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2009年01月14日
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カテゴリ:戦争映画
ビデオ2000 イギリス 監督:ローレンス・エルマン
出演者:ローレンス・エルマン、関係者(ドキュメンタリー)
52分 カラー Tracing Che


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 革命家エルメスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(チェ)が、学生時代に行った友人との南米旅行の足跡を、監督自らが同じオートバイによって追ったドキュメンタリー。チェ・ゲバラは言うまでもなく、キューバ革命の英雄であり、その革命闘争思想の原点がこの南米旅行にあるとされる。南米旅行は、医学生だったチェと化学者のアルベルト・グラナードが、オートバイ(ノートン500)に二人乗りで、アルゼンチンからチリ、ペルー、ベネズエラまでの6ヶ月半余りを費やしたものであった。本作は、監督のローレンス・エルマン自身が同じノートン500を入手して行程を辿っていくものである。

 監督のロレンス・ノルマンとは何者か良くわからない。同じコースを旅したい、とゲバラに興味はあるようだが、さして知識があるようにも見えず、傾倒している風でもない。従って、本作の中身的には非常に浅いものとなってしまっており、単に行程をトレースしただけというものだ。加えて、行程トレース作業はかなりの短期間で所々を端折っているだけでなく、ゲバラ達が訪れたであろう場所や人物の捜索も形だけのものとなっている。破損したオートバイの預け先やゲバラが訪ねた消防署など重要なポイントも、結局わからなかったり、中に入れなかったりと、本当に馬鹿にしている。この監督、何をしたかったんだろうという怒りが沸いてくるほどで、ほとんど学園祭レベルだ。

 それでいて、証言者だけはアルベルト・グラナード本人を始め、ゲバラの従兄弟や幼馴染みであるフェルナンド・コルドバ、カルロス・フィゲロア、マリオ・サラビアらが登場するなど手が込んでいる。その証言はなかなか面白く、ゲバラが女好きだったこと、ダンスが下手だったこと、きれい好きでなく「ブタ」と呼ばれていたことなどが暴露される。また、破損したオートバイはその後にアルベルトの兄トーマスが回収し、アルゼンチンで解体されて売却されたことも明かされる。
 せっかくこうしたゲバラの異なった一面などのエピソードを証言などから拾い上げているのだから、行程を追う映像にももっと力を入れて欲しかったところ。何だか旅行好きの監督が、趣味と実益をかねて旅行してみました的な映画にしか見えないのだ。

 総じてたいしたことのない映画だ。ドキュメンタリーとしての内容もないし、この程度ならば書籍で十分かなと思わせる。この後「モーターサイクル・ダイアリーズ(2003)」が制作されているので、さらに本作の評価は下がってしまうが、ゲバラの足跡を辿るという発想という点では当時としては新鮮だったとは言えようか。


     

興奮度★★
沈痛度★
爽快度★
感涙度★





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最終更新日  2009年01月14日 12時02分37秒
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