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2006年11月27日
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其はなよ竹の姫のごとく 結城光流著、あさぎ桜イラスト(平成17年10月1日初版発行 角川ビーンズ文庫)



少年陰陽師の短編集です。

玄の幻妖を討て
触らぬ神に祟りあり
その理由は誰知らず
其はなよ竹の姫のごとく

の四篇からなります。


玄の幻妖を討て

正月行事も落ち着いた睦月半ば頃、稀代の陰陽師安倍晴明が時の権力者左大臣藤原道長から受けた依頼は、御年九つになる若君・鶴君を夜な夜な現れる魔物から救うこと。
晴明に代わって退魔調伏に使わされたのは晴明の後継とされる孫の昌浩と兄の成親、昌親。
我がままな鶴君に手を焼きながら幻妖に立ち向かう三兄弟集結!


触らぬ神に祟りあり

少納言の邸に起こる霊障。依頼を受けた晴明はこれは昌親が適任と昌浩を使いに出す。ついでに手伝ってこいと・・・
昌浩、昌親、もっくんが少納言邸に訪れると襲われているのは少納言本人ではなく息子の靖遠。血まみれの鬼女を退ける昌浩だが消え去る瞬間の笑みに違和感。昌親も自分が遣わされたのには理由があると・・・


その理由は誰知らず

昌親の二歳になったばかりの姫・梓。梓の部屋の蔀を外そうとする音。得体の知れない何か。
前触れなく出仕を休んだ昌親、雑鬼の世間話、黒い剛毛の化け物の前にいる昌親の小姫(梓)に似た子どもの夢、心配になった成親は昌浩を誘い昌親の邸へ。
何か得体の知れないものが昌親の邸を襲っている!しかしもっくんは邸の中には行けないと言う。
その理由は?そして昌浩たちは昌親家族を救うことができるのか?


其はなよ竹の姫のごとく

彰子が現在使用している部屋は昔、成親が使用していた部屋。柱にいくつか刻まれた横一本の傷。
成親がつけたものだろう傷、これは一体?。当時異界に居続けた時期であったもっくんにはわからない。
そこに現れたのは十二神将の一人、太裳。成親と昌親が背比べした跡。
せっかくだから昔語りでも聞かせてもらえ・・・ともっくん。

暦部署の暦生安倍成親は、参議藤原為則邸の月見の宴に陰陽助の供として赴くことになっていた。
為則の一女は光り輝く美しさでなよ竹のかぐや姫と呼ばれている。
多くの貴族が求婚の文をよこして来るのだが父為則のごとく母一筋の人を理想とする姫は悉く断っているのだが特にしつこい者がかぐや姫の物語同様五人いるためでもある。
宴の席、為則から祖父晴明に娘の将来を占じてもらえるよう依頼される成親。その宴の途中、席を立ち奥に向かう人影・・・姫の危機!その時成親は?成親結婚秘話。


安倍家三兄弟大活躍の短編集です。
長兄・成親、次兄・昌親。二人ともとっても魅力的な方々です。
成親の飄々としたところや将来の奥方に自分で自分を売り込んでしまうところ、昌親の穏やかながらも家族の事となると熱くなるところそして二人とも自分を良く知り、祖父の後継である末弟・昌浩の能力をうらやんだりせず高く評価し、しかし弟として可愛がる、本当に出来た兄達なのですよ!何と言っても安倍家の方々皆家族思いですよね。
しかしそれだけではありません。見目麗しく、頭脳明晰、文官なのに武芸に秀でているのですからもう言うことありません。
そしてまっすぐな昌浩。ごめんなさいとありがとうが言えるのは大事です。
昌浩しつけ物語?はなるほどと我が子育てを振り返ってしまいましたが・・・まあ自分を棚に上げてってのも出来ない性質なので(と言い訳する謝れない母)


図書館で本編は予約がいっぱいだった(結局購入してしまいました)のですがこの短編集の方は何とか借りることが出来ました。
十二神将たちとはまた違った兄弟の魅力満載。
六合さん、勾陣さん、貴船の神様も登場されます。
そして太裳さん。穏やかなかたですね。

しばらく私の中で少年陰陽師ブームが続きそうです。





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最終更新日  2006年11月27日 11時35分08秒
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