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2009年05月15日
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カテゴリ:アニメ
駅の改札を出る潤
様々な格好の少女達


女ってのは身勝手な生き物だと思う
そうしたいから
こっちの方が楽しいから
正しいとか間違ってるとかは関係なくて
自分が良ければ
それで良いんだ


踏切で止まる潤
電車が通り過ぎていく


女って…



方舟
「驚いた!今日も飛ぶの?何て軽々しい!あなたそう言う事を60年も繰り返して来たの?」カヤ
頷くあらし
「うんうん」後ろで一も
「いい事あらし。あなたは事の重大性をちっともわかっていないわ」
「だってじっとしていられる?私達みたいな子が他にいるかもしれないんだよ。行こう!一ちゃん」
「あいよ!」
二人が手を繋ぐとあらしの着物が…
「一寸!」
カヤが止める間もなく…
溜息をつき座るカヤ
カウンター席で物思いにふける潤

「何?」
「一寸カヤさん良いですか?俺調べてみたんですけど」
沢山付箋が付けられたノートを渡す潤
「カヤさん達が来た昭和20年て戦争の真っただ中ですよね?」
「そうよ。空襲の爆発に巻き込まれて気が付いたら…」
「あなたも通じる相手を探してるんですか?」
「ええ」
「言っておきますけど俺はお断りですよ。こんな危ない所になんて行かないですからね」
「大丈夫よ。あなたと私と通じる事は決してないわ」
「え?」
「あら潤、髪が…」
直そうと伸ばしたカヤの手を払いのける潤
「女には触って欲しく無いんです!」
勢いよく立ち上がる潤。椅子が倒れる
「男の癖に情けない事言うのね」
カヤが潤の手首を掴むと光り
「「あ!?」」
カヤの着物が…
その時奥からマスターが現れ
「おい!何してんだ?喧嘩してる間は…時給発生しねえぞ」
声が小さくなるマスター。誰もいない方舟

OP(6度目の夏の恋はあの人待ち続けたい~「第6感篇」)

方舟の前に戻ってきたあらしと一。一顔からずっこけ痛そう…
「「たっだいま~!」」
元気よく店に入る二人の前、真っ白になってるマスター
「如何したんすか?鯰の寝起きみたいな顔して」
「あれ?潤君とカヤは?」
色が戻るマスター「消えた…二人とも…目の前で」
顔を見合わせる一とあらし「「ええー!?」」


「恋におちて」


光と共にカヤと潤は夜の方舟に…
「まさか…時を飛んでしまったの?」
カレンダーの日付は昭和20年4月2日月曜日
「もしかしてさっき見ていた新聞記事の所為?でもだとすると…」
「一寸!カヤさん。あの、飛んだってまさか…」
「あなた…女の子なの?」
「え?な、何で?」
「私は女の子としか通じないの。潤、如何して男装なんて」
「これは…訳があって…」
そこに松葉杖をついた…
「誰だ?…カヤ?ちゃんか」
「店、長」
「その子は?」
「大森の近くに住んでる子」
「ああ、しかし何故こんな時間に…」
「あの、それは…」
「何事か!?近隣住民の通報があった!強い光があったそうだが何かあったのか?」
「憲兵さん…」
「む!西洋人では無いか。貴様諜報か?一緒に来てもらおう」
腕を掴まれ痛いと声を上げるカヤ
「待って下さい。彼女は私の友人で大森から通っているドイツ人留学生です。同盟国には失礼のない様にせねば」
「しかし…」
「憲兵殿、私のこの足に免じてこの場はお納めいただけませんでしょうか?」
ハッとする潤
「仕方あるまい」
「感謝します」
「但し!灯火管制は厳守するよう」
「はい!」
息を吐きだす潤
「ごめんなさい」カヤ

ランプの灯り
「とっておきの豆があるんだ。折角のお客様だからね。特別に。どうぞ」
何も言わないカヤ
頬がほんのり赤い
「そうだカヤちゃん。昼間来た時に貸してくれた小説読んでみたよ。カヤちゃん?」
慌てて顔を上げ「はい!」
「如何したの?」
「いえ…」
(そっか。カヤさんにしてみれば一夏ぶりに会った事になるんだ)
「そう言えばカヤちゃん、ドイツには戻れそうかい?」
「えーっと、いえ今は帰国手段が無いので心配は心配なのですが…」テーブルにスプーンでのの字を書くカヤ
「そっか。カヤちゃんドイツにいい人がいるんだね」
「ええ?いえ、いい人なんていません。からかわないでください」ともじもじ
(意外!分かりやすい人なんだ)
コーヒーを飲む潤「美味しい!」

満月の美しい夜
「夜も遅いし送ろうか?」
「それは悪いですよ」
「否僕がそうしたいんだ。送らせてくれないか?」
(ふうん。昔の人の恋愛か…あ)
花が一片
「ねえ、カヤさん。俺桜見て帰りたいな」

満開の桜並木を歩く三人
「綺麗な夜桜だ。今が戦争中だなんて思えないな。ああ、何だか申し訳ないな。何故僕だけ生き残ってしまったのか…」
「そんな…」
「僕はね、怖いんだ。否、戦って死ぬ事がじゃない。日本の行く末がだ。家族や友人や恋人がどんな辛い目に遭うか、それを思うと堪らなくなる」
(良い雰囲気じゃん!でも会話の内容が暗過ぎるなあ。あれじゃあ)
二人の後ろを少し離れて歩く潤
「潤、あんまり離れないで!一緒に歩きなさい。迷子になるわよ」
(折角気利かせてんのに…)
「分かってるよ…さっさと告白すれば!」
「滅多な事言わないで!」
赤くなり慌てたカヤが足もとの石に躓き転びそうに!
手を伸ばすカヤと潤だが…カヤを手を掴み起こしたのは店長
転がる松葉杖
店長の優しい眼差しにカヤも微笑む
(あ!絵みたい…)
「ごめんなさい!私とんでもない事を…」
謝るカヤ
「否、いいんだって」
「でも…」
「僕だって少しくらい大事な人を守らないとさ」
花弁がハラリ
(うわ!今のって告白!?)後ろで見てる潤が真っ赤
月夜に桜が吹雪く
「あの、本当に申し訳ないのですが、私達はこの辺で結構です」
「え?」
「どうか、お願いします」
「そうか。うん、済まなかったね」微笑み立ち去る店長

「何で?あの人が嫌い?それともあなたの勝手な都合?」
「潤、あの人はね、一月後には空襲で亡くなるのよ」
「だったら助けなきゃ!今のうちに教えてあげれば空襲に巻き込まれずに生き延びる事が出来るんでしょう?」
「出来ないのよ!」
「出来ないって如何して!?」
零れる涙
「いいこと、潤。これはとても危険な事なのよ。時を飛んで過去に何かを起こせば現在で想像もつかない結果を生むのよ。本当はこうしてここに来る事もあの人に会う事も絶対にしてはいけない事なの。絶対に…でも私はつい何度も何度もあの人の会いに来てしまう」
悲しげに見つめる潤
花弁を手に受けるカヤ
「あの人に会う事だけは如何しても止められない」
「だったら…」
「私はあの時代一度もあの人に好きだと言えなかった。今更、今の私があの時の気持ちを伝えるなんて、けしてしてはいけないの。分かる?私は60年あの人をただ見殺しにし続けてきたのよ」
「すいません」
「潤。泣いてはダメよ」
微笑むカヤ

空襲警報が!
「そんな!今はまだ2日の深夜の筈…まさか!?」
上空に幾つもの光が…

CM


    





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最終更新日  2009年05月15日 10時19分40秒
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