強きは水の力成り！

人が育っていく過程にはそれぞれ違った土壌があって、即応した結果が見ィ出ないだけに、その好機を見つけ出し認識をできることは、最高にすばらしい体験になります。

幅がある世代でかけ離れた仲間同士が集まっていると、ある面無関心な風体ができて、お互いに距離感をおいてしまい、親密な交流ができない時が往々にしてあります。

一歩も二歩も距離を置いて交流がされていますと、真実の人柄が解らなく、とかく人様からの風評をもって判断をしてしまいがちになり、時には大きな間違いをしてしまうことが、間々ありがちです。

先日にあった台湾と韓国のお仲間が大勢お出で頂いた時に感じたことですが、今まで経験をされていない若い方が一切の担当をしてくれて、最初の準備からの役割を担当して頂きました。

未体験の方が担当する役割が決まったときには、誰が見ても不安があったのですが、終わってみれば滞りなく日程を進めてくれて、全ての予定されていた行事を無事に終えることができたのです。

若い方々が始めての経験をどのように捗らせて、運営をしてくれるか興味をもって俯瞰していたのですが、驚くほどに完璧に進めてくれて、多少あったトラブルにも即応をして、難なく処理をしてくれました。

案ずるは産むが易しで、担当をされた若い方々が大いに自信をもたれたことでしょうし、今後への大きな励みになり自身の財産として蓄えることができたことでしょう。

昨日のことですが、素直な気持ちをメールにして慰労と感謝の言葉を伝えたのですが、こうして評価をしてくれることに有難く感謝をしている旨の、とても素直な感激振りを返信してくれたのです。

メールの中にある文章には、にくいほど冷静になって周囲を観察していて、こちらも驚くほど的確な状況の把握が書かれていたことがありまして、少々見当違いをして後輩を見誤って観ている自身に気がつきました。

少し反省をしながら、人を観る目がない自身を情けなく思ってし、反省もしてしまったのですが、若い方ほど冷静になって観察できる、純粋な千里眼があることを教えられてしまいました。

今回にされた大きな行事に関しての尽力も評価ができるのですが、活動を通して周りの状況を詳細に把握をして、冷静になって判断をできた能力が素晴らしく、状況判断に長けた後輩が羨ましく思えるのです。

何事でも無難にことを済ませるために、その時々の場合によって経験豊かな方を選抜してお願いをしがちなのですが、行事的には恙無く済ませても、後継を委ねる若い方の活躍の場が制限されてしまいます。

不安感があっても、未知数の若い方が率先して、配慮できる環境を構築する心掛けさえしてあげれば、立派に取り組んでもらえることを知り、既存では考えが及ばない発想をもって、堂々と斬新な運営をされたことには大きな喝采をしたいものです。

こうして経験と言う大きな財産を手にした方々が、着眼や発想も新しくして、時代に沿った活躍をしてくれるでしょうし、先輩を立ててくれる配慮があるならば、先達からのアドバイスを真摯に参考にし、更なる改善や進歩が力強く期待されてくるのでした。

適時に後輩の功績に感謝と慰労を伝える役目になってしまい、少々寂しい思いもあるのですが、立派に事業後継ができた喜びが大きく、今後は高見をする楽しみができた安堵感を満喫しています。