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テーマ:アニメあれこれ(26109)
カテゴリ:アニメ
炎上する飛行機
それを見つめる男女の影 OP EX007 無情な空に散った夢 「智早く!遅刻するよ」 「待て!操緒」 ドアをすり抜ける操緒 「お前、人に見られたら如何するんだ?」 登校する二人 「っとにもう!お前が見える様になってから近所の人に同棲とか思われてるのにその上幽霊なんて事がばれたら」 「ごめんごめん!つい癖でさ」 「頼むからもう少し気をつけてくれ」 「了解了解!」 言いながら電信柱をすり抜ける操緒 周囲を見回す智春 と幼稚園児達が… 「逃げろ!」 「待ってよ!」 浮かび飛ぶ操緒に怯える園児達 「だから飛ぶなって!」 学校に着き溜息つく智春 「全く…」 「水無神さ~ん!」 「あ!おはよう!」 駆けて行く操緒 「おい!あんまり一人でフラフラ…」 操緒に集まってくる級友達 楽しそうな操緒 「皆に取られちゃったね」杏 「うん」 「もしかして一寸ジェラシー?」 「バカバカしい」と寂しげ 「隠蔽作業は明日には終わるそうです」千代原はる奈 「予定より早いね。尻を叩いたのかい?」雪原 「人々に敢えてこの世界がニ順目である事は知らせる必要はありまへん。不安を煽りこそすれ滅びを回避する助けにはなりまへんから」 シュー…カリカリ 身構える二人 2つの赤い光…更にもう一組 「遺跡の番人」 トンネルの様に掘られた穴を進む男女 「この先だ」 「一体何を見つけたの?パパ。勿体付けてないで教えてよ」雪原? 「見てのお楽しみだ」 「ケチ!」 「ところでズボンに履き替えて来いって言わなかったか?」 「大丈夫よ!穴掘りする訳じゃないし」 前方から強い風が!煽られて捲れるスカートを慌てて押さえる娘 「こういう事もある」 「親の言う事は聞くものね」 柱に支えられた円筒の様な広間 中央の上下から伸びる円筒の間に浮かぶ銀色のトランク 「あれって…ひょっとして」 「そうだ!1順目の世界を飲み込んだ破滅からこの2順目の世界を救う希望」 「初めて見た…」 「神聖防衛隊も喜ぶだろう。資金援助を打ち切られずに済みそうだ」 「忙しくなるね」 「せっかく来てくれたのにお前の相手をしてやれそうにない」 「世界中の遺跡を回って調査するのがパパの仕事だから…親は無くとも子は育つって言うしね」 「ありがとう」 微笑む娘だが…突然警報が! 「何!?」 天井から降下する巨大な蟹の様な… 「瑤!出ましょう?無暗に刺激する事は有りまへん」 「そうだね…君はどう思う?はる奈。遺跡の番人カスタス・マキーナが目を光らせているという事はここにはスタビライザーの他にも何か眠ってるのかな?」 「遺跡についてはあなたの方が詳しいんやありまへんか?瑤」 「それほどでもないよ。あまり教わる時間は無かったからね」 授業が終わる鐘の音 「トイレ行くけど姿消しとけよ?操緒」後ろを振り向く智春だが 「わあ!何それ?」と女生徒達の元にかけて行く操緒 「寂しいですか?…操緒さんの気持ち、良く分かる。夏目君と出会うまで私もそうだったから。友達って嬉しい」奏 今より幼い智春と操緒 「手伝って!智」 トランクを押さえる操緒と智春だが… 「中身、少し減らせば?」 「大丈夫!」 何とか閉じる操緒「よし!」 「ふう」と後ろのベッドに凭れる智春 「私達ってセレブだよねえ」 「はあ?」 「だって春休みにイギリスだよ?」 「お前のお父さんが転勤で向こうに行ってるだけだろ」 「イイの!中学入ったらいきなりイギリス自慢しようっと!」 「止めた方がイイよ。嫌われるぞ」 「冗談に決まってるじゃない!中学楽しみだね。友達いっぱいできるかなあ?」 部屋に掛けられた制服 楽しそうな操緒の様子に感慨深げな智春と奏 横になり潮泉老人と律都から修理を受けている朱浬 「本当無茶ばっかして~。腕は幾らでも治せるけど胴体は生身なんだから!負担が半端じゃないのは身を持って分かってるでしょう?」律都 「前に進まないと」 「え?」 「だって、過去には戻れませんから」 「はい!これ。試写会の招待状。映画、完成したの」 『桜の王』の招待状を雪原に渡す… じっと見るめる雪原 「何?」 「演技が下手だね、朱浬」 「ちっ!ま~たばれたよ」 傍の木の陰から現れる 「顔も声もそっくりなのにねえ」紫浬 「あ~あ!詰まんない」朱浬 「映画の事は本当なの紫浬」 「ええ」 「おめでとう。最初の一歩だね」 「単館上映の小さな一歩だけど」 「早く見たいなあ」 「どんな評価されるか心配」 「紫浬なら大丈夫よ!自信持って」 「そうよ!成功してくれないと困るんだから」朱浬 「如何して?」雪原 「妹にしっかり稼がせて私は楽して暮らすの。瑤も養ってもらう?」 「もう!ふざけないでよ。朱浬」 「でもそれもイイかも」 「ええ!?」 「だって3人で一緒に暮らせたら楽しいよ。きっと」 ハッとして顔を上気させる紫浬 「うん!頑張る」 「真に受けてるよ瑤」 「じゃあホントに養ってもらおう」 「はあ~?もう!二人して何よお」 タンポポの綿毛を飛ばす朱浬 空に向かって飛んで行く種 一人木陰に座る智春 「一人かい?」 ハッとして立ち上がる智春 「御姫様は蝶の様に自由に飛び回ってるみたいだね。スタビライザーも罪な事を…」 「少しも自由なんかじゃありませんよ。いつまでもあんな機械の中に」 「君にとってクロガネとは何?」 「へ?」 瞳が揺れる雪原 「ああ…そう言われても、あれは押し付けられたと言うか…」 「全ての事象には必ず何がしかの意味があるんじゃないのかな?」 番人を攻撃する神聖防衛隊だが… 娘を庇う父 次々に番人の餌食になる隊員達 と爆発の余波でトランクが落下 「パパ!」 急いで回収する父「行くぞ!瑤」 動けない瑤 パパ…と父の背後に迫る番人を指す瑤 「合図するまで動くんじゃないぞ」とトランクを置き「こっちだ!」と移動しながら自分に番人を引きつける父 落ちていた火器を拾い番人に向け「逃げろ!瑤」 「パパー!」 「トランクを頼む!」 ニコリと微笑み火器を放つ父 番人の爪が振り翳され…爆煙の中父の叫び… 「パパーっ!」 「君は厄介を背負込まされたと思ってる様だけど、大事なのは事実を受け入れその意味を知る事だ。僕はそう思う」 言って立ち去る雪原 (操緒が閉じ込められた事何の意味があるって言うんだ?) 「お世話になりました」渦巻きの家を出る朱浬 「スタビライザーは残念だったわね。ま、無理のない所で頑張って」律都 「約束は出来ませんけど」 「しょうがないわねえ」 「ま、治せる範囲でって事で」 「うん」 空に伸びて行く飛行機雲 「如何したの?紫浬」朱浬 「ドキドキしてきた」紫浬 「ええ!?もう?イギリスは何時間も先よ」 「すごく不安」 「うん。まあ当然か。デビューしたての無名女優がいきなり外国の監督に呼ばれちゃったんだもんね。キャンセルしちゃう?」 「朱浬の意地悪!」 「自信持って!紫浬ならうまくやれるよ」 「朱浬」 「ずっと付いててあげる」 「ありがとう!」 新聞記事を貼ったボードを見つめる朱浬 「悲しい過去を掘り起こしちまったぜ!」 映画雑誌を差し出す樋口 「はあ?」 「読む前にハンカチ用意しとけ」 「夏目君!放課後水無神さんカラオケに誘っちゃったけどイイよね?」女生徒 「え?」 「一応断っておいた方がいいかなあって」 「ああ…操緒は何て?」 「ノリノリ!」 「そっか…いんじゃない?」 「あ!俺も行く行く~」ついて行こうとする樋口 「男子禁制!」断る女生徒 寂しそうな智春だが樋口が置いて行った雑誌を手に取る そこには 無情な空に散った夢 有望新人女優を襲った悲劇 (朱浬さん達もあの飛行機に!?) CM OPとED。発売中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月20日 15時43分13秒
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