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カテゴリ:航空
国内航空3位のスカイマークは21日、日本航空と提携交渉を始めたことを正式に表明した。欧州エアバスとの違約金問題などで経営不振が続くスカイマークは曲折を経て国内大手に助けを求める。月内にも合意する見通しで、羽田発着全便の共同運航を「来年2月から始めたい」(西久保慎一社長)考え。両社の提携を認めるか、国土交通省の判断がスカイマークの今後を握ることになる。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21HWZ_R21C14A1EA2000/ (H26.11.21 日本経済新聞) 前回、8月に同紙が「エアアジアとの提携を検討」の報道があった際、スカイマークは全面否定していたが、今回はJALとの提携に向けた交渉を行っていることは認めていることからして、今回の情報は確度は高いものと思われる。 ただ、JALはスカイマークに直接出資せず、羽田発着路線の共同運航としている。 JALは公的資金による経営再建を受けたため、2016年までは新規投資や買収に制限がある。 スカイマークとしては、独自経営が維持できる点がポイントである。 ただ、、羽田発着枠の共同運航には国交省の認可が必要だが、公的資金で再建したJALに共同運航を認めることには慎重なようで、同省としては、ANAも共同運航に加えるか、できるなら、ANA単独支援を求める方針だ。 ただ、ANAはすでにソラシドエアやAIR DO,スターフライヤー、アイベックス等を傘下に納めている。スカイマークまでANA傘下に入ることになれば、ANAによる寡占体制が強まることになる。 そのあたりを国がどう判断するかということであろう。 いずれにしても、新興航空会社は、結局、JAL/ANA2つのグループのいずれかに収斂されることになる。 最近できたLCCも、春秋航空日本を除けば、いずれも大手2社の資本系列にある。 来年からは、エアアジアジャパンが復活するが、それにしても、日本においては、大手2社以外にまともに航空会社が成り立たないというのは、余りにも情けない話ではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.22 20:17:02
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