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2009年06月02日
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カテゴリ:戦争映画
ビデオ1968 アメリカ・イギリス 監督:ブライアン・G・ハットン
出演者:リチャード・バートン、クリント・イーストウッド、メアリー・ユーアほか
158分 カラー Where Eagles Dare


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 第二次世界大戦時の南ドイツ。難攻不落の要塞「鷲城」に監禁された米将軍を救出するために、英軍の特殊スパイチームが潜入するサスペンスアクション映画。リチャード・バートン、クリント・イーストウッド出演という豪華作品であり、練りに練られたサスペンスストーリー、そして今となってはちょっと笑えるスーパーアクションと、当時としては最高の娯楽作品だったに違いない。
 もちろんフィクションだが、二転三転する謎解きサスペンスは非常に複雑で、繊細だ。途中から本当に誰がスパイなのかわからなくなってくるし、見ている側がすっかり疑心暗鬼にさせられるテクニックは見事だ。それも過度すぎず、ちょうど良いタイミングでアクションに移行するのが心地よい。映画のテンポと言い、起承転結性、盛り上げ方ともにかなりの秀作の部類である。制作年が古いだけに映像がやや汚なかったり、アクションシーンで明らかな合成だったりするのが玉に瑕(笑)。

 サスペンススパイものとしては、かなり細かい設定が用意されている。一見愚かだったり無意味な行為に見えるシーンでも、実は全て綿密な計画通りであり、寸分の隙もないのだ。例えば、通信室のドイツ兵を殺害するシーンでは、クリント・イーストウッドが一瞬躊躇して警報を鳴らされてしまうように見えるのだが、実は警報でドイツ兵を混乱させるために敢えてスイッチを押させたように見える。また、映画のかなり早い段階で設置した意味のわからなかった仕掛け爆弾が、忘れられた頃に活躍する(笑)。この他、多くのシーンで計算尽くの仕掛けが炸裂しまくるのだ。ただし、これらの綿密な仕掛けは、万が一ちょっとでも想定外のズレが発生すれば、全てパーなのは一目瞭然。まあ、アクション映画だから許される楽しみ方なのである(笑)。
 なお、ドイツ語圏なのに全て英語なのも・・・ちょっと残念かな。

 アクション戦闘シーンともに、爆薬使用量はかなり多く、見応え十分。ドイツ軍要塞内への潜入、要塞内での戦闘ともにかなり細かい設定と描写がある。特に、要塞内のマッピングや距離的時間差などはかなり正確なようで、見ているだけで要塞内の構造が読めてくるのは素晴らしい。銃撃シーンも激しく手に汗握るが、主役側は弾に当たらない法則は健在だ(笑)。手に汗握ると言えば、やはりロープウェイ上での格闘シーンだろう。明らかに合成だとわかっているのだが、やっぱり高所は怖いんだなあ(笑)。
 その要塞のロケ地は、オーストリアのヴェルフェンに実在する「 ホーヘンヴェルフェン城」。現在は観光地にもなっているそうだ。

 登場する兵器類では、ドイツ軍冬期迷彩を施したJu-52輸送機が飛ぶ。息の長い航空機で、当時も現役で飛んでいるものを使用しているようだ。雪山の間を飛行するシーンや、雪原に着陸するシーンがなかなか見物だ。また、難攻不落の城に着陸するヘリコプターとして、ベルH-131スーも登場。確かに第二次大戦末期にはヘリの原型のようなものは存在したが、このヘリではかなり違和感がある。わざわざ実機を使わなくてもいいから、せめてドイツ軍のFw61くらいにして欲しかったな。この映画で唯一気分を阻害したのはここだけ。
 このほか、空港に駐機するドイツ軍機はT-6テキサン練習機。ドイツ軍冬期迷彩を施してある。AFVではキューベルワーゲン、サイドカー、軍用トラックといったところか。

 サスペンスものも、ここまで痛快にドタバタしてくれるとなかなか楽しめる。ただ、これ以上やるとうるさくなってしまうので、本当にギリギリの線かもしれないが。古くても楽しめる名作である。

興奮度★★★★★
沈痛度★★
爽快度★★★★
感涙度★


!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)

ドイツ南部の難攻不落の要塞「鷲城」に、連合軍反攻のキーマンとなるアメリカ軍カーナビー将軍が捕らえられてしまう。視察中に付近に不時着してしまったのだ。イギリス軍情報部のローランド提督はカーナビー将軍の救出作戦を計画、ターナー大佐によって人選が行われる。選ばれたのは、スミス少佐らイギリス人情報部員6名とアメリカ陸軍レンジャー部隊のシェイファー中尉の7名だった。
 7名はドイツ軍機に化けた輸送機で鷲城の近くに落下傘降下する。だが、落下時に無線手のハロッド軍曹が何者かに首を折られて死亡。スミス少佐は内部にスパイがいることに気づく。さらに、他の隊員には秘密で同時に降下した女性スパイのメリーと密会する。
 スミス少佐らは鷲城の麓にある駐屯地に潜入し、酒場で情報収集を図るが、そこで二人目のマクファーソンが殺害されてしまう。スミス少佐は酒場の女スパイマリアと接触し、ハイジ(メリー)と引き合わせて、鷲城への潜入工作を進める。だが、スミス少佐らが潜入している情報は漏れており、スミス少佐ら残った5名はドイツ軍によって逮捕されてしまう。

 一方、鷲城では守備隊長クラマー大佐のもとに将軍がヘリで到着し、カーナビー将軍の尋問を始めようとしていた。彼らは城に駐在するゲシュタポのフォン・ハッペン少佐にだけは渡したくなかった。マリアらはハッペン少佐に接近し、同伴で城に上る。そこで、スパイ逮捕の情報を聞いたハッペン少佐はクラマー大佐に激怒するのだった。

 逮捕されたスミス大佐とシェイファー中尉は護送中に脱出に成功する。スミス少佐は本部のターナー大佐の撤退命令を無視し、ロープウェイの上に飛び乗って鷲城の潜入に成功し、マリアの手引きで城の中に入り込む。シェイファー中尉はスミス少佐からカーナビー将軍は偽物役者の米軍カートライト伍長であることを聞かされる。
 スミス少佐らはヘリコプターパイロットを殺害し、将軍のもとに行く。そこには捕らえられた3人がおり、実は彼らはドイツの二重スパイだったのだ。将軍が自白剤を打たれようとした時、スミスらは突入する。しかし、何とスミス少佐はシェイファー中尉にも銃を置けと命じるのだった。実はスミス少佐もドイツの二重スパイであり、3人こそイギリス情報部が送り込んだ偽者だというのだ。その証拠にイギリスに潜入しているスパイ名簿を3人に書かせる。そしてドイツ情報部のビルスナー少佐に電話をさせて自分がドイツスパイであることを確認させるのだった。だが、名前を書かせた上で、スミス少佐は再び寝返る。この作戦の目的の一つはイギリスに張り巡らされたスパイ名簿を得ることであり、本物のドイツスパイのトーマス、バークレー、クリスチャンセンは身の潔白のためにまんまと本当の名簿を書いてしまったのだ。
 そこに、不審に思ったハッペン少佐がやってくる。スミス少佐はまたもや嘘をつこうとするが、今度は聞きいれられない。そこにマリアがやってきて、隙を見たスミス少佐らはハッペン少佐、クラマー大佐らを射殺する。

 あとは撤退だけだが、スミス少佐は3人の二重スパイを連れ、武器庫を爆破しようと試みる。シェイファーが各所に爆薬を仕掛け、スミスらは通信室に向かう。合流した彼らは通信室を狙うが、兵に非常ボタンを押されてしまい、駆けつけた兵らと激しい銃撃戦となる。無線で本部に救出の要請をしたスミス少佐らは脱出路を探る。途中で、わざと壁を降下させた二重スパイが銃撃されて殺される。
 スミス少佐らはロープウェイ操作室に辿り着く。しかし、そこでシェイファー中尉が二人の二重スパイに倒されてしまう。二重スパイはロープウェイで逃げるが、上に乗って追いかけたスミス少佐の仕掛けた爆弾で爆死する。スミス少佐はすれ違いの対向車に乗って元に戻った。一行は再びロープウェイに乗って下に降りていく。下ではドイツ軍機関銃が待ちかまえているが、スミス少佐らは途中で川に飛び込んで脱出する。小屋ではメリーが待っており、準備しておいた除雪バスに乗って脱出を図る。来る途中に設置した罠爆弾を駆使しながら空港に到着したスミス少佐らは、ターナー大佐の乗った救援輸送機に飛び乗って脱出に成功するのだった。

 機内では、スミス少佐がスパイ名簿を渡し、ターナー大佐に「肝心の大物が抜けている」と言う。「誰だ」というターナー大佐に「あなただ」と答え、ターナー大佐はスミスに銃を向ける。だが、その銃を渡したのはローランド提督であり、発火ピンが抜いてあった。ローランド提督はターナー大佐をもドイツスパイの容疑で疑っており、スミス少佐にその大役を頼んでいたのだ。
 ターナー大佐はスミス少佐の許可を得て、機上から飛び降りて命を絶つのだった。シェイファー中尉は「次の作戦は英国純血主義で頼むぜ」と言うのだった。





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最終更新日  2009年06月02日 21時20分05秒
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