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関西ＯＮＬＹ中学入試って？

[中学受験の攻略] カテゴリの記事

全94件 (94件中 1-50件目)

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小学校の宿題について

受験学年でない場合は、できるだけ７月中に済ませることができるものはすべて終わるように計画しましょう。どうしても、できる期間の決まっているものだけを、８月に持ち越すように。受験学年の場合は、（暴論かもしれませんが）すべてを７月中に済ませること。中身がどうであれ、とにかく７月中に仕上げること。（小学校の先生から苦情が来そうですが）万一、８月になってしまったら、周りの人の協力が不可欠です。お分かりいただけますね。周りの人の、あくまでも協力ですからね。（きちんと裏読みはしてください）一つの目標に向かって、全力で頑張ることが悪いのでしょうか。その目標に直接関係のないことを切り捨てることがそんなに悪いのでしょうか。中学入試だけが悪いこととされているのです。スポーツや音楽や芸能関係の場合、小学校を休んでも、誰からも何も言われません。それは、一つの目標に向かって、一生懸命に頑張っているからなのです。勉強だけが、どうして悪く言われるのでしょうか。小学校での勉強とは違った中学入試のための勉強が必要だから、子どもたちは頑張っているのに。おまけですが、夏休み中のプールも、受験学年の場合は避けてください。保護者が考えている以上に、子どもたちの体力を奪い取ってしまいますから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2006.07.20

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夏期講習の宿題について

苦手な分野の分析がまだできていない場合は、とりあえず夏期講習の宿題を残さずすべてこなしてください。（すべてこなすというのは、一度問題を解くという意味ではもちろん　ありません。自分の力だけで、すべての問題を解けるように、　何度も何度もチャレンジするという意味です。）夏期講習で学習する内容は、原則として今までの復習です。今までの学習内容の中で、特に大切な単元を網羅する形になっているのが、普通です。問題に数多く当たっているうちに、その単元をマスターできますから。ただし、すでに苦手分野の分析が終わっている場合、苦手分野の克服のための時間は必ず確保してください。その上で、夏期講習の宿題をこなすようにしてください。最初に書いたように、夏期講習はどうしても総花的な内容になってしまいます。分析が終わっていない人にとっては、とてもいい内容なのですが、すでに分析が終わっているいる人にとっては、重点をおきたい内容ばかりではないということです。塾のテキストが一律なところが多いのが現状です。塾生一人ひとりに合わせた教材が準備されているわけではないのです。塾によっては、夏期講習の成績で９月からのクラス替えを実施されるところもあります。今頑張っているのは、塾でのクラスを挙げることが目的ではありません。来春の入試で笑顔になるためです。そのために、貴重な夏休みの使い方を間違えてはいけません。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2006.07.19

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夏休みに体調が崩れたら・・・

もうすぐ夏休みです。受験学年はもちろん、他の学年でも夏休みに入ると同時に、塾の夏期講習が始まります。途中で、体調が崩れたときの考え方をご説明します。まず、受験学年でない場合、風邪などで、体調が崩れたときは、夏期講習はあっさり休ませてください。普段の授業も同様です。お子さんが通っておられる塾が大手でなければ、休む旨を電話で伝えるときに、補習はしてもらえるかを確かめてください。その塾と、中学受験まで安心して預けることができるかどうかの判断材料になります。大手であれば、受験学年以外からの電話連絡は意外なほどにあっさりしています。その点では、あまり過度の期待はしないでください。こうする理由は、夏休みが大変だというへんな先入観を持たせないためです。中学入試まで、まだ１年以上あるのです。最後は体力勝負になることもあるのです。次に、受験学年の場合、体調が崩れてしまうまで待ってはいけません。体調がすぐれないという段階で、一日休ませてください。医者にも早めに連れて行くなどして、できるだけ長引かさないでください。それでも、朝一番の計算練習だけはさせてください。こうする理由は、簡単です。体調の優れない状態で、学習していても、効率はとても悪くなってしまうのです。もちろん、テストがあれば、その結果も期待できません。本人が自信を失うだけで、まったく時間の無駄ですから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2006.07.18

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過去問について（滋賀編）

夏休みが近づいてきました。そこで、今回は、英俊社さんから発行されている過去問のご案内です。毎年のことですが、何万という発行部数ではありませんので、在庫がなくなれば入手不可能になります。受験したい学校が決まれば、すぐ購入されることをお勧めします。滋賀編です。（学校名は五十音順）（調査日：2006.07．09）滋賀学園中学校（未刊）滋賀大学教育学部附属中学校（未刊）比叡山中学校（未刊）

2006.07.09

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過去問について（奈良編）

夏休みが近づいてきました。そこで、今回は、英俊社さんから発行されている過去問のご案内です。毎年のことですが、何万という発行部数ではありませんので、在庫がなくなれば入手不可能になります。受験したい学校が決まれば、すぐ購入されることをお勧めします。奈良編です。（学校名は五十音順）（調査日：2006.07．09）育英西中学校（未刊）聖心学園中等教育学校（未刊・予価も未定）智辯学園中学校（未刊）智辯学園奈良カレッジ中等部（未刊）帝塚山中学校天理中学校（未刊）東大寺学園中学校奈良育英中学校（未刊）奈良学園中学校奈良教育大学附属中学校（未刊）奈良女子大学附属中等教育学校（未刊）西大和学園中学校

2006.07.09

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過去問について（兵庫編）

夏休みが近づいてきました。そこで、今回は、英俊社さんから発行されている過去問のご案内です。毎年のことですが、何万という発行部数ではありませんので、在庫がなくなれば入手不可能になります。受験したい学校が決まれば、すぐ購入されることをお勧めします。続いて、兵庫編です。（学校名は五十音順）（調査日：2006.07．09）芦屋大学附属中学校関西学院中学部啓明学院中学校（未刊）賢明女子学院中学校（未刊）甲南中学校甲南女子中学校神戸海星女子学院中学校神戸女学院中学部神戸山手女子中学校（未刊）甲陽学院中学校三田学園中学校淳心学院中学校（未刊）須磨学園中学校（未刊）松蔭中学校親和中学校滝川中学校滝川第二中学校灘中学校白陵中学校（未刊）雲雀丘学園中学校報徳学園中学校武庫川女子大学附属中学校六甲中学校

2006.07.09

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過去問について（京都編）

夏休みが近づいてきました。そこで、今回は、英俊社さんから発行されている過去問のご案内です。毎年のことですが、何万という発行部数ではありませんので、在庫がなくなれば入手不可能になります。受験したい学校が決まれば、すぐ購入されることをお勧めします。続いて、京都編です。（学校名は五十音順）（調査日：2006.07．09）大谷中学校（京都）（未刊）京都女子中学校京都文教中学校（未刊）京都教育大学附属京都中学校（未刊）京都教育大学附属桃山中学校（未刊）京都市立西京高等学校附属中学校（未刊）京都府立洛北高等学校附属中学校（未刊）聖母学院中学校（京都）（未刊）同志社中学校同志社女子中学校同志社国際中学校ノートルダム女学院中学校花園中学校（未刊）東山中学校（未刊）平安中学校洛星中学校洛南高等学校附属中学校立命館中学校立命館宇治中学校（未刊）

2006.07.09

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過去問について（大阪編その１）更新しました。

夏休みが近づいてきました。そこで、今回は、英俊社さんから発行されている過去問のご案内です。毎年のことですが、何万という発行部数ではありませんので、在庫がなくなれば入手不可能になります。受験したい学校が決まれば、すぐ購入されることをお勧めします。まずは、大阪編です。（学校名は五十音順）（調査日：2006.07．20）上宮中学校上宮太子中学校追手門学院・追手門学院大手前中学校（新刊）大阪学芸中等教育学校大阪教育大学附属池田中学校（未刊）大阪教育大学附属天王寺中学校（未刊）大阪教育大学附属平野中学校（未刊）大阪薫英女学院中学校（新刊）大阪女学院中学校大阪信愛女学院中学校大阪星光学院中学校大阪桐蔭中学校大谷中学校（大阪）開明中学校関西大倉中学校関西大学第一中学校近畿大学附属中学校金蘭会中学校（新刊）金蘭千里中学校四條畷学園中学校四天王寺中学校四天王寺羽曳丘中学校（新刊）樟蔭中学校城星学園中学校清教学園中学校清風中学校清風南海中学校聖母女学院中学校（寝屋川）（新刊）聖母被昇天学院中学校（新刊）相愛中学校（新刊）高槻中学校帝塚山学院中学校（新刊）帝塚山学院泉ヶ丘中学校（新刊）東海大学付属仰星高等学校中等部同志社香里中学校（その２に続く）

2006.07.09

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過去問について（和歌山編）

夏休みが近づいてきました。そこで、今回は、英俊社さんから発行されている過去問のご案内です。毎年のことですが、何万という発行部数ではありませんので、在庫がなくなれば入手不可能になります。受験したい学校が決まれば、すぐ購入されることをお勧めします。和歌山編です。（学校名は五十音順）（調査日：2006.07．09）開智中学校（未刊）近畿大学附属和歌山中学校（未刊）智辯学園和歌山中学校（未刊）初芝橋本中学校（未刊）和歌山県立中学校（未刊）和歌山信愛女子短期大学附属中学校（未刊）

2006.07.08

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中学受験の攻略～ＧＷの整理

とうとうＧＷも終わってしまいました。さて、中学入試を来年に迎えている小６生の保護者にとっては、ここからが問題なのです。勉強でも何でもそうなのですが、やりっぱなしがいちばんよくないのです。子供たちは、毎日毎日がんばっています。ですから、どうしても勉強もやりっ放しになってしまうのは仕方のないことです。なんと言っても、まだ小学生ですから。そこで、保護者の皆さんの出番です。子供たちが、このＧＷ中にがんばったこと、がんばる予定にしていたけれどできなかったこと、しなければならなかったが、時間の都合でＧＷの予定には入れなかったことを、リストアップして整理しなければいけません。それもできるだけ急いで。私の希望としては３日以内がベストだと思います。ＧＷにがんばったことは、今日以降様々なテストで確認されるはずです。そのときにきちんとがんばった結果が出ているかどうかを確かめる必要があるのです。よい結果が出ていれば、すぐに子供をほめること。当然、ＧＷにがんばったことだということも含めて。それが次につながるのです。よい結果が出なかったときは、ＧＷにがんばったけれど、もう一度、夏休みなどの時間のあるときにがんばろうと励ましてください。夏休みなどに再びチャレンジするときはＧＷよりも集中してがんばってくれますから。ＧＷにしなければならなかったが、できなかったことが今日以降のテストに出てきたときは、残念だったね。ＧＷにがんばっていれば、できたかもしれないね。でも、また出てくるかもしれないから、夏休みまでに何とか時間を作ってがんばろうと励ましてください。ふつうは、夏休みまで時間が作れませんから、夏休みの最重要課題として準備をしておきましょう。時間の都合で、ＧＷの予定にも入れなかったことは、残念だったね。もう少しがんばっていればできたかもしれないね。夏休みはがんばろうね。と励ましてください。こうすることによって、子供たちに一日一日の勉強が、自分の力になっていくことを理解させてほしいのです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2006.05.08

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ＧＷはがんばっていますか。

早いもので、今日は５月の４日です。受験学年である小６のみなさんは、このＧＷ、がんばっていますか。今がんばっている人は、ペースを落とさずにがんばり続けてください。まだがんばっていない人は、今からでも遅くありません。今日から一生懸命にがんばりましょう。何を目標にしてがんばればいいのか、分からない人は、関西なら五ッ木駸々堂の模試が１４日にありますから、それに向けてがんばるのも一つの方法です。他の地域でも同じように模試があるはずですから、それに向けてがんばるのもいいと思います。ちなみに、五ッ木駸々堂の第２回の出題範囲は、次の通りです。国語）物語の読解／随筆の読解／漢字・語句／ことばのきまり算数）５年生までの全範囲／整数の性質／分数のたし算とひき算理科）５年生までの全範囲／ものが燃えるとき社会）５年生までの全範囲／日本の歴史（古代～奈良時代）お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2006.05.04

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プチ夏休みの過ごし方

ゴールデンウィークの予定はできていますか。ただの２連休と５連休だと思うのは大きな間違いです。６年生にとっては、このあと夏休みまで、こんなに休みが続くことはないのです。いわゆるプチ夏休みと考えるのが正解なのです。夏休みを無為に過ごしてはいけないのと同様に、このＧＷも、計画を立てて臨まなければなりません。といっても、塾によってはイベントが山積みになっているかもしれません。しかし、普段の状況を考えてください。朝から小学校に行き、夕方まで勉強をして、そのあと、塾に行って勉強し、家に帰ってからその日の復習をしているわけです。それに比べれば、イベントはそんなに大きな負担にならないのです。負担になるようであれば、適当に受ければいいのです。イベントの目的は学習の継続ということにあります。授業を受けている人は一律に勉強するわけです。でも、６年生になった今、自分の苦手分野を克服したり、今までテストなどで間違った問題をやり直すということは、とても大切なことなのです。そして、一番肝心なことは、上記のようなことは塾ではできないということです。生徒１人１人の、全員に対してできるわけがありません。ですから、このＧＷ、いえ、プチ夏休みの時期にこそ、自分の勉強をする時間を確保してもらいたいのです。

2006.04.27

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文化祭への参加について～中学受験の攻略（84）

学校説明と同様に、文化祭などの学校行事のシーズンです。文化祭などの場合は、あらかじめ学校に個別相談などの実施の有無を尋ねてください。もし、個別相談などが実施される場合は、事前に質問を用意して、学校に出向いてください。質問が一通り終わった段階で、その先生に学校内を案内してもらいましょう。そうすることで、学校の雰囲気、先生と生徒の関係などが手に取るように分かります。どちらかといえば、この方がメインなのです。文化祭当日に、個別相談を担当しておられる先生方は、保護者を案内するという形で子どもたちに接することができるのです。どうしても次の予定が入っている場合を除いて、あまり断られることはないと思います。うまくいくと、その学校が伸びているのか、そうでないのかも分かるときがあります。過去の学校ではなく、これから6年先の学校のすがたを考えなければ中学受験は失敗してしまうのです。その手がかりを得るいい方法だとは思いませんか。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.22

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学校での説明会について～中学受験の攻略(83)

いよいよそれぞれの中学校での説明会のシーズンになりました。学校によっては、参加した保護者や生徒の住所・氏名・在籍小学校名などをアンケートという形で情報を収集されるところがあります。とくに今年の4月に「個人情報保護法」が施行されましたので、今までより任意の形を取られると思います。任意なら別に書かなくても、と思われる方は別として、原則的には必ず記入して提出してください。来年の1月にその中学校を受験しなくても構わないのです。ただ、保護者としてきちんと学校の話を聞きに来たという痕跡は残しておいてほしいのです。第一志望校でなくても構いません。書かれた情報が他の中学校に流れることはありません。塾には行くかもしれません。もし、塾に行ったとしても、そのことに触れてはいけないのですが。塾屋さんはさまざまなもので。学校説明会には、どんどん参加してください。学校によっては、入試問題の分析や来年度の傾向などについても説明されます。過去問を判断するときのいい材料にもなりますから。せっかくのチャンスを逃さないようにしてください。また、受験を考えておられる学校がプレテストを実施されるときも必ず受験してください。考えてもみてください。本番の入試問題と同じ先生方が作問されるのです。これも大きなチャンスです。活用しない手はありません。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.20

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模試はどうでしたか？～中学受験の攻略（82）

関西では、９月４日に、駸々堂さんと芦研さんの模試が同日に行われました。自己採点は済みましたか。解けなかった問題は、誰かに説明してもらいましたか。えっ、と思われた方、でも、と思われた方これからの時期は、今日するべきことを明日に延ばしていけないのです。明日には明日しなければならないことが出てきますから。いくらまだ準備ができていなからといっても、入試の日は変更されないのです。入試の日にあわせてこちらが頑張るしかないのです。しばらくすると、模試の結果が戻ってきます。そのときに、改めて間違いなおしをするのです。模試は、結果が戻ってきたときには二度目の間違いなおしになっていなければいけないのです。結果が戻ってきたときに初めて間違いなおしをするのは大いなる間違いです。安くはない受験料を支払って、貴重な時間を費やしてせっかく受けた模擬テストです。もっと積極的に利用してください。結果によって一喜一憂する暇があれば、間違いなおしをするべきです。結果に基づく一喜一憂は本人のいないところで勝手にしていればいいのです。本人を巻き込むのは止めてください。お願いします。もっとも、結果がよかったときは本人も含めて喜んでくださいね。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.14

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半歩でも前に～中学受験の攻略（81）

この時期は、夏休みと違って、物理的な時間の制約があり、かつ体力的にも辛い時期です。勉強も、夏休みのようにはできません。苦手な単元をコツコツとなくしていけるものでもありません。気持ちばかりが先立って、思うようにははかどらない時期なのです。運動会の練習が午後いっぱいあって、そのあと塾があって・・・。家に帰ると、バタンキューとなってはいませんか。そんな時、非情になってください。非情になれるのも保護者しかいないのです。あとで子どもの泣く姿を見たくないからこそ、できることなのです。今の時期は、多くを望む必要はありません。多くを望むと、足元をすくわれる危険性すらあります。毎日の宿題に追われていると思いますが、宿題の量を少し削ってでも、夏休みに終えることのできなかった課題をこなしてください。毎日、３０分ずつでもいいですから、続けさせてください。毎日３０分続ければ、一ヶ月で１５時間ということになります。塾の宿題は、一人に合わせて出されているのではないのです。子どもにとって、塾の宿題よりも自分の課題をこなしていくほうが大切なのです。まだ９月です。しかし、１０月、１１月、１２月、１月と暇になることはありえません。今しなければ入試までできないことになります。その単元が、もし入試で出たら後悔してもしきれません。なぜなら、その単元が苦手だということは夏休み前から分かっていたことなのですから。体力を回復させながら、毎日するべきことはする。その習慣をこの９月につけさせてください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.11

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学校から見た広報活動～中学受験の攻略（80）

今回は、学校のサイドから見た広報活動ということを考えてみます。何もしないでも、生徒が地域の小学校から自動的に入学してくる公立とは異なり、私立中学校では、一人ひとりの受験生を確保する必要があるのです。関西のある中学校では、高校３年生の担任集団が、翌年生徒募集に携わり、自分たちで募集した生徒を中学１年から高校３年まで持ち上がる学校まであります。といっても、大半の中学校では、広報担当の担当の先生は長年ずっと担当しておられます。これは、学校の先生＝広報活動が上手、とはならないことや、広報活動の経験が重要な要素であるからです。広報担当の先生が、教頭先生や校長先生になられることもありますし、学校によっては、広報の担当がはじめから教頭先生などの場合もあります。広報を担当されると、本来の休日である日曜日や祝日も出勤することが増えてきます。合同のブース形式の説明会などが、参加者の動員の関係で、休日に行われることが多いからです。学校での説明会は、他の先生も参加されますので、平日が多くなります。こうして休日返上で参加されているだけに、それぞれの学校の先生は一生懸命なのです。一人ひとりの保護者・生徒に対して、私学ならではの特色を一生懸命に説明されるのです。私学である以上、それぞれの学校が独自のカラーを持っています。それをきちんと理解してもらったうえで、受験し、入学してもらいたいのです。偏差値による輪切りではなく、本当に自分の学校のことを理解してもらい、自分の学校を志望してもらいたいと願われているのです。そのため、一人に対して熱が入るのも当たり前のことなのです。学校の先生を前にしたとき、どんなことでも構いません。質問してみてください。どの先生も雄弁に限りなくお話をしてくださるはずですから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.10

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プレテストは特典満載～中学受験の攻略（79）

２学期も始まり、たくさんの中学校でプレテストが企画されています。前にも書きましたが、第一志望校でなくても、少しでも食指の動く中学校のプレテストは受験するようにしてください。関西で言えば、駸々堂さんの模試もあり、芦屋教育研究会さんの模試もあり、おまけに塾の模試もあると言われますか。来春の入試は、まるまる１週間、毎日本番の入試があると考えておいてください。練習である模試が１ヶ月に２、３回あることでそんなに大変がっていてどうするのですか。周りが思っているほど、子どもたちは模試で疲れることはありません。ただ、周りが辛いだろう、苦しいだろうと言うから、きっとそうなのだろうと思い込んでいるだけです。私がプレテストを薦めるには、薦めるだけの理由があるのです。何もメリットがなければ、薦めることはありません。（ただし、本当に何のメリットもない学校が今後出てくるかもしれませんが）特に、地域の公立中学校に何らかの理由があってどうしても通わせたくない事情をお持ちの方は、最優先でプレテストを受けてください。特典は、当たり前ですが中学校によって異なりますので、細かいことは書きませんが、できるだけこのチャンスを生かすようにしてください。子どもは一生懸命に頑張るのが今の仕事とすれば、周りは正しい情報を得て、子どもをサポートするのが仕事だと思ってください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.07

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業者模試について～中学受験の攻略（78）

９月４日は駸々堂さんの模試も、芦屋教育研究会さんの模試も、行われました。正式な結果はまだ戻ってきませんが、自己採点をすることは可能です。今週中に、模試で出た問題の中で、分からなかった問題やまだ覚えていなかったことをピックアップして、やり直してください。結果が戻ってきてからやり直すのではありません。結果が返ってくるまでにしておかなければならないのです。そうして、結果が戻ってきたときに、改めて問題を解いてみるのです。まだ解けないようであれば、もう一度頑張ればいいのです。何度も解くこと、それが実力アップの秘訣なのです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.04

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睡眠時間について～中学受験の攻略（77）

今の時期の睡眠時間について、考えてみたいと思います。夏休みが終わって、小学校が始まり、生活のリズムを元に戻す大切な時期です。また、今年の夏は特に暑く、体調を崩しやすい時期でもあります。この時期には、何よりもまず睡眠時間をたっぷりとって、体調を壊さないように注意しながら、生活のリズムを一日でも早く戻すことが最優先の課題です。もし、今体調が塾を休むほどではないが思わしくない場合には、塾を休ませてでも、体調を取り戻してください。これからの時期は、入試が近づけば近づくほど、塾を休みづらくなりますから。子どもの意志に任せていると、無理をしてでも塾に行きたがります。塾に休まずに行くことが目的ではなく、来春の入試で頑張ることが目的なのですから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.03

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運動会～中学受験の攻略（76）

ほとんどの小学校が秋に運動会を実施されます。運動会自体は一日で済む学校行事ですが、その準備が大変なのです。学年全員で行う組体操やダンスがあり、その練習にかなりの時間が費やされるのです。新聞などの報道では、来年からこういった学校行事を実施するかどうか検討している学校も出てきました。といっても、今年は実施されるのですから、そのつもりでいてください。それでなくても、少なくなった授業時間から運動会の練習のために時間を割くわけですから、先生の指導にも熱が入ります。子どもたちにとっては、楽しい思い出です。そのため、少しぐらい体調が悪くても練習に参加します。ここが問題なのです。まだ残暑が厳しい今日この頃、野外で無理をすることは禁物なはずです。しかし、こと運動会の練習については、成功させることが優先されがちです。今体調を崩すということは、来春の中学入試にとって大変大きな問題になります。運動会の練習のある日は、朝出がけに必ず無理をしないように。と、声をかけてください。かえって周りにも迷惑をかけますし。塾の中には、運動会自体を欠席するように指導しておられるところもありますが。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.09.01

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９月１日は大切な日です～中学受験の攻略（74）

９月１日は、どういう日だと思いますか。普通の小学校の場合、始業式があって、それで終わりの日ですね。それとも、２学期最初の日ですか。いいえ、違うのです。来春、中学入試を迎える小学生にとっては、実は最後の夏休みなのです。始業式といっても、午前中いっぱいかかる学校はまずありません。学校から帰ってきたら、すぐに勉強を始めるのです。９月の祝日は２日ありますが、それに匹敵する勉強に適した日なのです。おまけに、塾も夏休みは８月３１日で終わると考えているところがほとんどなので、イベントもありません。夏休みにこなしきれなかった問題をするもよし、気にはなっていたが、時間が取れなかった弱点を埋めるもよし。いずれにしても、６～８時間程度で完結するものを選ぶようにしてください。せっかくのチャンスですよ。それも、小学校がくれたチャンスです。どんどん勉強をするようにしてください。これから入試までほとんど何もない日なんて、出てきませんから。このチャンスを逃すと、次は２学期の終業式までありませんから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.28

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抽選のある学校～中学受験の攻略（73）

中学入試の中で、国立の附属中学校や公立の中高一貫校などで、抽選のある学校があります。志望校を考えるときに、他の中学校よりも注意が必要です。抽選の時期は、筆記テストの前であったり、後であったりしますが、いずれにしても、本人のそれまでの努力や頑張りといったものとは無関係の要素であることには間違いありません。この世の中、そんなことはいくらでもある。運も実力のうち。と、抽選で落ちてしまったときに、ご自身が落ち込まず、お子さんを納得させる自信がお有りであれば、もう何も言うことはありません。万一のときに、それを実行していただけることを願うだけです。抽選のある学校を志望校に考えられる場合は、できるだけ抽選のない普通の学校も志望校に入れておいてください。それでも、万一のときの子どものショックは計り知れないものがあります。今までに何度もそういう子どもたちの姿、保護者の姿を見てきている私ですら、正視できないものです。結果が出てから、次の志望校を考えるというのでは遅すぎるのです。今の段階からそういう心積もりをしていてください。抽選のある学校については、入学を許可されたらいいね、という程度に留めておかれることを私はお勧めします。世の中がそうだからといって、まだ12歳の少年少女にそんな現実に直面させる必要が本当にあるのでしょうか。運を味方につけられなかったのだから仕方がない、その言葉で子どもが納得するのでしょうか。かけた時間は違っていても、一つの目標に向かって一生懸命に頑張ってきたことへの返事が、運がなかった、なのでしょうか。私は国立の附属中学校が抽選をされていることには、義務教育である以上、仕方がないとは思っています。（現に、高校入試では抽選はありませんから)ただ、それは大人同士のことだと思います。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.27

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２学期に向けての心の準備～中学受験の攻略（72）

夏休みに勉強があまりはかどらなかった場合、２学期に頑張らせようと思われていませんか。ところが２学期は大変な時期なのです。２学期に行われる学校行事を思い浮かべてください。大きなイベントとして、運動会（学校によって名称は異なりますが）があります。塾によっては運動会を休めばいいと言われているところもあります。しかし、運動会はその当日だけのことではないのです。運動会には練習がつきものですね。放課後に練習をした場合、保護者から早く帰せというコールがかかります。保護者が言われる理由はさまざまですが、現実的には塾に遅刻するということです。そこで、それでなくても少なくなっている国語や算数の時間までつぶして、運動会の練習をすることになるのです。座学の時間が運動場や体育館での運動に変わるのですから、子どもたちには疲労がたまりやすくなります。その疲労を取り除くために、ちょこちょこ寝るようになります。これは人間の本能ですが、中学入試まで５ヶ月を切った時期には、あまり好ましいことではありません。塾でも思わず寝てしまう子どもも出てきてしまうのですから。では、どうすればいいのでしょうか。塾で寝てはいけません、と言いますか。それで効果があると思いますか。夏休みよりも少し就寝時間を早めてください。その分だけ、朝早く起こすのです。ウチの子は朝に弱いから。ですか。中学入試に限ったことではありませんが、ほとんどの学校の入試は午前中、すなわち朝行われるのです。（併願者のために、わざと午後に入試をされる学校もありますが、　この場合でも、午前中に別の中学校を受験することが前提になっています）朝弱いからというのは言い訳にも何もなりません。逆に、朝が弱いから早めから朝早くに頑張る習慣をつけさせる必要があるのです。と同時に、勉強している時間の集中力を一層高めることです。勉強をしているのか、ボーっとしているのか分からないようなことにならないように、回りが気をつけてやることです。２学期からは、入試に対応して、一つの問題を５分以上考えないように導いてください。入試で一つの問題に５分以上費やすことは事実上できませんから。（もちろん、国語の長文などは除いてください)解き方が分からない問題を１５分かけて解けたとしても、こと入試ということから言えば、無意味なのです。そうすることによって、今までよりも短い時間で効率をあげることができるのです。また、それが入試で自分の力を出し切ることにつながるのです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.26

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そろそろ２学期の準備を～中学受験の攻略（71）

夏休みもあと１週間になりました。そろそろ２学期の準備を始めてください。といっても、教科書を確認するとか、夏休みの宿題の確認をするという意味ではありません。夏休みに、塾からもらったテキスト、塾で実施されたテストなどの整理をそろそろ始めてください。夏期講習のテキストは、原則として２学期以降に使用しません。塾によって、夏期講習の総時間は異なりますが、テキストに載っている問題をすべてこなしているとは限りません。どんどん宿題という形でこなしていけば、すべてやったということに、形だけなるのかもしれませんから。周りとしては、塾でやらなかった問題や単元がとても気になると思います。しかし、塾でやらなかったということは、それなりの意味があるのです。２学期以降で、もう一度復習をさせるつもりなのかもしれないのです。または、入試にあまり出題されないために、カットされたのかもしれないのです。単純に、時間切れの可能性もゼロではありませんが、それでも、優先順位のもとに、授業は展開されます。いずれにしても、しなかった問題にはそれなりの理由があるのです。それを、この問題は触れられなかったから、２学期以降に自宅でさせなくては、と考える必要はないのです。夏期講習のテキストは、塾の授業で取り上げられたにもかかわらず、子どもが自分の力だけでは解けない問題のみが重要なのです。その問題だけが２学期以降に必要なのです。そうです。その問題だけを切り取ってノートに貼り付けてください。後はゴミです。同じように、夏期講習中に実施されたテストの問題も、間違った問題だけが重要なのです。テストで何点だったかということよりも、はるかに大切なのです。間違った問題だけをノートに貼り付ければ、あとはゴミです。２学期に入ると、周りも忙しくなりますから、今のうちから準備を始めてください。今まで間違いノートを作っておられない方は、新しいノートを準備してください。そして、先日も書きましたが、夏の終わりはプラスの評価をして、子どもに達成感を与えて終わるわけですから、その材料を探し出してください。材料はなかなか見つからないかもしれません。しかし、頑張っている子どもたちに、２学期も頑張らせるためにはどうしても見つけてもらわなければならないのです。この１週間が勝負です。この１週間の周りの頑張りが、２学期のモチベーションを決めるのです。がんばってください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.25

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夏休みにやり残したこと～中学受験の攻略（70）

あと１週間程度で、夏休みも終わります。この夏は達成感で終わらせることがとても重要です。最後の１週間は、予定通り進んでいる方は、仕上げにかかってください。予定の半分から３分の２程度しか終えていない方は、優先順位をつけて、取捨選択してください。優先順位の高いものから順に一つずつ終わらせてください。ひとつ終わるたびに、大げさにこれは終わったね。とプラスの評価を与えてください。予定が途中で崩れてしまった方は、その原因に触れることなく、何か一つのことを終わらせるように努めてください。いずれにしても、この夏休みは頑張ったという達成感で終了しなければいけないのです。その達成感が２学期に入って、小学校が始まってからの頑張りに直結するのです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.24

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情報は正しいものを～中学受験の攻略（69）

実は、私のスケジュール表には、９月１日から連日のように、塾対象の説明会が書き込まれています。複数の学校が同日実施をされますが、体を二つに割るわけにもいきません。（体重的には可能ですが)このブログを通じて、できるだけ最新の、かつ正しい情報を提供していくという姿勢は２学期も変わりません。特に近畿統一入試の初年度にあたる６年生にとっては、何もかも初めての経験なのです。そのため、これから入試までの期間は、どこの塾も必死に情報を集められると思います。どこから流れてきた情報にしろ、鵜呑みにせず、必ず確認するようにしてください。関西であれば、私宛に私書箱経由でメールをいただければ真偽は確認いたします。正しい情報を基にして、頑張っている子どもたちにとって不利にならないように頑張っていきたいと思います。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.23

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９月からの学校説明会～中学受験の攻略（68）

９月からは本格的に学校主催の説明会が目白押しになります。志望校を大きく捕らえて、できるだけ参加してください。もっと言えば、自宅から６０分圏内の中学校にはすべて参加してください。説明会に参加したら、必ずその中学校を受験しなければならないということもありません。また、説明会に参加したからといって、学校から勧誘の電話が入ることもありません。（プレテストは別ですが)どんどん積極的に説明会に参加してください。中学校に行くことによって、知らなかった一面を見ることができるかもしれません。人の噂よりも自分の目と肌を信じてください。自分の子どもを伸ばしてくれる中学校を探すのは、今一生懸命に頑張っている子どもへの最高の応援歌なのです。その場で質問するのは確かに勇気のいることですし、お勧めしません。翌日にでも、説明会に参加したのだけれど、質問があるのですが、と電話を入れてください。そのときの対応で、一人ひとりの子どもを大切にしてくれているかどうかも分かりますから。その際、名前を聞かれるかもしれません。よほどとんちんかんな質問であれば別ですが、普通の質問であれば、名乗っておいてください。けっして不利には働きませんから。悔いのない中学受験をするためには、頑張っている子どもたちの負担を少しでも減らしてやることなのです。周りができることは周りがしてやればいいのです。私自身は保護者対象の説明会に参加することはほとんどありませんが、周りにとっての正念場だと考えてがんばってください。（私が行くと学校の先生が気にされるので行きません）お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.22

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９月の模擬テストについて～中学入試の攻略（67）

来る９月に入るとすぐに、関西では駸々堂模試、芦研模試がともに４日(日)に実施されます。２学期からの模試はとても重要になってきます。それぞれの志望校決定の重要なファクターでもあります。大手塾の場合、独自の模試を実施されているところもあります。この場合も、９月以降の模試はとても大切なものです。理想的には、９月、１０月、１１月と少しずつでもいいので、上がっていくことです。といっても、そうはなかなかなりませんから、下げ幅はできるだけ小さく、上げ幅はできるだけ大きくと次善として考えてください。とくに、行きたい学校が決まっている場合、上記期間中の模試で、最低１回はＡ判定をもらえるようにしてください。毎回Ａ判定がでればいちばんいいのですが。来春の関西の入試の場合、最初から本命校となる場合も出てきますので、今までのような他府県の入試を使ってのリハーサルができません。いきなり本番の入試で、自分の力を出し切るためには、子どもたち自身が自信をもって入試に臨むのが最適です。そのためにも、１度はＡ判定、悪くてもＢ判定をとれるように頑張らせてください。ただ、一度もＢ判定すら取れなかった場合は、入試のスケジュールが決まった段階で、最後の最後まで頑張りぬくことを教えてください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.21

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夏休みの学校の宿題は？～中学受験の攻略（66）

いよいよ夏休みも終わりが見えてきました。小学校の宿題は順調に進んでいますか。例年通り、最終日、８月３１日に親も手伝って仕上げますか。今年、６年生のお子さんにとっては、別に遊んでいたわけでもないのに、宿題がほとんど手付かずになっていろかもしれません。今からでも遅くはありません。多少塾の宿題を犠牲にしてでも、どんどん集中して頑張らせてください。ただ、宿題の中には、周りが協力できるものもありますね。一例をあげると、「読書感想文」ですね。別に子どもが本を読む必要はないのです。だれかが代表して本を読めばいいことです。（もちろん、極論ですよ）下書きまでを完成させて、本人に清書されるだけで済むのです。同じように周りが協力できるものは他にもあります。ただ、算数の計算練習だけは、いくら簡単な計算であっても本人にさせてください。要は時間をかけずに、できるだけ集中してやれば、思ったほどは時間はかかりません。いちばんしてほしくないことを最後に書いておきます。夏休みの宿題をしないで、２学期になってから、周りが担任の先生に連絡して、中学入試のための勉強をしていて時間がありませんでしたから。と、伝えるのはとても危険です。今までにも、中学入試に一定以上の理解を示していた担任の先生が急変した例は数多くあります。別にお子さんの今の担任がそうだとはいいません。ただ、過去にそういう例をたくさん知っているのです。そのために、不登校になってしまった子どももいるのです。こうなったとき、原因は周りの安易な考え方だと言わざるを得ないのです。できるだけ頑張らせて、宿題を完成させる。これを第一目標にして頑張ってください。子どもの字を真似ることができるのであれば、別の方法もありますが、入試終了後、お母さんの字が元に戻るのにかなりの時間がかかるようです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.20

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合格実績の謎～中学受験の攻略（65）

へんてこなタイトルをつけました。夏のシーズンものの幽霊のお話ではありません。いろいろなＨＰでも、各進学塾の合格実績を比較されています。今回は、その合格実績についてです。各塾の合格実績を合計すると、その学校の募集定員を上回ってしまうことがあります。もちろん、大手塾ではない塾からも合格者は出ていますから、合計すると、大きく上回ることがあります。その原因としては、２つ考えられるのです。一つは、去年までのように、入試の時期がずれていたために、合格者＝入学者とならないために、募集人員を上回る合格者を出している場合です。したがって、このケースでは中学校サイドが行われることになります。来春の入試でも、近畿統一入試になったために、初日に受験をしてくれたからといっても、翌日あたりに本命校を受験する可能性があるのです。そのため、多くの学校で募集人員と合格者との間に差が生じる可能性があります。もちろん、自分のところがトップ中のトップであるという自負を持っておられる学校は別ですが。ちなみに、兵庫県の灘中学校では、合格最低点の子どもが何人いても、すべて合格になりますので、差が生じることがあります。あくまでも、募集人員というのは、入学してもらいたい人数のことであって、合格者数とは異なることを覚えておいてください。もう一つは、塾ごとに氏名を確認していただけると分かるのですが、同じ小学校に在籍していた同姓同名の子どもが、違う塾で合格実績に名を連ねていることがあります。偶然の可能性を否定はしませんが、普通はありえないことです。ではなぜこのようなことが起こるのか。それは、一人の子どもが複数の塾を掛け持ちしている場合や、以前通っていた塾が何らかの方法で合格を知り実績に載せている場合が考えられます。これは塾サイドの問題です。社会一般に通用するようなルール作りがなされていませんから、それぞれが独自の方針で合格実績を作成されているのです。そのため、一部の塾では、一度だけ模試を受験した子どもまで載っている、というとんでもないうわさまで出てしまうのです。今年の４月から施行された個人情報保護法によって、来春の合格実績は装いを新たにする可能性もありますが、どこかの塾が勇み足をすれば、対抗上他の塾も追随せざるを得なくなります。家庭教師業者でも、中学受験の６年生の場合、ほとんどが塾に通いながら、空いた時間を利用して指導しておられます。この場合は、塾にも家庭教師業者にも合格実績として載せられてしまっています。合格実績を見る場合には、以上のようなことを充分にご理解いただいたうえで、ご覧ください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.19

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１日１０分の接点～中学受験の攻略（64）

母親における受験生への対応について考えてみます。大きく分けると、このようになります。１）過保護的な対応２）放任的な対応３）節度を持った対応こう３つ並べると、３）が一番いいように思われますね。でも、そうありたいと思われるお母さんが多いのは事実ですが、だからといって、３）だけがいいというものでもないのです。１）過保護的な対応について一時期、過保護は子どものためによくない、という風潮がありましたね。でも、今そんなことを言っている教育評論家はいますか。私は、その頃から、過保護は悪くない、と主張し続けてきました。親が自分の子どもを守ろうとするのは当たり前のことです。言い換えれば、自分の子どものことより、自分自身を守ろうとする方がおかしいのです。子どもたち全員が、自分の親から過保護にされていれば、それでいいのです。保護者がそれぞれ自分の子どものことをいちばんに考える。その集合体が社会なのです。ただ、過保護というのは、子どものわがままをすべてきくということではありません。自分なりの考えを持って、子どもを最大限に保護するということなのです。保護者、特に母親が子どもを必死になって守ろうとするのは、当然ですし、美しくもあります。そうすることによって、子どもは自分が愛されていることを知りますし、今度は自分が人を愛することができるようになるのです。ただ、中学受験ということを考えたときには、影で泣いて、子どもたちをがんばらせなければならないときがあります。そこで、子どもを守ってしまっては、入試における結果として、もっと辛い思いを子どもたちにさせてしまうかもしれないからです。また、受験したかった学校を受験すらできなかったということが、後になってしこりになってしまうこともあります。そういうときは、お母さんから頑張るように言うのではなく、塾や家庭教師に言ってくれるように頼めばいいのです。お母さんというのは、子どもにとって最後の安心できる場所なのです。そこから突き放す必要はありません。頑張らせることは塾でもできますから。２）放任的な対応少しだけ子どもの言動に目を向けてください。耳を傾けてください。普段は放任で構いませんが、子どもたちが心の底から悲鳴を上げたときにだけ目を向け、耳を傾けてください。大学受験の高校生であっても、大切なことなのです。ましてや中学受験をするのは１２歳の小学生なのですから。悲鳴が聞こえるようなスタンスを取ってください。普段は何もしなくて構いませんから。３）節度を持った対応これができていると自信を持って言えるお母さんへあなたはとてもすばらしい方です。おそらく１万人に一人ぐらいの確率です。節度を持った対応を心がけてはいるが、なかなかうまくできないと言われるお母さんへそれで普通です。もうまもなく反抗期に入ります。（もうすでに入っている方もおられます）子育ての最終段階が近づいているのです。今まで思ったとおりの完璧な子育てができましたか。いろいろなことを考えたり、迷ったりしながら、ここまで子育てをしてこられたはずです。節度を持った対応を心がけておられるだけで正解なのです。子育ては欲張らないで、毎日続けることのほうが大切なのです。最後に、現在お子さんが受験生であれば、母親の対応を変える必要はありません。もっといえば、変えてはいけないのです。今まで放任であったのであれば、そのまま続けることが子どもにとって一番安心できるからです。ただ、何も考えずに放任してきた過去と、知った上で変更しないで放任していく未来とでは、無意識のうちに変化してくるものです。表面的には分からなくても、子どもだけには伝わるのです。それが、いちばんいい方法なのです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.18

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受験校について塾の立場は・・・～中学受験の攻略（63）

夏休みが終わると、志望校別にカリキュラムを変更してこられる塾があります。（この作業は遅くとも１１月までには行われます)受験校についての塾の考え方もいろいろな機会を通じて保護者に説明されると思います。特に、来春は関西では初の近畿統一入試となりますので、どこの塾もいろいろと戦略を考えられます。今までは奈良県・滋賀県などが先行して入試を実施されていました。そのため、第一志望としている子どもたちだけではなく、入試のリハーサルなどという名目で、受験を薦めてきました。大手塾などで、それらの地域で合格実績が出れば、即チラシなどを作成し、速報と称して生徒募集活動を行ってきました。ところが来春はそれらの地域も一斉に１月１４日からの入試となってしまいました。当然、塾としての方針を変更せざるを得なくなっています。ここに例があります。関東です。関東では、従来から約１週間から１０日間入試が続くという状態があります。どの塾も、関東での受験指導をベースに考えてくると思われます。私も調べてみましたが、入試期間に突入すると、まず子どもたちは毎日入試を受験する。そのそばで、お母さんなどが合格発表を見に行く。合格していれば、受験は終了。合格していなければ、次の学校に願書を出しに行く。この繰り返しが合格するまで続いていくのです。もちろん、入試期間に入る前に、出願を締め切られる中学校がありますから、そういう中学校には事前に願書を提出しておかなければなりません。子どもたちにできるだけ不安を感じさせないように、周りが子どもたちが受験している間に動くのです。来春は子どもたちだけではなく、周りも体力勝負になる可能性があります。今は夏バテになっておられるかもしれませんが、入試期間はそんなことも言ってられませんから、夏バテが直り次第、基礎体力をつけるためにも、軽い体操から始めてください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.16

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お盆はいかがでしたか～中学受験の攻略（62）

受験生にとって、お盆のすごし方はバラバラだったと思います。田舎に行ってお墓参りをした人もいるでしょうし、塾のイベントに参加した人もいると思います。いずれもお盆のすごし方としてはこれから正解だったかどうかが決まるのです。塾のお盆休みが終わったら、気持ちを入れ替えて夏休みに戻すのです。戻るのにどれくらいの時間がかかるかで、お盆のすごし方が正しかったかどうかが決まるのです。気持ちの切り替えを早くできるということは、受験生にとって、また周りの人々にとっても、とても大切なことなのです。関西では、来春の入試で初の近畿統一入試が行われるわけですが、一部のトップ校を除いて複数回の受験が可能になります。入試が３日以上続くことも予想されます。最初に受験した学校の合否が分からない状態で、次の日も受験に行くといくことが当たり前のようになります。その結果、複数の学校から合格通知をもらうことになれば、それは自分が頑張ってきた証にもなるのです。気持ちの切り替えに時間がかかっていては、当然大変な事態を引き起こす可能性があります。Ａ中学校の入試で失敗したことをいつまでも悔やんでいては、それ以降に受験する中学校の入試にも影響が出てくるのは必然です。来年の１月のためにも、気持ちの切り替えを周りも応援する、そういう態勢を作っていただきたいと思います。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.15

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あと半月です～中学受験の攻略（61）

夏休みも残すところあと半月になりました。夏休みの計画は順調ですか。順調な方はよかったですね。でも、大半の方が順調ではないはずです。そこで、子どもたちにはあと半月がんばってもらうとして、受験生の周りは９月からの準備に入ってください。やり残している課題を考えるのではなく、やった課題をどう評価するかを考えてください。中学入試は９月ではなく、来年の１月に行われるのです。夏休みも大切ですが、終わってからの９月から１２月のほうが長いし、とても大切なのです。夏休みにやり遂げたことを数えることによって、残った課題をあとの４ヶ月で克服していこうという前向きな姿勢が大切なのです。この夏、やり遂げた課題を思い出してください。すぐに指が折れる状態であれば、そのまま夏休みを最後まで頑張り通させてください。指がなかなか折れない状態であれば、すぐに中途半端なところで中断している課題を焦らず一つずつやり遂げさせてください。やり遂げたかどうかは、周りが判断してやればいいのです。ここまでできるようになったから、次の課題を頑張ろう、といってやればいいのです。課題を完璧に克服するためには、何時間あっても足りません。どこかで終わったという達成感を味あわせることのほうが、数倍大切です。この達成感が９月からの４ヵ月半を頑張りぬく原動力となるのです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.14

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計算のツボについて～中学受験の攻略（60）

今日は、計算のツボについてです。うちの子供はじっくり時間をかけてやり直せば計算はすべてあっているのに、テストになると、焦ってしまうのですか、ミスがとても多いのです。とおっしゃるお母さん方にたくさん出会ってきました。私は即答でその考え方が間違いであるということに気がつかなければ駄目ですよ。と答えてきました。計算というのは、速さと正確さの両方がなければいけないことはお分かりだと思います。しかし、中学入試だけではなく、テストというものは原則的に制限時間があるのです。その時間内にきちんと計算できなければ点数にならないシステムなのです。ということは、いくら計算する力があったとしても、時間がかかっていては駄目だということになります。（もちろん、テストについてです)そうです。計算で大切なのは、速さなのです。四則計算はできるということが前提になりますが。計算の速さが遅い場合、正確さも少ないというのが普通なのです。一例をあげて考えてみましょう。ここに、計算問題が５０問あったとします。Ａ君は、１問解くのに１分かかるすると、５０問ですから５０分かかります。５０分のテストであれば、一度解くのがやっとという状態になります。Ｂ君は、１問解くのに４５秒かかるとすると、３７分３０秒かかります。しかし、５０分のテストであれば、まだ１２分３０秒残っているわけですから、どんどん見直しをすることができます。どちらがテストの結果がよくなるかを考えてみてください。ここにＣ君がいて、もし１問解くのに３０秒で済むのであれば、すべての問題をもう一度解き直しすこともできるのです。時間が半分になるなんて、と思われますか。塾屋さんの算数の講師は、すべてそれ以上のスピードで計算をしています。私より計算の速い小学生はいくらでもいるのです。（そのために、いろいろな工夫をして速さを保っていますが）今日から計算練習をするときには、一にも二にもスピードを上げること。そのために、一時的に正確さが落ちても気にしないでください。どんどん速くなった段階で、正確さはグンと上がりますから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.13

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過去の入試問題を解くのは～中学受験の攻略（59）

志望校の決まっている方は、そろそろ過去の入試問題を入手され始めていると思います。いわゆる赤本というものです。関西では英俊社さんが出しておられますし、それとは別に学校独自で印刷されている場合もあります。これは中学入試に関しては必需品なのですが、どう扱えばいいのかという問題があります。現在、進学塾に通っておられれば、その塾の授業の中で必ず取り上げます。年度ごとにさせるところもあるでしょうし、単元ごとに実施したり、１問ずつ細切れで実施するところもあります。また、入試が近づいてくると１年分ずつを解かせることも必要になります。ただ、あまり早い時期に解かせると、別の問題が発生することになります。過去の入試問題は、原則的にもう二度とその学校の入試には出てこない問題なのです。（本当は出ないと断言したいのですが、一度出てしまいましたので、断定はできなくなりました）ということは、苦手な単元や、まだ覚え切れていないことを再確認する、また、その学校の出題される問題量に対しての時間配分を見につけさせることが主眼となってくるわけです。また、問題の出題レベルの確認にも利用できます。ただし、年度によって難易度やレベルが変わっていることもありますので、必ず学校で実施される説明会には参加して、そのあたりの説明を聞き逃さないようにしてください。難易度などが大きく変わってしまった場合、学校は説明会で、その内容を説明されますから。そういう地道な努力なしに、過去の入試問題を過信されるのは危険です。説明会が終わってしまったら、ですか。今通っておられる塾の先生に問い合わせてください。即答でなくてもきちんとした返事がもらえます。それが塾の仕事の一つなのですから、遠慮は要りません。塾はそんな遠慮より、子どもたちが不合格になってしまうほうが嫌なのですから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.12

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定員割れの学校～中学受験の攻略（58）

今回は、定員割れの学校について考えてみます。文字通り、たとえば１００名を募集していたが、入学者が１００名を切っている学校のことです。これらの学校には、２種類あります。一つは、募集活動をがんばってこられたが、志願者または受験者を思うように集めることができずに、定員を割ってしまった学校。もう一つは、学校のレベルを維持するために、不合格者を出してしまったために、結果として定員割れになってしまった学校です。学校の公式発表による入試結果と実際の入学者数が異なることもあります。すべて注意が必要だということです。一つ目の定員割れの学校については、よく誤解する方がおられますが、（塾屋さんでも誤解しているところもあるぐらいですから）私の目から見た場合、おおむね広報の失敗によるものです。第一、学校がそんなに魅力がないとすれば、現在の在学生がいの一番にどんどん退学しているはずです。魅力がないことをもっとも知っているのは在学生なのですから。とくに、中学校段階は義務教育ですから、退学しても公立の中学校が１００％引き受けてくれるのですから。しかし、現実にはそんなに退学者を出している学校はないのです。とすれば、広報活動のミスなのです。確かに、私も仕事柄中学校の塾対象説明会に参加させてもらっていますが、どうしてなのだろうかと、首をかしげる学校があるのです。どういうことなのかというと、この学校には私が知っている限りでもたくさんいいところがあるにも関わらず、そのよさについては一言も触れず、これからどうする、こうする、といったお話しばかりの学校があります。もし、同じパターンで保護者対象の説明会を実施するとどうなるでしょうか。学校のよさを何一つとして知ることなく、受験対象校から外されるのは、容易に想像できます。中学校の中にいると、そのよさがかえって分かりにくいというのは言い訳です。また、第二の例のように、レベルを維持するために、わざと定員割れを起こしておられる学校もあります。ただし、これは両刃の剣です。このレベル以下の子どもたちは、この学校では伸ばす自信がないといっているのと変わらないからです。６年間という長丁場でありながら、伸ばす自信がないというのは通用する話でしょうか。これは、プラスに考えられる方とマイナスに考えられる方に分かれてしまうと思います。私学ですから、万人に受ける必要は当然ありません。ただ、その方針に私はあまり賛同しません。また、先日も書きましたが、関西の来春の中学入試では、繰り上げ合格が続出すると思います。これは公式発表では、不合格となっている子どもたちの一部が、実際にはその中学校に繰り上げ合格して、入学するケースがあるということです。確かに入学試験では一旦不合格になっていますので、間違いではありませんし、受験する立場から考えても、はじめから繰り上げ合格を狙う人はいませんから、正しいのですが、実際の合格・入学をよく見極めることは大切なことだと思います。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.11

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受験生のお盆の過ごし方～中学受験の攻略（57）

いよいよお盆が近づいてきました。塾によっては、お盆にもイベントが組まれています。ここでよく考えてください。お盆に実施されるのは夏期講習ではなく、イベントなのです。塾がいくら広報活動をしても、お盆の参加率は夏期講習と比べると下がってしまうのです。だからイベントであって夏期講習ではないのです。ご家族の考え方で、お盆には必ずお墓参りをすると決められている場合、（ウチもそうですが）毎年と同じように、お墓参りをしてください。ただ、例年であれば、その後ゆっくりと家族の団欒を過ごしておられたのであれば、それだけは今年は中止してください。塾が嫌がるのは、お墓参りではなく、勉強をしない日ができることなのです。今年はお墓参りを済ませたら、さっさと家に戻り、夏休みにする予定だった弱点の克服を始めさせてください。それがいちばんいいお盆の過ごし方です。また志望校などのからみで、どうしても塾のイベントに参加する場合、その内容や結果については触れる必要はありません。もっとも結果がよかった場合はどんどん話題にしてください。イベントの結果で一喜一憂するのは不必要なことです。塾サイドはイベントを盛り上げるために、ワイワイ言っているだけです。受験するのは子どもたちであって、塾ではないことを再確認してください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.10

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コンパスで円を描かせて～中学受験の攻略（56）

中学校によっては、入試当日の携行品にコンパスが入っていることがあります。実は、私も数年前に気づいたのですが、子どもたちの中にはコンパスできれいに円を描けない子どもがいるのです。円が描けたとしても、たどたどしい手つきで、なんとか描ける程度ということもあります。一概に、子どもたちだけの問題だとは思いません。コンパスが壊れていたりということもありますから。しかし、入試当日コンパスを持参するということは、必要になる可能性があるということです。必ずしも使うとは限りませんが、可能性は高くなります。持っていったはいいが、うまく使えないというのでは、宝の持ち腐れになってしまいます。特に、中学受験のための勉強をしている子どもたちにとって、コンパスで円をうまく描く練習を自発的にすることはありません。そんな時間もとれないでしょうし、円がうまく描けないということを周りにも知られたくないでしょうし。今日、一度お子さんに円を描かせてみてください。そうですね。半径３センチメートルの円と、中心が同じ直径１５センチメートルの円を描かせてください。この二つの円の狙いは、１）同心円を描くためには、中心がぶれないことが必要になります。　　中心がぶれると、中心のところの紙が破れてしまい、同心円が描けなく　　なります。２）半径３センチメートルの円を描くためには、手首をうまく回さなければ　　なりません。コンパスに慣れていなければできないことなのです。３）直径１５センチメートルの円を描くためには、手首を大きく回さなけれ　　ばなりません。姿勢がよくなければうまく描けないのです。　　また、芯がきちんと固定されていなければ同様にうまく描けないのです。４）ひょっとしてですが、半径と直径を間違える可能性があります。　　子どもたちの覚え間違いは大人から見て意外なところにあることが多いのです。　　そんなときは、決してびっくりしたような表情を浮かべないでください。　　淡々と、心の動揺をおくびにも見せずに、平然と教えてください。　　これで、覚え間違いは確実に一つ減ったのです。　　心の動揺を子どもに悟られてしまうと、覚え間違いは続いてしまいます。うまく円が描けない理由がコンパスにあるかもしれません。その場合には、コンパスを新しく買い与えることも検討してください。下のコンパスは比較的きれいに円が描けます。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.09

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鉛筆にキャップを～中学受験の攻略（55）

そろそろ来春の中学受験のために準備していただきたいことがあります。それは、鉛筆にキャップをつけることです。ピンとこられない方のための一例です。思い出していただけましたか。このキャップ自体は、昔からあるものですが、入試の際にはとても重宝します。筆箱またはペンケースを自分で落としてしまうこともありますし、入試会場で、周りの子どもが机に当たって落としてしまうこともあります。普段の塾であれば、周りはすべて友達なので、代わりの鉛筆を借りたりできますが、入試会場では回りは初めて会った子供ばかりですので、そんなこともできません。そのために、鉛筆キャップが必要となるのです。ただ、入試当日になって、急にキャップを使おうとしても、案外邪魔になるのです。そのため、そろそろ準備をしていただき、キャップに慣れを感じさせておいてほしいのです。小さなことでも、入試の際のストレスを取り除いていくことが、子どもたちに培ってきた実力を１００％発揮させることにつながるのですから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.08

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見世物いえ見せ問～中学受験の攻略（54）

そろそろ志望校の過去の入試問題を入手された方もあると思います。今日は、過去の入試問題についてです。注意点をいくつか挙げておきます。１）今の教科書は今年からです。　　その前の教科書は２００２年春からです。　　　要するに、小学校での学習内容が大幅に減少したのは、　　　２００２年春からなのです。　　過去の入試問題を見る場合には、充分注意をしてください。２）社会の地理の問題では、先日も書きましたように、最新のデータに　　基づいて事前に問題および解答を点検しなければいけません。３）これが最大の問題です。　　各府県のトップ校・２番手校では、難しい問題が出題されても　　当たり前といえば当たり前なのですが、　　さほど難易度の高くない学校でありながら、　　入試問題の最後の一問あたりが、とくに算数で　　難しい問題が出題されていることがあります。そういう問題を見てしまうと、まずうちの子に果たしてこの問題が解けるのだろうかという不安が脳裏を横切ります。その年の合格最低点が６０％前後であれば、余計に焦ってしまうものです。学校の難易度から離れたレベルの問題は、毎年見受けられます。この問題を解かなければ合格しないのでしょうか。結論から申し上げますと、解けなくても合格できます。もちろん、その他の問題もできなければ別ですが。入試問題というのは、オープンにされる性質のものです。あまりに簡単な問題が羅列されていると、どう思いますか。いとも簡単に合格してしまうと親子ともども誤解や錯覚をしてしまうかもしれません。そのため、私の中学校のこんな難しい問題も出題するのですよ、決して油断はしないでくださいね、という学校からのメッセージなのです。また、難しい問題に出会ったときにどう対処するのか、時間をかけて考えるのか、それとも後に回して見直しをする習慣がついているのか、を確かめる目的のこともあります。いずれにしても、このような問題があった場合は、気を引き締める材料として使っていただくのが一番だと思います。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.07

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模擬テストの予定を立てる～中学受験の攻略（53）

子どもたちの勉強はまだまだ続きますが、周りでは、そろそろ９月以降の模擬テストを考え始めてください。関西では、大手進学塾が行っておられる模擬テストもありますが、テスト業者としては、五ツ木駸々堂さん、芦屋教育研究会（芦研）さんがあります。ともに月１回のペースで１２月まで行われます。９月のみ日程が重複していますが、それ以外は両方受験することもできます。といっても、学校のプレテストなども実施されていますので、日程的には大変だとは思います。大変だということは分かっています。分かっていて、受験することをお勧めしているのです。いずれの模擬テストも、１回ではなく、少なくとも２回以上受験させてください。各府県のトップ校だけを受験される場合は、別に構いませんが、いろいろな事情から最終的にはどうしても私学にという場合や、中堅校の受験を考えておられる場合には、必ず受験してください。塾からの申し込みでなければ、塾にはデータが来ませんので、コピーを持参するようにしてください。ただ、そのときの対応に不安を感じられた場合は、ご相談ください。話は変わりますが、今年の４月から、個人情報に関する法律が施行されています。この件に関するお問い合わせは私書箱にお送りください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.06

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お母さんが寝込まないこと～中学受験の攻略（52）

東北地方もいよいよ露が明けてしまいました。これから本格的に夏になるのでしょうか。今までもとても暑くてたまらないのに。今年初めて半そでのカッターシャツを夏期講習から着ています。半そでのカッターシャツなんて、中学生のとき以来です。高校では、夏でも詰襟を着ていましたから。（もちろん、下には何も・・・）この夏は受験生にとってはまとまった時間を有効利用できるチャンスです。そのために必要なことは体調管理です。では、子どもの体調管理はどうすればいいのでしょうか。そうです。お母さん自身の体調管理が重要になるのです。子どもたちが一生懸命にがんばれるのも、お母さんが元気でいてくれてこそなのです。お疑いであれば、３日ほど仮病を使って寝込んでください。とたんに、子どもは普段のペースが崩れ、集中力もなくなり、ガタガタと音を立てて崩れますから。おまけにその状態が長引けば長引くほど元には戻りにくくなりますから。そのときになって、仮病を使ってしまったことを反省してください。兄弟姉妹の体調は、子どもにはあまり影響がないのです。また、お父さんの体調も影響しません。あくまでもお母さんの体調なのです。無理をしないでくださいとか、多少体調が悪くても黙っていてくださいとか、そんなことは言いません。お母さんが子どもの体調を聞かなければ分からないはずがないのと同様に、子どもからもお母さんの体調など聞かなくても分かるのです。ですから、どうしてもこの夏は寝込まないでください。ちょっとでも体調が悪いと思われたときには、早めに横になってください。お母さんが実行することによって、子どもたちも少し体調が悪くなったときにどうすればいいのかを学ぶことになるのですから。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.04

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来春、玉突きが起こります～中学受験の攻略（51）

初めての近畿統一入試が来春行われます。８月に入りましたので、そろそろ準備に取り掛かってください。受験勉強はもうがんばっている、ですか。勉強のお話ではありません。お金の話です。もし、お子さんがＡ中学校を第一志望とします。来春、Ａ中学校を受験することになりますね。合格していれば、何事も起こらないで済むのですが、ひょっとしてということが起こらないとも限りません。そうなると、Ｂ中学校やＣ中学校も受験することになります。（日程的には、Ａ中学校の合格発表の前に入試が実施されることもあります）Ａ中学校はダメだったが、Ｂ中学校に合格した場合、大半の方がＢ中学校に入学の手続きをされます。要するに、入学金を納められるわけです。この場合、時間的な猶予はあまりありません。Ａ中学校に合格していればＡ中学校に納めていたはずのお金をＢ中学校に納めることになります。数日後、Ａ中学校から電話があり、繰上げ合格との連絡をもらったとします。さて、どうしますか。一旦収めたお金のうち、授業料などは後日返還してもらえる中学校もありますが、一日二日ではありません。もう手続きを済ませたからＢ中学校に行かせますか。それとも、もう一度入学金を納めて、Ａ中学校に行かせますか。そうなんです。中学入試のシーズンには、かなりのお金が必要になるのです。もう８月です。夏のボーナスはまだ残っていますか。冬のボーナスはいくらぐらい出そうですか。人の懐を気にしているようで嫌なのですが、現実問題として、本当の意味で個人的な問題として来春、起きるかもしれないのです。その覚悟を決めておくことが、今がんばっている子供のそばにいる大人の責任だと私は思います。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.03

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新しいテキストに目がいきますか～中学受験の攻略（50）

この時期、当然のようにして、夏期講習用のテキストを使われていると思います。本屋さんを覗いても、ネットで調べてみても、いろいろな参考書や問題集が山のように積み上げられています。最小の努力で最大の効果が上がるように書かれており、これなら今まで躓いていた分野が、きれいに、かつ短時間で理解できるような気にさせてくれます。その本を持ってレジに並ぶ前に、ちょっと考えてください。その本を買えば、子どもたちのしなければならないことが増えるのです。その時間はどこから捻出するのですか。今は夏休みだからまだ何とかなるかもしれません。でも、９月以降はどうするのですか。今使っているテキストを信じるべきです。どうしても新しいテキストが必要な場合は、今もっているテキストを１冊捨ててください。それがポイントです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.02

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日本のすがた～中学受験の攻略（49）

「日本のすがた」と聞いて何を連想されましたか。郵政民営化で混乱している国会ですか。それとも・・・。正解は、矢野恒太記念会発行の「日本のすがた２００５」です。社会の入試で使われる地理的なデータは、「日本国勢図絵」と「日本のすがた」なのです。子どもたちが使っている教科書・テキスト・問題集は、そのほとんどがいずれも来春の入試で使われる数値とは異なっているのです。作物の取れ高などは特に年によって順位が違っていることもあります。このことについては、ふつう塾の社会の先生がその都度修正をかけられているのですが、授業中にきちんと聞いていない場合などは、違った順位を覚えてしまうことがあります。「日本国勢図絵」を児童・生徒用にわかりやすくしたものが、「日本のすがた」なのです。問題集などは、過去の入試問題が中心になっている場合がほとんどなので、その入試が行われた年の前年に発行された「日本のすがた」から、数値を引用されているのです。あと１ヶ月となった夏休み、子どもたちと同じように保護者の宿題として、数値の点検をされてみてはいかがでしょうか。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.08.01

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口コミって信じますか？その３～中学受験の攻略（48）

口コミの３回目です。今回は、「受験を考えている学校に、知り合いがいる方からの情報」について、考えてみます。知り合いというのは、女性がよく使われる言葉の一つですが、具体的にどういう立場の方なのか、必ず確かめてください。学校の先生にも、二通りあるのはご存知ですか。「教諭」と「講師」です。「教諭」というのは、その学校に常勤（毎日出勤）する、企業で言えば社員さんと考えてください。「講師」の中にも２通りあります。「講師」というのは、社員さんではありません。「常勤講師」と「非常勤講師」です。「常勤講師」の場合は、教諭と同じように毎日出勤されますが、「校務分掌」はありません。「非常勤講師」の場合は、週に何日という契約に基づいて学校に出勤されます。「校務分掌」の中に、クラス運営、要するに担任という仕事があります。これでお分かりいただけましたか。担任やクラブの顧問などの仕事など学校運営の仕事もしておられるのが「教諭｣で、教科指導のみを担当しておられるのが「講師」だとお考えください。情報元のお知り合いの方が受験を考えている学校に対して、どういう立場なのかが分からなければ、せっかくの情報が生かされないのです。何らかの事情で最近その学校を定年を迎える前に退職された方からの情報であったりすれば、その情報がマイナスである場合、慎重に受け止める必要があるようにも思います。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.07.31

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口コミって信じますか？その２～中学受験の攻略（47）

昨日に引き続き、周りから押し寄せてくる情報について考えます。今日は、「受験を考えている学校に、以前子どもを受験させた方からの情報」についてです。この場合、どうしても聞いておかなければならないことがあります。それは、合否についてと、進学先についてです。入学されたのではなく、受験されたわけですから、誰かの勧めがあったはずですし、情報元も調べられたはずです。ただ、合否という結果によって、その学校の印象が大きく影響されてしまうのは、立場を置き換えていただければすぐに分かることです。あくまでも結果が出てからの情報だということを念頭に置いてください。それとともに、進学先も必ず聞いてください。それによって、受験を考えておられる学校に対して、根本的にどういう印象を持っておられるかが分かりますから。入試である以上、合格する方もあれば、残念な結果に終わってしまう方もあるのです。とくに、中学入試では実力を全員が発揮できるとは限らないのです。それは大学受験などと異なるところです。何せ、受験のとき、まだ１２歳、子どもによってはまだ１１歳なのですから。入試の難易度は、年によって大きく変化することがあります。また、通われている進学塾によって、難易度の予想が異なることがあります。それらの要素をすべて加味した上で、情報は聞くようにしてもらわないと、大変なミスを犯してしまうことになるかもしれません。いろいろなところからの情報を総合的に判断すること、これがいちばん大切なことなのです。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.07.30

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口コミって信じますか？その１～中学受験の攻略(46)

中学受験を来春に控えたお母さんの周りからさまざまな情報が入っていると思います。大別すると、１）受験を考えている学校に、以前子どもを通わせていた方からの情報２）受験を考えている学校に、以前子どもを受験させた方からの情報３）受験を考えている学校に、知り合いがいる方からの情報と、分けることができます。今回は、１）の「以前子どもを通わせていた方からの情報」について、考えてみます。この情報については、信頼性が高いのが普通です。ただし、聞きにくいかもしれませんが、在学中なのか、何年前にその学校を卒業されたのか、その学校には中学校から入学されたのか、それとも高校から入学されたのか、を必ず確かめてください。これは、とても大切なことなのです。もし、在学中であれば、その情報はそのまま信用していただいても構いません。（特に、プラスの情報であればなおさらです。）マイナスの情報である場合は、木を見て森を見てしまうことがないように、留意してください。どんなすばらしい学校でも、集団指導をしている限り、すべての生徒を同じように伸ばすことは困難なのです。もちろん、その困難に向かってがんばっておられる学校もたくさんありますが。卒業生の場合は、その情報が今でも通用するのかどうか確認する必要があります。今の少子化を受けて、私立の学校はどんどん変わってきています。昨年まではのんびりしていた学校が今年に入って急にがんがんがんばっておられることもあります。昔のように、古い伝統の上に安住しておられる学校はもうほとんどありません。もちろん、いいところは伝統として残しておられますが。先生方にしても同じことです。最近、どこの私学でも、若い先生を採用しておられます。ベテランの先生も、顧問や参与という形で残っておられる学校も多数あります。情報は生きているのです。できるだけ新しい情報で判断するように心がけてください。（私自身も、そうしています）また、同じ学校であっても、中学から入学する場合と、高校から入学する場合でまったく異なることがあります。担当される先生方がまったく違う学校もあるのですから。このように、入ってくる情報をすべて鵜呑みにするのではなく、ご自身の目で確かめるようにしてください。関西であれば、私も全力を挙げて調べていますので、ご質問ください。お役に立てば下を押してください。人気blogランキングへ

2005.07.29

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