一弾!ということで観てみたのだが…。公式ページを観て一番期待していた作品だけにその稚拙な作りにがっかりしてしまった。サブタイトルからも分かる通り”大きいお友達”を対象にした作品であるとは思うのだが、人名紹介のテロップにひら仮名のルビが振ってあったり(カタカナにまで振ってあるので、故意にやってるとしか思えない)、主人公の精神年齢がえらく幼かったり、西洋風の街で繰り広げられる仮面男との追いかけっこだとか、そもそも「美少女探偵団」というキャッチフレーズからして何だか一昔前のアニメという感が拭えない。

端的に言うと、なかよし・りぼん系変身ヒロイン物の「怪盗セイントテール」「神風怪盗ジャンヌ」「姫ちゃんのリボン」の劣化版。これは日曜朝とか夕方五時にやる幼児向けアニメだと思うのだが、何故か深夜枠。うーん、「リリカルなのは」のヒットを勘違いしちゃったかな、KONAMIさん?「ネギま」人気に便乗しようとして「極上生徒会」作ったりしてるしなぁ(まぁ、「極上」はそれなりに面白かったけど)。

西洋風の建物が立ち並ぶ架空の街を舞台に、探偵社で働く少女「葉山小十乃」と「白藤菜月」がタロットカードで変身する敵を相手にドタバタする話。作画が非常に微妙(というか色数が少ないからか?)であるものの、カット割や演出自体は中々とんがった所が見られるので、やはり狙って子供向け風のアニメを作っている、と見てよかろう。冒頭とラストに、バカっぽいニュース番組を入れてその回の「敵」を視聴者に印象づけたり、主人公二人が頬を寄せ合ってくっついてるアップを多用したり、人物紹介で画面を縮小拡大したり、漫画のコマ割り風に演出してみたり、OP曲の歌詞を映像に合わせた形で動かしてみたり。最近のアニメは歌詞が画面に出ることがあまり無いので、こういう料理の仕方は中々斬新だった。

小十乃と菜月が操る飛行メカのアクションは中々良かった。スチームパンクっぽいデザインも去ることながら、挙動を制御するのに羽を開いたり畳んだりするのがいちいち細かくてカッコイイ。うーんコレ、変身要素なんか排除して純粋に飛行メカを駆使して戦うフライトアクション物にした方が面白かったんじゃ…。PS2の「スカイガンナー」みたいな感じで。

ストーリーと構成自体はあまりに稚拙。タロットによる変身能力を持つ男の子を探し、手当たり次第に少年を攫いまくるタキシード仮面(笑)。小十乃が満月の晩に出会った少年も攫われてしまう。慌てて追跡するが、敵の精神攻撃(結構えげつない)で挫けそうになる所を少年の力で変身発動。敵を撃退する、という話。一話目なので単純なのは悪くないが、絵柄と演出がどうにも子供向け。

ただ、変身シーンは中々変わっている。空中に浮いた月のような球体を剣で突き刺すと、下にいる小十乃に血液の様な汚泥が流れ落ちる。次第に勢いは強くなり、小十乃が黒い液体に飲み込まれると変身完了。何というか、こんなグロテスクな変身シーン見たこと無い!(笑)。変わった変身シーンというと、触手にイかされて変身する「Aika」なんてのがあるけど、こっちは別の意味で度肝を抜かれた(笑)。

ゴスロリな見掛けはともかく、少女達の描き方があまりに淡々としていてキャラクターとしての「萌え」要素を意図的に排除しようとしているように見えるのが勿体無い。もう開き直って「月詠」レベルまで突き抜けてしまえばいいのに、と思う。大企業の取締役や部長クラスのビジネスマン達が、タロットカードの力でコスプレ服に変身して大真面目に野望を語っているのが笑えるので、とりあえず次回までは観てみようかと思う艦長セリオでした。

(しかし今更カードゲームで儲ける気なのか、KONAMI…)






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Last updated  2007.01.07 13:32:41
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