kaoritalyたる所以

昨日の夜はジョージ・クルーニー監督作、オスカーでもノミネートされていた・・
グッドナイト＆グッドラックを観てきました。




今回は簡単に解説＆ストーリーをコピペします。

解説: “放送の良心”としてアメリカ国民に愛された、エド・マローの生き様を描いた本格社会派ドラマ。“マッカーシー”批判と呼ばれる歴史的事件を背景に、時の権力者に立ち向かった男たちの真実の物語。エド・マロー役にはデヴィッド・ストラザーン、その相棒役には本作が監督２作目でもあるジョージ・クルーニー。マッカーシーを含む当時の映像を実際に使うために、全編を白黒で撮影したことで、作品に重厚感と臨場感が加わっている。

ストーリー: 1953年のアメリカは、共産党主義者を弾圧する“赤狩り”の嵐が吹き荒れていた。大手ＴＶ局に勤めるエド・マローや同僚たちにも疑いの目は向けられ、自由な報道すらままならない状況下に置かれていたが、ジャーナリストとしてあるべき姿を追い求めるマローらは、真実を報道することを決意する。


ちょっと画面から煙が漂ってきそうなくらい、みんなタバコをスパスパ。この番組のスポンサーが
“ＫＥＮＴ”のタバコ会社だったんですよね。にしても放送中にタバコを吸いながら・・なんて今ではちょっと考えられないです。


観終わった感想を一言で言うと、主人公はとっても正論をぶちまけていたな、ってこと。報道する側の立場として“良心とは？！”何かを考えてマロー自身がおかしいと思ったことをはっきりと口にする姿勢は当時、政府・軍への挑戦でした。そういったことが出来ない時期があったわけで、みんなが疑心暗鬼に陥って、仕事の仲間を信用できないような不安の中、信念を貫いて取材にあたり放送する実行力は素晴らしいと、Ｊ・クルーニーが感じていることを映画化していたように思います。



メディアとは何か、ジャーナリズムとは、なんて考えてみたりするけど、この映画の時代とは違って今はネットというツールも増え、何かと情報が溢れているこのご時世ですから、何が正しくて何が悪いのか、自分の判断がタバコの煙で曇らないよう？！いえ、心が曇らないようにして見定めていかなくちゃ～なんて思ったりしました。そして単なる傍観者にならないようにしたいと。

結局、信念を貫いたマローも、視聴率一辺倒へと傾くＴＶの時代には太刀打ちできなくなるのだけれど、その精神は大事に受け継いでいくべきなんだろうと感じたのでした。

感想を書くのがちょっと難しい映画ですが、いつもより真面目にまとめてみました。