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カテゴリ:映画・VIDEO
ヒース・レジャーの遺作・・として、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルらイケメン俳優たちが、ヒースの愛娘マチルダにギャラを払ってもらう・・という美談で盛り上がったこの映画、そんな美談とはある意味別世界の、不思議な映像美と卑しさを描いた作品で、kaoritalyはそんな意味不明な世界を楽しみました。テリー・ギリアム監督らしい、不思議な世界観は見るものを惑わせ、ある人は不快感を持つだろうし、ある人は全く楽しめないだろうし、ある人にとってはたまらなく楽しめる・・そんな両極端な部分をもつ映画だと思います。
鑑賞後1ヶ月以上経って、レビューを書きそびれていましたが、何とかアップできました。 解説等は、allcinemaONLINEからのコピペでどうぞ。 「未来世紀ブラジル」「バロン」のテリー・ギリアム監督が贈るミステリアス・ファンタジー・アドベンチャー。主演は「ダークナイト」のジョーカー役で鮮烈なインパクトを残したヒース・レジャー。彼は本作撮影半ばで急死してしまい、これが遺作となる。彼の死によって一時は完成が危ぶまれたが、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が後を引き継ぐ形で鏡の中の主人公を演じ分け、無事完成に漕ぎ着けた。一人の少女を助けるため、現実世界と不思議な鏡の中の幻想世界を行き来する主人公の姿を、イマジネーションあふれるヴィジュアルでファンタジックに描き出す。共演に、「インサイダー」のクリストファー・プラマーとスーパーモデルのリリー・コール。 2007年、ロンドン。パルナサス博士率いる旅芸人一座がやって来る。出し物は、心の中の欲望を鏡の向こうの世界に創り出す摩訶不思議な装置“イマジナリウム”。しかし、怪しげな装置に誰も興味を示さない。そんな中、何かに怯えているパルナサス博士。彼は、かつて悪魔のMr.ニックと契約を交わし、不死と若さを得る代わりに生まれてくる娘が16歳になったらMr.ニックに差し出すと約束してしまったのだ。そして、その期限である娘ヴァレンティナの16歳の誕生日が目前に迫っていた。一方、何も知らないヴァレンティナは、偶然救い出した記憶喪失の男トニーに心奪われる。トニーは一座に加わり、彼の魅力で女性客が増え始めるが…。 ヒーズ演じるトニーが、鏡の中の幻想的な世界に行ってる時に、それぞれの俳優が演じてます。 まずはジョニー・デップから。金持ちのおばさんと鏡に飛び込むと、おばさんの妄想する物欲の世界が広がります。案内してるうちに、ラブホが見えてきて、おばさんは嬉しそうに誘います。笑えるシーンです。 次はジュード・ロウ。トニーが追手から逃れるために踏み込んだ鏡の世界は、上昇志向を表した、天にも届くはしごが並んでます。嬉しそうに昇ってると、はしごが崩れ、追手に追いつかれそうになるところ、はしごを竹馬にして逃げていきます。そこにはモンティパイソンが・・。また笑えるシーンがやってきます。 最後にコリン・ファレル。ヴァレンティナが悪魔に奪われる・・という事情を知ったトニーは、助ける・・と言いつつ鏡の中へ。彼の本心である権力欲やお金に対する執着心がまざまざと現れ、彼女に対しても暴力的で、汚い本性を表すのです。不思議で優しいと思った青年が、そうではなかったことを知る訳です。 ヒースが亡くなってから、ストーリーは変えざるを得なかっただろうし、まさにそれが解るってシーンもありましたが、またその変化も楽しめたし、ギリアム映画として成り立っていたのでは・・と思います。一体何が言いたいねん!って思うことはなく、可笑しな世界観に浸ることが出来ました。 本当はもっと、色んな世界観を描いてみたかったんだろうし、物語を紡がないと、世界が滅びる・・なんてくだりのシーンは深かったなぁ~。製作に長くかかって、まとめるのが大変だったでしょう。 まぁそれでも、何だか解らない変な世界が広がって楽しかったし、最後はホッとするシーンもあり、良かったです。また機会があったら、見たいなぁ~と思う映画ですね。 ダークナイトは5回も観に行きましたけど、本当に惜しい俳優を無くしました。でも、こうして最後の映画も世に出て、世界に評価されて良かったよね。。。 Dr.パルナサスの鏡の舞台 posted by (C)kaoritaly 意味不明な装置あり、馬車でもあり、住まいでもある舞台も、興味深い建物!?でしたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 27, 2010 06:01:48 PM
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