5517103 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

フリーページ

カレンダー

プロフィール

kapon2

kapon2

日記/記事の投稿

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

コメント新着

お気に入りブログ

ファインモールド F… New! あずま、さん

ラーメンクッカーか… New! M-65さん

ボーッとする New! 第三権兵衛丸 漁労長さん

気になったことを調… ASDICさん
天は人の上に人を造… 鳩ポッポ9098さん
2011年11月16日
XML
カテゴリ:戦争映画
ビデオ2006 アメリカ 監督:レイン・ニシカワ
出演者:レイン・ニシカワ、タムリン・トミタ、ユージ・オクモトほか
122分 カラー Only the Brave


【新品DVD】【5000円以上送料無料】ザ・ブレイブ・ウォー 第442部隊/マーク・ダカスコス【ADX.1014】[新品]
DVD検索「ザ・ブレイブ・ウォー」を探す(楽天)

 第二次世界大戦において、最も多くの勲章を授与された部隊として知られる、アメリカ陸軍日系人部隊第442連隊戦闘団の活躍を描いたシリアスドラマ。登場人物自体はフィクションのようだが、概ね史実に沿った作りとなっており、特に1944年10月のフランスにおける「失われた大隊(テキサス大隊)」救出作戦がメインに描かれている。監督、出演者ともに日系人のようだが、監督としては名前を知られているわけではないようだ。勇敢ながらも悲壮な戦闘を題材にしたインパクトのある映画だが、映像、編集、台詞ともに素人感を強く感じてしまい、やや残念なものとなってしまった。

 第442連隊戦闘団は高級士官を除いて日系人のみで構成された部隊で、歩兵のみならず砲兵大隊や工兵中隊を加えたため、連隊戦闘団と呼ばれる。構成員の大半はハワイ出身の日系人で、このほかに本土の日系人収容所から志願したもので構成される。さらに、イタリア戦線頃にハワイの日系人で構成されていた第 100歩兵大隊が編入されている。
 日系人の勇敢な戦いぶりは、日本人を蔑視するアメリカ人の度肝を抜くほどだったが、その分死傷者の数も尋常ではなく、終戦時には連隊の人員は約半分ほどになっていたという。イタリアのモンテカッシーノの激戦でも多くの死傷者を出したが、最も著名な活躍は1944年10月のドイツ軍に包囲され絶望視されたテキサス大隊(第34師団141連隊第1大隊のこと)救出作戦である。包囲されたテキサス大隊211名を救うために第442連隊は約800名の死者を出している。この戦功により白人の士官が日系人部隊に敬意を表したエピソードが語り継がれているほどだ。本作でもそのあたりの出来事やエピソードがちりばめられている。同様に第442連隊を描いた作品に「二世部隊(1951 米)」がある。

 さて、本作はハワイオアフ島出身のジミー・タカタ軍曹を主人公に、所属する中隊兵士の人間模様を回想シーンを織り交ぜながら描いていく。ハワイ出身者、日系人収容所出身者、医者、僧侶など多様な人生背景があり、アメリカ人として戦う日本人の複雑な心境を描く、ヒューマンドラマタッチの色合いが強い。しかし、登場人物の紹介時間が多い割りに顔が覚えられず、戦死したのが誰なのかわからないこともしばしば。また、回想シーンを多様することで登場人物への感情を高めようとする意図は感じるが、シーンの挿入の仕方、時間、エピソードの内容ともに稚拙で、逆に映画の流れを断ち切ってしまっているのが残念。全般に非常に流れの悪い印象で、せっかくの感情移入がしきれなかった。
 戦闘シーンはそこそこで、特に金がかかっているわけではない。映像は全般に暗め。それはいいとしても、先にも述べたようにシーンの挿入タイミングや時間が非常にバランス悪いので、せっかくの迫力ある戦闘シーンがぶつ切りでもったいない。そのため、全体の戦闘像が分からないうえ、登場してくる人物に何が起こっているのかがわかりずらい。このあたりは監督、編集等の技術の問題だろう。
 登場する兵器類は森林戦がメインのため、歩兵火器のみ。航空機も戦車もなし。

 本来はもっと感動するべき内容のはずなのだが、起承転結がないうえに、各シーンのバランスが悪いために半減されてしまった印象だ。加えて、第 442連隊戦闘団の動きも、テキサス大隊救出戦の全体像も明確になっていないため、戦史を追うという点でも及第点とは言えないだろう。もう少し頑張って欲しかったところだ。

興奮度★★
沈痛度★★★★
爽快度★★★
感涙度★★



!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)

 日本軍の真珠湾攻撃を受け、ハワイオアフのジミー・タカタの父(僧侶)はスパイ容疑でFBIに連行される。ジミーは第442連隊戦闘団に志願し、日系人兵としてヨーロッパ戦線に赴く。
 1944年にフランスに渡り、ジミーは軍曹として小隊を指揮。仲間にはリーダー的資質のあるユック(ナカジョウユキオ)軍曹、突破力のあるタク(タカセ)軍曹、幼馴染のザキ(センザキ)軍曹、ノム(ノムラ)伍長らがいた。フランスの町に入り、司祭兄弟、少女を救出するも、待ち構えていたドイツ軍の激しい反撃を受けて被害を受け、ジミーも頭に銃弾を受けて怪我をする。部隊衛生兵ドク(ナガヌマ)は医者で妻と子がおり、日系人収容所から志願してきた。後方に下がってきたジミーたちの傷の手当を施す。
 歩兵第141連隊のテキサス大隊がドイツ軍に包囲されてしまう。第442連隊はその救出作戦を命じられて出動する。ジミーは傷のために一人残ることに。しかし、敵は2個連隊おり非常に手ごわく、間もなくダンスの上手だったユック軍曹が戦死する。その姿を見たジミーはいてもたってもいられなくなり、一人前線に赴こうとする。だが、それを察知したドク、フレディ、デイブ、ミナミらも一緒に前線に向うことに。
 途中でドイツ軍のマシンガン隊を撃破し、なんとか前線に合流。この頃本土ではジミーの父が収容所で死亡。ちょうど49日にあたることだった。
 テキサス大隊は食料弾丸も尽き始め、大佐が死亡したため急遽指揮官となったテリー中尉が救援を要請。第442連隊は突撃を命じられる。突撃でドクが死亡。フレディはジミーのそばに投げられた手りゅう弾に覆いかぶさって死亡。そのほかにも兵士は勇敢に突撃し、ついにドイツ軍は撤退し、テキサス大隊と合流できる。しかし、このとき合流できた最初の兵はわずか8名しかいなかった。テキサス大隊211名を救出するのに、第442連隊は約800名の戦死者を出していた。テリー中尉は助けに来た兵が日本人と知り、びっくりするも、厚い感謝を述べるのだった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年11月16日 21時57分32秒
コメント(0) | コメントを書く
[戦争映画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.