車検36万、修理が25万という記事を見た。
もちろん普通車のだ。まあ、車のことだから、年数が経てばいろんな重要部品が壊れたりはするんだろう。整備にも手間ひまがかかるんだろう。
でも高い。高すぎる。ドイツの大衆車って、そんなに出来が悪いのかなー。たしか丈夫で長持ちがウリのはずだったのだが…。
ファーレンに限らないけど、独占系外車ディーラーは、相対的に値段の設定が高い。最近の日本人が忘れかけていた「バブル」の伝統を、よその国がかたくなに守り続けている。いや、もしかすると、いまだに1ドル360円の固定レートで換算している、単にアナクロニズムな世界なのかもしれない。
いずれにしても、「買ってください」という姿勢は微塵も感じられない。「欲しけりゃ買え」だ。それが証拠に、ショールームに来た客を追っかけてセールスする気もなければ、価格競争する気もぜんぜんない。
かくいう僕も、それが罠だと知りながら、いっとき外国車にはまっていたことがあったが、いろんな事情でいったん国産車に替えてしまってからは、すっかりそれに落ち着いてしまっている。
安価で高性能な国産車は、デザインはともかく、実用性とコストパフォーマンスにおいては、圧倒的に外国車をリードしている。最近は、デザイン的にも受け入れられるものが増えてきているように思うので、国産車の選択肢は、ますます広がったのではないだろうか。
そんなわけで、黄色いフィットとか赤いカローラフィルダーとかに惹かれる今日この頃なのである。