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2007年01月24日
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深々と降り続く雪の中、身重の防人の妻。「私達は大丈夫よ。待っているから、どうか無事で帰ってきて」

目を覚ます昌浩の眼に涙。「気がついた?」と彰子。看ていてくれたようですね。
急に倒れた昌浩を六合が運んできてくれた。気が抜けただけだから心配は無い。
涙を拭う昌浩。心配そうな彰子。昌浩の額に乗せていた手ぬぐいを桶の水で濡らし絞る。
「また夢を見たの?」」
夢を見ていた昌浩。雪を見ていたらせつなくて辛くて悲しくなってと、うっと胸を押さえる昌浩。「昌浩!」
「そろそろ厳しいなあ。早くこの霊を引き離さないとこっちが参っちゃうよ。もっくんは?」

じい様・晴明の部屋。
「相変わらず無茶をするのぉ。・・・黙るとはお前らしくもない。さては昌浩を助けるためまた我を忘れたことをくやんでおるのか?」とじい様。
「話とはそのことか?」ようやく口を開くもっくん。
タカオカミノカミの言葉が気になって六合を貴船に遣わせたじい様。
貴船の山を取り囲む結界の近くに残る妙な霊気。昌浩の身体に入り込んでいる防人と同じもの。
「何!」眼をむくもっくん。
更に百鬼夜行の気配もありタカオカミノカミの神気も若干漂っていた。「どういうことだ!」
六合が慇懃に伺ってみたところ、
「わが住処に彷徨う霊が訪れてな、散々泣くのであちらに行けばどうにかしてくれる奴がいるよと導いてやった。そういえば百鬼夜行もいて霊の後を追っていたような気もするなあ」
タカオカミノカミ様、本性である白龍姿は美しくも身勝手!

「つまりだ、これまでのことは全部タカオカミノカミの仕業ってことだ!タカオカミノカミは厄介ごとを全部お前に押し付けたんだ!!」怒りに震えるもっくん。
「何で俺に?」
「タカオカミノカミのことだ。きっと素直で優しい昌浩ならどうにかせねばと考えると思ったんだろう」
腕を振り振り話すもっくん。腕を腰にむっとしたかと思うと、くぅーっと唸り足を踏み鳴らし怒る。でも可愛い!
貴船に行ってタカオカミノカミに文句を言ってやると車之輔を呼びに先に行くもっくん。
「これから貴船に行くの?」
防人の霊を引き剥がすにしてもタカオカミノカミに力を借りたほうが良さそうだと昌浩。
それならと櫃から衣を出す彰子。何枚も重ねた方が貴船は雪で覆われているだろうから。
衣と手足に巻く布も差し出す彰子。「巻くと温かいと思う」
ありがとうと受け取る昌浩。
「行ってらっしゃい。早く帰ってきてね。約束よ」「うん」

疾走する車之輔。怒りが収まらないもっくん。相手は神様なんだからと諭す昌浩。
「関係ない!」ともっくん。「祟られるのは俺なんですけど」と自分を指差す昌浩。
「知るか!」ぷいとした様子を見て笑む昌浩。
「何だ?」「いつものもっくんだと思って」
血濡れの神将・騰蛇。風音の言葉を思い出し顔を曇らせる昌浩。

じい様の部屋。背後に立つ六合と壁に寄りかかる玄武と太陰。
防人の心を正しく読み取れなければその霊は清められまい。昌浩に出来るか?思案するじい様。
「それでもやろうとするんでしょ?」と太陰。
「あれには少し荷が重過ぎるかも知れん。それに今回は何か妙な胸騒ぎがする」
「早い話が、俺たちも向った方が良いと言うことだろう」と六合。昌浩の元へ急ぐ。

霊峰貴船の山、深い雪を進む昌浩ともっくん。何かの気配。
二人を阻む紫の百鬼夜行。貴船には結界が張ってあるのに・・・
別の方からも黄色の夜行が。紫を飲み込む黄色。黒く溶け合い緑の化け物に。「奴ら合わさった!」紅蓮顕現「来るぞ!」
昌浩を抱え飛ぶ紅蓮、背後に庇い化け物の攻撃を跳ね返す。
「東海神、西海神・・・急々如律令!」昌浩が符を紅蓮が炎を放つが効かない。
仲間を取り込み力を増した化け物。槍を構える紅蓮。

竜巻、貴船に降り立つ六合、太陰、玄武そして若・晴明。
「何?結界が破られている」驚く晴明。
「晴明、あれ」太陰の示す先には紫色の夜行。「ドロドロ、気持ち悪~い」
六合が槍を構え、玄武が晴明を背後に守り、空から太陰が「あっちへ行きなさいよー!」と風をぶつける。
飛び退っただけの六合。どうしたと尋ねる晴明。
「奴の中に何かがいる」

昌浩を狙う化け物に「させるか」と槍を突き立てる紅蓮。だが槍を取り込まれ身体を縛り付けられる。
「紅蓮!」と符を放たんとした昌浩もまた化け物の餌食に。締め付けられ動けない紅蓮だが引きずり込まれる昌浩を見て体中炎を燃え立たせる。
触手を焼き切り昌浩に向うが、間に合わず飲み込まれる昌浩。

「晴明に触らないで!」と風を投げつける太陰。
「確かに奴の中から別の霊力を感じる」と晴明。
「あいつの中にいてまだ生きている。そんな奴いるのか?」玄武。
「まさか・・・」思い当たる六合。

玄武の水波が化け物を取り囲む。「縛、縛、縛、不動戒縛、神勅光臨」玄武の水と晴明の術で縛り付けられる化け物の腹を槍で掻っ捌く六合。
信じられない!と太陰に言われながらも構わず化け物の腹に腕を突っ込み引っ張り出す。
「やはり風音であったか」と晴明。風音を抱きかかえる六合。どうだ?と聞かれ、うなづく六合。
よく生きていたと驚く太陰。かなり霊力を吸い取られているようだと玄武。
「晴明よ、どうする?」六合
「こいつを生かしておいてまた晴明の生命を狙ってくるかも知れん」晴明を見上げる冷静な玄武
「かと言って見殺しにするわけにもいかん」
岩を背に持たれさせるよう座らせる六合。術で治す晴明。風音を見つめる六合。

昌浩を飲み込んだ化け物に何度も炎を投げつける紅蓮だが・・・
それならばと力を込め光始める紅蓮だが「それ以上わが住処を荒らすなよ」背後に顕現する貴船の神。
「ふざけるなよ、タカオカミノカミ。昌浩を助けるためにはこの野原を焼け野原にしても構わん!」
戯言を・・・と白龍からサアサアと降る雨のように降りたち、人型をとって顕現した貴船の神。紫の髪に豊かな胸、細い腰の妖艶な姿。
「こうして姿を変え地に降りてきたのだ。そう怒鳴るな」
「俺の邪魔をしなければな」神としては下っ端のくせに強気の紅蓮。
「あれはそれほど弱いかな?そうであるならここで命を落としたほうが幸せだろうて」「貴様」

目覚める昌浩。「ここは?とにかくここから出ないと」術を使おうとするが遮るように昌浩の口に入り込む黒いもの。
「息が・・・こんなところでやられてたまるか。やられるわけにはいかな・」倒れる昌浩。

雪の中を歩く防人。聞こえる声。
「まるで花のようでしょ。六つの花びらを持つ白い花」
「忘れないで、私達はずっとここで、六花の散るこの里であなたのことをずっと」

「どうしてそんなに悲しいの?」雪空を見上げる防人に声を掛ける昌浩。気づく防人。
「もう会えないからだ」「切ないの?」「どれほど願っていてももう叶わないからだ」
「じゃあ、そんなに苦しんでいるのは?」「約束をしたのに俺は」妻との別れを思い出し涙する防人。
「帰りたかったんだね。だからそんなに苦しんでいたんだ。僕も同じだ。もう悲しまなくていいよ。だってもう一度会えるから」
昌浩が指差す方に光が。
「辛いのももう終わり。強く願っていれば叶うものだから」昌浩が腕を掲げると広がっていく緑の野原。そして子を抱く妻。
「約束だよね、帰るって」防人の手を取り妻の下へ誘う昌浩。
「あなた!」妻の声に走り寄る防人。手を伸ばす子。「あなた、お帰りなさい」妻子を抱く防人。
送ってやることが出来微笑む昌浩だが、うっとよろける。「力を使いすぎたかな?」
思い出す「早く帰ってきてね、約束よ」彰子の笑顔「彰子・・・」
「この術は凶悪を断脚し、災厄を打ち払う」
緑の化け物から吹き出る光。堪えきれずに破裂する化け物。と同時に紅蓮の槍が飛び出し、化け物のあったところに昌浩が倒れていた。
急ぎ抱きかかえる紅蓮。「昌浩、大丈夫か?おい、昌浩!」紅蓮の呼びかけに反応は無い。
頬を打ち、眼を開けろと紅蓮。「許さんぞ、こんなところで。眼を開けろ、昌浩。この、晴明の孫ー!」
咳き込み黒いものを吐き出す昌浩。「孫言うな、言うに事欠いて孫言うな!」「昌浩」
「紅蓮、散々心配かけて。大体、俺の知らないところで紅蓮に何があったかなんて言ってくれなきゃわからないんだ。俺に何を隠してる?もっくんが隠し事だなんて似合わない。俺だって心配くらいするよ」
「もっくんじゃない。今は紅蓮だ」赤い光が広がりもっくんに。
昌浩の腕に飛び込み頭をなでてもらうもっくん。雪がちらつき始める。
風音も眼を覚ます。「ここは?確かあの時・・・」夜行に襲われたところまでは覚えている風音。
と背後の岩に降り立つ双頭の鴉。
「宗主様、宗主様が助けてくださったのですね?」「この虚け者が」
「すみません、宗主様」
「怪我は無いか」「大丈夫です。ご心配かけてすみません」「行くぞ」飛び立つ鴉。
腕をさする風音。「この神気は・・・」

昌浩の腕から飛び出すもっくん。
「昔、ずっと昔。吉昌が生まれる前だ。神将は人を傷つけてはいけない、人を殺してはいけない・・・なのに俺は晴明を殺しかけた。たった一人の紅蓮と言う名を与えてくれた主を、この手で殺めかけたんだ。その上俺は・・・」
「いいよ。もういいよ、終わり。じい様は生きてる。だから苦しんだりしなくても、もういいんだ」
降り積もる雪の中もっくんを掬い抱きしめる昌浩。その様子を見つめる玄武、太陰、六合、そして晴明。
そこへ人型のタカオカミノカミ。
「やはり見所のある奴だよ」うなづく晴明。
「あれは面白い。面白いうちは気に留めておいてやる。あくまでもあれの心根次第。ゆめ忘れるな」「タカオカミノカミ」
「そうだ、この姿のときは高淤と呼ぶことを許そう」
「比類なき栄誉をありがとうございます。高淤の神」「あれにもちゃんと知らせておけよ」光り消える神。

褥に横たえられた昌浩が眼を覚ます。「彰子」「もう大丈夫。さっき天一が治してくれたから」
はっと何かを探す昌浩。部屋の隅にもっくんを見つけに声を掛けるが・・・
「昌浩」と太陰と玄武。驚く彰子に「初めまして。私は十二神将・太陰。風が必要になったらいつでも行って頂戴」「否、太陰の風は荒っぽいからやめたほうがいい」「何よ!もう一度言って見なさい」
「おい、静かにしろ!」怒鳴るもっくん。怯える太陰。「昌浩は怪我して寝てたんだ!少しは考えろ」
「だって」「大体お前らはなぁ」息巻くもっくんに噴出す昌浩。「何が可笑しい?」「もっくんらしいと思ってさ」
一緒に笑い出す彰子。「彰子」「えっ?」「ただいま!」「お帰りなさい」微笑む二人。


タカオカミノカミが高淤と呼ぶことを許す場面が今回入りました。
若晴明や神将たちが美人です。昌浩・彰子可愛い!高淤の神、色っぽい!
作画が綺麗で動きも良い。前回色々と削除して時間を稼いで今回に力を注ぎ込んだのかと思うほど。(まあ今回復活したのは高淤のシーンだけですし変更もありましたがそれでも削って欲しくないせりふはほとんど入っていたように思う)
怒っているもっくん最高!昌浩に過去を少し明かすところも綺麗。
六合さん、夜行のどろどろした腹の中から風音を救い出しました。でも夜行に霊力を吸い取られるところがあまり感じられなかったかな?

次回、第十八話「その理由は誰知らず」
予告で昌浩の隣にいた男性はもしや?勾陳姐さん(カッコ良い!)も登場の様子。

 次回はこれか?





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最終更新日  2007年01月24日 13時08分31秒
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