艦長セリオのアニゲーブログ

がくえんゆーとぴあ　まなびストレート
第8話「たたかえ聖桜生徒会！」

今回は、学園吸収合併に伴う文化祭中止決定を覆すためにまなび達が奮闘する話。前回の溜めを一気に解放して大逆転！な話になるのかと思っていたが、ことはそう簡単には運ばず、窮地に追い込まれた所で愛光側から一発逆転のチャンスを与えられるという内容だった。良くも悪くも無気力で体制に立ち向かうことが出来ない現代人をリアルに表現していたのには感心した。まあ、情熱と理想だけでは世の中上手くいかないんだよ、ということだろうか。勇ましいタイトルの割りにそれ程盛り上がる内容では無かったのがちと残念。次回こそは聖桜生徒会の逆転劇が見られることに期待。あと、そろそろ桃が動きだしてくれそうなのも楽しみだ。

裏切り者・しもじーの処刑に向かう生徒会一行（笑）。前進する五人が少しずつずれて行くカメラワーク、車や戦車ではよくある演出でカッコイイ（BLUE　SEEDとかエヴァとか）んだけど、人間バージョンは初めて見た。しかしいきなりドロップキックはひどすぎるよ、まなび！

自らの力量不足を恥じ、まなび達に謝る理事長。自分もかつては聖桜の生徒会長だった、というのは切なかった。断固体制側と戦う決意を昔の大学闘争風にぶちあげるまなび。角材とヘルメットとその演説はヤバイって！卍マークとか危険危険！火炎瓶かと思わせておいて、それを一気飲みしたので爆笑してしまった。芽生の爆裂ツッコミもナイスだった。

署名運動をしよう、と現実的な提案をする芽生。ううむ、やっぱり芽生なくして聖桜生徒会の存続はありえないな。これが大きなうねりとなって学園を包み、最後はまっすぐゴー！で大団円かと思ったが、そう上手くはいかなかった。熱狂は一過性のもので、やっぱり生徒達は無気力なまま。というよりも、街に繰り出せばより面白いイベントが目白押しだから無理に文化祭をやる必要はない、というのが彼女たちのスタンスだったのだ。桃だけはそれを敏感に感じ取っていたので、そろそろ何かやってくれそうだ。だが、問題は生徒達の内面、意識改革である。これは難問ですぞ。

思わぬ方法で宣戦布告してくる愛光学園理事長・綾子。てっきり「兄の恋人」というのはまなびの勘違いだと思っていたよ。あと、何か下心があって近づいてきたのかと思っていたので、まなび兄にデレデレの綾子さんが微笑ましかった。上手いこと八歳も年下のツバメを捕まえましたな。

理事長室で綾子と対決するまなび。とりあえず大人の貫禄を見せつけられてまなびは惨敗。もう手も足も出なかった。まあ「最後のチャンス」を引き出せたので御の字か。しかし前回悲壮な決意をした多佳子は、一体今まで何をやっていたんだ！自分の不利益を分かっていながら理事長との決別をしたのは凄いと思うけどさ。綾子さんの「食べちゃいたいっス」に陥落（笑）。うわ、年上のお姉さまに食べられてぇー！（下品）

多佳子の前で理事長から女の顔に戻る綾子さん。ホントらぶらぶなんだなぁ。多佳子の「ツッこんでいいのかしら」というモノローグには噴き出してしまった。

綾子に突きつけられた条件は、全生徒の70％の署名を集めること。「出来る出来ないじゃない、やるしかない」と前へ踏み出すまなび達。スローモーションの演出が、最後の戦いへと赴く兵士達みたいで実に格好良かった。映画パトレイバー2のクライマックスみたいな。王道とはいえ、「学園祭復活署名決裁日まで」「あと168時間」というタイムリミット表示は燃える。さあ、いよいよ盛り上がって来ましたよー。

綾子とまなび兄のラブラブっぷりを見て、凄く恋がしたくなった艦長セリオでした。

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