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カテゴリ:旅
「そういえば、スタンドバイミーの映画に出てくるシーンって、 カナダじゃなかったっけ?」 誰かが行きの機内で話していた言葉。 その言葉が脳裏に残っていたせいか、この道を目の前にしたとき、 また誰かが「これって、スタンドバイミーの道に似てるよね?」とつぶやいた。
まっすぐ続く道。 ホリホックの森の散歩途中で出くわした、田舎道の車道。 どこまでも続く空と、山と、 先が見えないこの道に、どうしてこんなにワクワクするのだろう。
先が見えない将来に不安にかられがちな日本社会に比べ、 ここでは、先が見えない道にこんなにワクワクする。 そして、何が見えるのか、という誘惑にかられて足をすすめる。 この好奇心と、前に進む勇気は、仲間がいるという一体感の力が大きいだろう。
皆さんもそうだと思いますが、私も今まで、いろんな道を見てきた。 今の日常の生活でももちろん、様々な旅先、通学路、など過去の自分の軌跡には 必ず道が登場する。 そして、目には見えない自分が歩いてきた道もある。 それぞれ色んな道を歩いて、色んなものを見てきた仲間たちと こうやって、今一つの道を一緒に歩いて、時間と空間を共有していることは 考えてみると、奇跡に近い出会いじゃない?
それぞれが何かを感じて、それぞれの思いを持って成立しているカナダの旅。 参加メンバーの誰一人欠けていたとしても、 今私が感じている世界は手に入れることはできなかっただろう。
そう思えば、今までの人生で出会った人、 たとえ嫌いだと思っていた人でさえ 誰一人欠けたとしても今の自分はいない。 出会った人たちの意思に関係なく、これほど影響があることを考えれば 私にとってはとても重要な存在になってくる。
時間と、場所と、出会いと、なんだか絶妙のタイミングで自分の人生がプログラミングされているのではないか。
そんな風に考えてみると、 眩しい日差しと、冷たい空気の中、ゆるゆると寄り道しながら、ベリーを食べながら、 たわいない会話をしているみんなの背中がとてもいとおしく、 道がみんなみんな人生の長い道のりの途中地点なんだよ、と教えてくれているように感じました。
カナダ旅カウンセリング 昨年のご報告もHPにUP
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Last updated
2008年07月24日 11時56分48秒
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