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2005年02月22日
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カテゴリ:戦争映画
SALVADOR
1986 アメリカ 監督:オリバー・ストーン
出演:ジェームズ・ウッズ、ジェームズ・ベルーシ、エルピディア・カリーロほか  
123分 カラー

 社会派映画を多く手がけるオリバー・ストーンの代表作。実在のフォトジャーナリスト、リチャード・ボイルの体験記を本人共々脚本化している。東西冷戦の余波を受けた、中南米のエル・サルバドル左右ゲリラ陣営による血なまぐさい内戦が題材とされ、極めて重く沈痛な命題であるのだが、視聴し終わってみると、思ったほどの沈痛さを感じない。というのも、リチャード・ボイルそのものが女好き、薬好き、無謀、楽天的といった、かなり屈折した人間であるが故に、感情移入しにくいのだ。彼の行動そのものに共鳴できない部分が多いうえ、エル・サルバドル政府軍、それに加担するアメリカの大国主義を暗に批判しつつも、あくまでもボイルの屈折した視点であるが故、真実みを帯びていないのだ。そういった政治的な視点を差し引いて、この映画は戦場ジャーナリストはいかに戦場で行動するのかといった興味で視聴するのがいいだろう。
 DVDに収録されているメイキングはなかなか面白い。ボイル役を演じたウッズは兵士役も多くこなすハードボイルド系の役者だが、低予算映画のためメキシコやエル・サルバドルでの突撃撮影に危険を感じて何度も逃げ出したそうだ。ボイル本人の勇敢だが無鉄砲な性格とは全く正反対の臆病な一面が興味深い。まあ、実際エル・サルバドルでの撮影中に軍事顧問が革命軍側ゲリラに殺害されるほど危険であったらしいが。
 映像的には、エキストラを用いた累々とした死体のシーンなどなかなかエグイ箇所もある。また、戦車や兵士が登場する戦闘シーンは政府軍に偽の脚本(政府軍を正当化している)を用いて協力させているだけあって、低予算の割に迫力がある。レシプロ機、ヘリの攻撃シーンや、革命軍騎馬隊のシーンはメキシコ軍、警察の協力らしい。なお、本編ではなかりのシーンがカットされているようで、セックスシーンも相当カットされている。オリバー・ストーンがDVDのメイキングで言っているが、68歳の老婆のレイプシーンなどかなり過激さを求めたようだが、本編では自粛されているのがやや残念。

(以下ネタバレ注意)
 フォトジャーナリストのボイル(ウッズ)は、その過激性と無責任さから仕事を干され、イタリア人妻に逃げられたあげく、アパートを追い出される。さらに、無免許運転で留置所に入れられ、同じく生活に苦しむ友人のドク(ベルーシ)になけなしの金で保釈して貰う。
 ボイルは危険だと渋るドクを騙してエル・サルバドルへ渡る。そこは、右派ゲリラと左派ゲリラが内戦を繰り広げ、右派ゲリラは「セジュラ(出生証明書)」を持たない市民を虐殺している無政府状態であった。ボイルらはすぐさま拘束されるが、かつて取材したことあるフィゲロア大佐と旧知であったことからなんとか逃れることが出来た。
 ボイルは現地での恋人マリア(カリーロ)と生活を始めるが、マリアはセジュラを持っていなかった。セジュラを得るため、大使や米軍大佐などと掛け合うが失敗。最期の手段としてマリアとの結婚をすることにする。
 そんな矢先、マリアの弟が麻薬所持で警察に捕まってしまう。サルバドルで再会したジャーナリスト仲間ジョンと取材活動の傍ら救出を試みるが、失敗して弟は殺される。
 さらに、右派の過激グループ「白い手同盟」のマックス少佐は、左翼系の大司教ロメロを暗殺。これを批判をしたボイルはマックス少佐一派からも命を狙われるようになる。マックス少佐の息のかかった保安隊はさらに、難民ボランティアの米国人女性キャリーや修道女をレイプの上殺害する。さすがにこれに怒った米大使はマックス一派への軍事支援を停止する。
 米国の軍事支援を失った右派は、次第に共産左翼ゲリラに押され気味となる。ボイルとジョンは共産ゲリラの取材を続けていくが、そこには捕虜にした右派兵士を殺害していくゲリラの姿があった。結局の所、右も左も変わりはなかったのだ。
 共産ゲリラの大攻勢にあせった米国はマックス一派への支援を開始する。戦車隊を先頭にして、一気に劣勢を挽回する右派。ジョンはスクープ写真を狙いすぎて銃弾を受けて死んでしまう。ボイルはマリアを連れてアメリカに戻ることを決意。サルバドルに残る決意のドクの手助けでメキシコ国境を越えるものの、アメリカ国境警備隊にマリアは捕まり、強制送還されてしまうのだった。

興奮度★★★★
沈痛度★★★★
爽快度★★
感涙度★

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かみんぐすーん戦争映画
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最終更新日  2012年04月02日 22時33分37秒
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