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2006年08月15日
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カテゴリ:戦争映画
ビデオ 日本未公開 8/4 DVD発売
2005 イギリス  監督:コリン・ティーグ
出演者:ビリー・ゼイン、カレル・ローデン、マイケル・マドセン、トミー・フラナガンほか
90分 カラー

 発売元の宣伝では「第二次世界大戦末期、(略)最大規模の空挺作戦「マーケット・ガーデン作戦」をドイツ軍占領下のオランダで展開し、(略)その中に「マッチボックス」という極秘指令を受けた小隊の姿があった。一国の運命を左右する任務とは何だったのか!?「マーケット・ガーデン作戦」の裏に隠された真実を、壮大なスケールで描いたノンフィクション作品。」とある。「遠すぎた橋」で知られるマーケットガーデン作戦をノンフィクションで描いたとなると、嫌がおうにも期待は高まるというものだ。
 ところが・・・・「マッチボックス作戦」何それ?。内容は・・・・全くのフィクションじゃないの!シリアスドキュメンタリータッチを期待したのだが、アクションコメディサスペンスではないの。ドイツ軍の略奪した財宝を独英米軍が争奪戦を繰り広げるといった面白おかしいサスペンス。マーケットガーデン作戦などただ単に名を借りただけで、財宝のありかがあの遠すぎた橋のアンヘルムだったというだけ。もう、最高にガックリした。
 とはいえ、最初からフィクションのアクションサスペンスだと思ってみれば、それはそれで面白い。ちょっとあり得ない設定やアクションが多々あるものの、ドイツ軍二派、英軍、米軍の4つ巴の盗賊団的争奪戦の人物設定や軽快などんでん返しは楽しめる。この作品海外での評価はさほど低くはないので、輸入元の日本企業の宣伝に問題があるといえるだろう。タイトルや前宣伝に多くの誤謬があるのはいかがなものか。とはいえ、私のように間違って購入する輩もいるので、ある意味成功なのかもしれないが。シリアスものという先入観がなければ評価の★は3つはいったところ。

 そういったわけで、シリアスアクションではないため、戦闘シーンや登場兵器類は期待できない。小銃、機関銃での銃撃戦はそこそこ、爆破シーンも今ひとつ。英軍空挺部隊シーンもほとんどが記録映像(モノクロ)とCGによるものとなっている。もちろん戦車や装甲車の類はなしで、ソフトスキンにしてもワーゲン、ジープに普通のトラックのみ。唯一でてくる航空機は3発の水上輸送機だがイタリア機ぽい感じはするが、何者か不明。モノクロ記録映像ではショートスターリング爆撃機と曳航されるグライダーエアスピード・ホーサが登場する。また、ロケセットはオランダの水車小屋がメインというお手軽さ。かなりの低予算映画であることは間違いない。

 サスペンスとしてのストーリー性は、意外な登場人物の組み合わせや展開でまずまず楽しめるが、多彩な登場人物にきっちりした性格付けをしている割にはストリーに反映されていないのは残念。その登場人物については個性の強い役者を揃えており、ストーリーとは直結しないところでの言動はなかなか面白い。はっきり言って本作はコメディといってもいいのかもしれない。随所に盛り込まれた笑いを探すのも一興である。そういえば、冒頭の小便入りスープあたりからその傾向があることに気付けばよかった。
 また、本作はイギリス制作だがイギリス映画というのは本当にアメリカ人を馬鹿にしている。イギリスのアメリカ人像は脳天気で場当たり的で功利的といった感じなのだろう。むしろ真面目なドイツ人の方を好意的に描いている。
  

ファインフィルムズHP  

興奮度★★★
沈痛度★
爽快度★★★
感涙度★


!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧ください)
 1944年9月、オランダ一帯に英米カナダの連合軍空挺部隊が降下する「マーケット・ガーデン」作戦の実行にあたり、一人の英軍空挺部隊大尉が特命を帯びる。その名も「マッチボックス作戦」と呼ばれ、1機の曳航グライダーに搭乗した小隊規模の特殊任務要員がオランダに向け飛び立っていく。
 グライダーは曳航爆撃機の被弾により、予定からはずれた地点に落下し、隊員2名が死亡する。さらに、応戦に来たドイツ軍との交戦で、指揮官の大尉が戦死してしまう。指揮官を失った部隊の次席はマクミラン軍曹だが、階級から言うとカナダ人パイロットのオーツ中尉だ。しかし、指令の目的は大尉しか知らず、手元には座標の書かれた指令書があるのみだ。足に負傷を負ったマクミラン軍曹とオーツ中尉の指揮のもと部隊は座標地点に向けて歩を進めるが、作戦直前に部隊に加わったパウエル伍長の言動がどうも怪しい。伍長も何か指令の秘密を知っているようだ。おかしいと言えば、この部隊に合流したばかりのベイカー伍長は爆破処理班の専門家で、衛生兵のウェリングスは数カ国語を話す能力はあるが実戦は初めてという始末だ。ウェリングスは初の実戦にガタガタ震えるのみで役に立たない。
 
 一方、オランダのアルンヘムでは闇商人グスタフのもとにドイツナチ親衛隊のフェラー中尉がやってくる。フェラー中尉は、グスタフとフェラーの後任となったケスラーSS少佐の謀略でソビエト前線に飛ばされた恨みがあり、ケスラー少佐とグスタフが管理するドイツ軍の略奪した財宝を奪い取ろうとしていた。フェラー中尉の手下にはスナイパーのマックスとベックがいた。フェラーはグスタフを脅して財宝の隠しているアルンヘムの農家の地下へ行った。その農場には2人の娘サスキアとベニータがおり、二人はレジスタンスとして連合軍に情報を送っていた。フェラーは財宝を運ぶのにトラックが必要と判断し、マックスを見張りに置いてベックと街に出る。ところが、トラックを奪って帰還中に地雷で横転、結局歩いて戻るハメになる。
 グスタフはフェラーから逃れてケスラー少佐の所へ行き、フェラー中尉の計画を密告する。それを知ったケスラー少佐はいち早く財宝を確保しようと移動を始めるが、その途中でグスタフはケスラーに裏切られて置き去りにされてしまう。さらに運の悪い事にグスタフはアメリカ軍(101空挺部隊)少佐の一行に捕虜にされてしまう。また、フェラーらもアメリカ兵に化けてアメリカ軍陣地を突破する。

 アルンヘム近くに到達した英軍特殊任務部隊は、ついにパウエル伍長を追及し、作戦の目的が財宝の確保にある事を知る。レジスタンスの女性と合流し、見張り役のマックスを捕らえて財宝を調べようとするが、地下エレベータには爆薬が仕掛けられており、容易に近づけない。しかも、爆破処理員のベイカー伍長はヤク中で使い物にならず、結局ドイツ軍のケスラー少佐がやってくるまで隠れて機会を窺う事にする。もはや、彼らは作戦任務の遂行など眼中になく、分け前のピンハネに夢中だった。

 アルンヘムの農家に到着したケスラー少佐は、財宝を湖上の水上輸送機に積み込ませる。英軍のオーツ中尉はうまく敵パイロットになりすまして水上機を奪い、ついに隠れていた英軍兵らがドイツ軍兵を銃撃する。この銃撃戦でベイカー伍長が戦死、マックスも女性らを逃がしながらも撃たれて死亡する。一方、密かに隠れていたフェラー中尉は復讐のためにケスラー少佐のもとに向かい、銃撃戦の末ケスラーを地下室に閉じこめる。水上機には財宝と英軍兵士、そして紛れ込んだフェラーとベックが乗り込み発進しようとしていた。その時、グスタフから財宝の話を聞いたアメリカ軍が到着し、ドイツ軍水上機に銃撃を始める。これでパウエル伍長が戦死、水上機はなんとか飛び上がったもののエンジン不調で不時着する。
 
 財宝は無事英国政府の元に届けられる。財宝は個人のものにはならなかったが、作戦は一応成功した。しかし、展示されている財宝を再び盗み出す一味がいた・・・・。「これが戦争さ」


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最終更新日  2006年08月15日 07時21分26秒
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