からまつそう

こちらは感想のみ。詳細内容は前編・後編。
（話数が間違っておりましたのでタイトル訂正しました）

李少年と妹が可愛いです。
「うん。流れ星ってのはね、神様が天の蓋を開けたときに漏れる光なんだ。だからその時に願い事をすれば神様に聞き届けてもらえるんだよ」
優しい兄の言葉に願い事が次々思い浮かぶ妹。
「ほんと！私、願い事、たっくさんあるよ。看護婦さんになりたいし、宇宙にも行きたい！」
ニックと親近感を持つのも当然ですね。
星を見ることが好きで、宇宙に行ってみたい妹がいるのですから。
その上、李は行方の知れない妹を探し続けているし、ニックの妹も身体を動かせない状態にあるようです。
ほんとに、妹思いな兄たちです。

しかしニックとの共通点はそれだけではありませんでした。

同じ能力を持った契約者同士。以前、猫は遭遇しましたが相手の方が対象が人間であった分使い勝手がよさそうでしたから全く同じなのは初めてでしょうか？

同じようにかつての本当の星空を愛し、取り戻せたならと思う者同士、李はきっとニックのことを信用したかっただろうし、ニックの見せた星空を本物だと思いたいと考えたと思う。
ニックもまた李を巻き込みたくなかったというのは本音だと思う。

どこか違うところで出会えたなら観測仲間としてやっていけただろうにと思います（私も混ぜて欲しいよ。地面に寝転んで流星雨の観測なんかがいいなあ）

流星の欠片の影響で見た李の夢？李が言葉では

「あんたが言っていることは全部ウソだ！こいつが本当の星空なんか見せやしない。
俺に語った夢も、妹も、全部。契約者が夢をみるはずないもの」

と言っても、心のどこかでは信じたい気持ちが見せたのだと思う。

「やっぱり君は信じていてくれたんだね」

李が信じてくれたから妹と二人本物の宇宙に飛び立つことができたニック。
少年ニックと妹の笑顔は本物だったと信じたいです。
行き先は、どこだかはわかりませんが・・・

それにしても気になります。李が流星の欠片に出会ったのは初めてではなかったのですね。

「昔、それと同じものを見たことがある。契約者が皆、自らを制御できないくらいに能力を高め、殺し合い、死んでいった」
その場に黒も妹の白もいたということでしょうか？
妹も気になりますが、あの髪の長い人物が気になります。

今回もニックと二人制御できない程の力が働いたのだと思いますが、先も書いたようにニックは死んだのではなく宇宙に行ったと思うので、案外本当にすべての人が流星の欠片で本当の星空を見たら元の空が戻ってくるかも知れないと思います。

ニックはCIA側。

ミーナの他にもいると言われていた黒と同じ組織の人物はセルゲイ主任でした。
何もかも知っていたセルゲイ。調査隊に組まれた研究員の中には普通の人もいたのでしょうか？実験のためとはいえむごいことです。
そのなると黒を指名したのもセルゲイだったかもしれませんね。
でもそのセルゲイが逃亡の手はずも整えてくれるわけですから怒り殺してしまうわけにはいかないわなあ。

パンドラの中は他にも怪しい奴らでいっぱい。
カークとエリック西島。霧原に嫌みたらたらのエリック西島再登場でした。
純粋にパンドラなのかどこかから送り込まれているのかわかりませんでしたがカークの何を庇いきれないんでしょうね？気になりましたがカーク死亡で分からず仕舞い・・・
パンドラについてはもっと後で明かされるのかもしれないですね。

ミーナ。ゲートで何を見たんでしょうね。
研究にしか興味がなかったお嬢さんの恋。随分大胆な行動をしてましたね。
李がかけた言葉は決してやさしい言葉ではないけれどせっかく叶った夢を手放すなと端々に現れる優しさを感じていたのかな？
でもほんとにせっかくのチャンスなんだからこれからも残ってしっかり研究成果を出してくださいね。（一旦退くと取り戻せないものなのさと自嘲気味）

今回は黒として動いているときもあったけど、李だったように感じました。
どちらが本当の姿なのかはわかりませんが、どちらも本当なら、偽物臭いほほ笑みを浮かべている時の李はなく妹と星空を見ていた頃に近い李の姿なのだと思いたい。

最後に、ゲートの中にまで来てくれた？銀に飴玉。一個って可愛いなあ。
あれは銀の意志だったのでしょうか？
それと最後の最後にOPの最後に出てくる緑の髪の少女が出てましたね。彼女の正体はいったい？

次回は銀の話のようです。
表情いっぱいの銀が可愛い！ファミレスにいる銀も気になりました。
でもへっぽこ探偵再登場！？に不安もよぎる？切なさの中にも笑いの予感か？

　　どちらも雰囲気があって素敵です

「DARKER　THAN　BLACK－黒の契約者－」劇伴