JOE流儀 14
勝負服「Colours」今回は騎手がレースで着ている色鮮やかな勝負服をご紹介します。アメリカの勝負服ルーム。勝負服は大きく分けると、馬主と騎手の所有に分かれます。日本のJRA、ヨーロッパ、オーストラリア、シンガポール、アメリカだと馬主の勝負服を着ます。有名な勝負服だと、社台グループの黄色と黒のストライプ、ゴドルフィンのローヤルブルーですね。日本の地方競馬、韓国だと騎手が自分の勝負服を持っていて、内田利雄さんはミスターピンクといわれるほどに、ピンクに白星の勝負服は、アジアの競馬関係者に知られています。生地やデザインは、日本と海外では規定の関係で少し違います。日本はエアロフォームと呼ばれる、肌にぴたっとフィットして空気抵抗をなくす勝負服をよく見ますね。下の表から使える13色を組み合わせます。オーストラリアではポリエステルの生地が主流です。日本の服色以外にもロゴなどが使えて、ベンツのマークやハッピーマークが入ったものがあって見ていて楽しいです。以前、落語家のざこばさんの馬に騎乗させてもらったときは、家紋がフロントに入っていましたね。ちなみに一番上の写真は、今回韓国で騎乗するためのマイ勝負服です。水色、ダークブルー袖白三本輪見習い時代に沢山勝たせてもらったベネッツグリーン号の勝負服。思い出が沢山詰まっています。次回の「JOEの流儀」は、レースで使う鐙(Irons)です。