かんじ親爺のＦＦ日記

朝７時頃、目的のX川車止めに到着。

雨の降る中の釣り支度ですが、その前にナラタケの生えていた倒木を見に行きました。

ナラタケはまったく生えていなかったけれど、サケツバタケが生えていました。

仕度を終えいよいよ入渓。脇にはニセアシベニイグチ（毒）や小さなキノコが沢山出ていました。数日の雨と気温の低下で色んなキノコが発生したようです。

先行をMARUさんに任せて、私は渓沿いにキノコ探し。

シロヌメリイグチ（食）がポッチラポッチラ見つかります。（老菌の画像です）若いキノコだけ頂いてきました。



このキノコはヌメリが強く、お手手がベトベトになってしまいます。（籠が無いのでコンビニ袋に入れました）

ジゴボウ（ハナイグチ）も申し訳なさそうにチラホラ出ていました。（吉祥寺の飲み屋さんでは幻のキノコとお品書きに書いてあり結構なお値段です）


草叢になった作業道にはオシロイシメジ（食？毒）が沢山発生していました。



一本の立ち木周りに輪菌を描いた群落は見事でした。



図鑑によっては注意とか毒と書いてあります。（一部のキノコ屋さんでは店頭に並んでます）君子危うきにナントカです、私は採りません。

釣りはMARUさんに任せて、草叢になった作業道をチョット進むと急斜面の上方になにやらオレンジ色した中型のキノコが見えました。

リュック、ロッドを置いて急斜面を登って見るとチチタケでした。（虫食いの老菌）


MARUさんと合流して堰堤上の淵へ、いつもは澄んでいて大きな岩魚が見えるのですがこの日は濁っていて何も見えなかった。

そんな淵の先端に威張っているようにヤマイグチ（食）が１本立っていました。



前回MARUさんと来た時に、蛾の大乱舞に遭った付近ではハツタケ（食）が数十本。



ここの渓でのハツタケは初めてです。　雨に叩かれたのかチョット青みがかっていました。

廃道に上がって、昼飯。

この付近で標高２０００ｍ近く、きっとF山でも色んなキノコが発生しているのだろうな、なんて思いながらお握りを頬張っていました。（イワナ釣りにきたのにな）

さて、お腹を満たし再出発。

今度は交互にやらせてもらい、以前大きいのを逃がしたポイントにフライを入れたけれど出てきたのはチビイワナでした。

渓の上にいたMARUさんの声で見上げると、なにやら大きなキノコを持っている。

「クサハツで毒だよ～」と声をかけると「直ぐに来て見て～」と合図。

行って見ると朽ちかけた倒木にヌメリスギタケの群生、２株ありました。しかも食べ頃です。



このキノコはナメコよりも旨いと言われています。

この渓はヌメリスギタケモドキ（画像のヌメリスギタケではありません）の多い渓ですが、時期が合わなかったせいか、古びた小さいのしかありませんでした。

帰りは腐ったウスヒラタケの軍団や訳のわからないキノコばっかりでハナビラタケや
チョレイマイタケはすでに終わってしまったのか見つかりませんでした。

時間が少し余ったので登山道のPまで行き、そこから二人で下りながらキノコ探し。

MARUさんがソフトボールくらいのオニフスベを見つけました。

ヤマイグチ、ハナイグチ（ジゴボウ）、アメリカウラベニイロガワリ、アンズタケ、カワリハツなどを採取して来ました。

おなじみのベニテングタケ（毒）ですが、チョット色が薄いですね。


盛期だったらモットモット色んなキノコが見られたのにね。

車で林道を走っていると、なにやらキノコが目に付きました。

触った感じがアンパン、チョット割って見たら、中は真っ白くハンペンみたいでした。

どうやらカンバタケ（不食）のようです。

さて、そんな訳でシーズン最後のイワナ釣りがキノコ狩りになってしまいました。

９月からいよいよF山のキノコシーズンに入ります。

暫くはフジの病のオカアチャンのお供になります。

それでは。
「きのこ狩　関東周辺」　更新しました。
渓で良く見かける　（ヌメリスギタケとヌメリスギタケモドキ）　です。
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