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2005年12月27日
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カテゴリ:戦争映画
1987 アメリカ 監督:アンソニー・マハラジ
出演者:リチャード・ノートン、マイケル・マイヤーほか
100分 カラー


 邦題からしてB級アクションの匂いがプンプンするが、やっぱりその通りだった。ベトナム戦争後にベトナム国内に拘置されたままの戦争捕虜P・O・W(Prisoner of warの救出作戦を舞台にしたもので、この類の典型例に違わず、妻子を殺された荒くれ隊長が、癖のある六人の部下を引き連れて、元上官にあたる捕虜を救出するもの。ストーリー展開やアクションに期待するべきものはほとんどなく、似たような作品と同程度以下。ストーリーで特筆すべきは、B級の割に時折妙に細かい設定がある点。パラーシュートはきちんと隠さないと命取りになるとか、素手で焼き炭を触っても大丈夫なのはハンセン病患者だからとか、原作(脚本)段階ではかなり細かい考証がなされていることが伺える。ただ、映画自体には生かされていないのだが・・・。
 救出作戦の背景にはCIAと軍部の対立が隠されているのだが、何故元大佐が戦争捕虜になったのか、少佐が隊長に選ばれたのか、ラストにCIAの関与は何故なのかといった、核心となるべき謎の部分は最期まで明確にはならない。映画自体はアクション重視ということがありありとわかる。捕虜がハンセン病を病んでおり、触るのをいやがる部下が次第に心を開いていく場面も、うまく作れば感動ものなのだが結局未完成な感じ。
 ミッション完遂までは、いくつものアクションブロックに分かれている。上手に作り込めば大作の予感もあるのだが、バスに乗ったり、列車に乗ったりとシチュエーションをちょっとずつ替えたアクションシーンが、後半になるとダラダラと感じてとても退屈だ。いい加減脱出しろと言いたくなる。また、アクション自体はあまりにあり得ないというか、作られすぎた設定が多すぎて辟易。救出部隊員がみんなで揃ってでんぐり返し射撃はちょっといかんし、都合いいところにいつもガソリン缶が山積みというのもちょっと。
兵器類は特筆すべきものはないが、冒頭のパラシュート降下に用いるヘリコプターがダクテッドファンを備えたアエロバスSA341ガゼルのような感じである。ヘリはあんまり詳しくないのだが、製作年代から考えればこの系統のものであろう。

興奮度★★
沈痛度★★★
爽快度★
感涙度★


(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)
 ベトナム戦争後15年が経過し、ベトナム戦争帰りのストレイカー少佐は、事件で妻子を殺害される。それによって荒れすさんだ少佐の元に、陸軍のマクリオド、ロリーがやってくる。CIAの極秘調査で、ベトナム戦争中に全滅したと思われた特殊部隊兵士の遺骨が見つかり、遺骨の年齢及び数からハリソン大佐以下6名が生存している可能性があるというのだ。特殊部隊で唯一生還したストレイカー少佐に、その極秘捜査潜入と救出任務が出たのだ。作戦指揮はCIAのファクラーが執るが、ハリソン大佐らを見殺しにした張本人でもあり、ストレイカー少佐はあからさま不信感を表す。
 ストレイカー少佐はバンコクに降り立ち、そこで訓練されていた若い6名の部下と面会する。通信爆破のトーマス、医務のバレラ、兵器・言語のブラウン、輸送・武器保管のパパス、拷問と撃ち合いが得意なソレリ伍長、そしてジャスパーだった。
 一行は民間ヘリでラオス国内に降下。しかし、これで一切の身分は隠し、米軍との関係は断ち切られる。現地案内人のタオらと合流し、一行はベトナム地内へ潜入する。その過程で敵(?)が仕掛けた地雷でジャスパーが負傷、さらに銃撃戦でジャスパーが戦死する。タオは付近のボク山に拠点を持つオーストラリア人ホーガンのもとを尋ねる事を勧める。彼はこの地で武器、食料、女何でも調達する運び屋だ。ホーガンに安い賃金しか払えなかったため、ボロバスで国境まで送ってもらうことになった。
 国境付近でバスがぬかるみに足を取られる。そこにベトナム軍の襲撃が始まる。すっかり包囲され、ストレイカー少佐以下部隊員とタオ、さらにはホーガンまでもが捕らえられてしまう。収容所でタオは厳しい拷問を受け、逃げだそうとして射殺される。さらに、少佐も厳しい拷問を受け続ける。
 翌朝、収容所の片隅からボロボロになった白人がやってきて熱くなった炭を素手で触り、彼らの縄をほどく。彼はハンセン病にかかっており、熱さを感じないのだ。そして、彼こそが15年前に捕らえられた捕虜だった。反撃体制を整える間もなく、ベトナム軍に発見され激しい銃撃戦が始まる。少佐らは応戦しながらトラックを奪い、ハリソン大佐を探して収容する。隊員も一人二人とやられ、結局救出できたのはハリソン大佐ともう1名の捕虜だけだったが、一行は収容所を脱出する。
 追撃してきたベトナム軍との銃撃戦で、オーストラリア人ホーガンが死亡。残った少佐以下3名と捕虜2名は徒歩で逃げる。途中で列車を発見し、それを奪って逃走。しかし、追ってきたジープの射撃で運転士パパスが戦死。一行は列車を降りて精油所近くに辿り着く。精油所裏のジープを奪取するためにまた一人戦死し、少佐とソレリ、捕虜2名はやっとのことで救出地点に到達する。
 しかし、CIAのファクラーはベトナム政府との友好関係を考慮して捕虜の救出を中止。自らヘリに乗って救出地点に向かう。徐々にベトナム軍が迫ってくる。ストレイカー少佐は「今度はそうはいかない」と、捕虜救出中止を伝えるファクラーを殴りつけ、大佐をかついでヘリに乗り込む。しかし、ファクラーと捕虜1名はベトナム軍の銃撃に倒れ取り残される。そして、せっかく機に乗った大佐もまた胸に銃弾を受け死亡していた。



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最終更新日  2005年12月27日 09時19分46秒
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