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2009年06月02日
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カテゴリ:アニメ
CM

アイキャッチ(ウインリィ)

歓談する人々
「あいつ等とは小さい時から何時も一緒で兄弟みたいなものですよ」エリシアを膝に乗せ話すウインリィ
「ハハハ。あんなだから心配ばっかだろう?」ヒューズ
「ホントですよ!偶に帰ってきたと思ったら腕お釈迦にしてるし!…」
「ん?」
「呼び出されて見れば…エドは大ケガしてるし…アルは何か悩んでるし…だけど、何があったかなんて絶対言わないんですよ。リゼンブールを出る時も」
「相談する必要がなかったんだろう」
ハッと顔を上げるウインリィ
「ウインリィちゃんなら言わなくても分かってくれると思ったんだよ」
「…でも…口で言わなきゃ伝わらない事もあります」俯くウインリィ
「しょうがねえよなあ…男ってのは言葉より行動で示す生き物だから、苦しい事はなるべくなら自分以外の人に背負わせたくない。心配も掛けたくない。だから言わない。それでもあの兄弟が弱音を吐いたら、そん時はきっちり受け止めてやる。それで良いんじゃないか?」
真っ直ぐ顔を上げるウインリィ
「エリシアちゃん!遊ぼう」男の子
上を向き
「降りるー!」
「はい!どうぞ」下ろしてやるウインリィ
エリシアの手を取る男の子
「エリシアちゃんは僕と遊ぶんだよ!」他の男の子
「えー!?僕だよ」
とエリシアの取り合いが始まる
「エリシアちゃんモテモテですね」微笑ましく見るウインリィだが…
ジャキーン!と銃を手に
「おい!小僧共。家の娘に手出したらタダじゃおかねえぞ!」
ヒューズに脅され怯える男の子達
「行動で示し過ぎです!」ウインリィ

翌朝
「本当に良いの?こっちにいる間はずっと泊まって貰っても良いのよ」グレイシア
「そこまで甘える訳には…」ウインリィ
とウィンリィの手をギュッと持つエリシア
「すっかり懐いちゃって」
「アハハハハ!こうしてみると兄弟みたいだな」
「お姉ちゃん!行ってらっしゃい。早く帰ってきてね!」エリシア
「今日の宿も決まりね?」笑うグレイシア
エリシアと目線を合わせギュッと抱きしめて
「妹が出来たみたいで嬉しい!」

呻るエド
顔を上げるアル
「今日も出やがったな!コンニャロー」牛乳をにらむエド
「兄さんは生身の体があるんだから…飲まなきゃダメだよ」一瞬過る66の姿
「嫌いなもんは嫌いなの!こー見えてもちゃんと伸びてんだぞ!」
病院を訪れるウインリィとヒューズ
病室前で警護するロスとブロッシュ
「なのにちっこいちっこいって…アルはイイよなあ?」
顔を上げるアル
そこに入ってくるウインリィ達
「体がデカクってさ」
立ち上がるアル
立ち上がる勢いで椅子が転げる
「僕も好きでこんな体になったんじゃない!」
ハッとするエドとウインリィ
「…悪かったよ…そうだよな。こうなったのも俺の所為だもんな。だから元の身体に戻してやりたい…」
「本当に元の身体に戻れるって保証はあるの?」
「俺が戻してやる!信じろよ」
「信じろって!?この空っぽの身体で何を信じろって言うんだ?記憶だって突き詰めればただの情報でしかない。人工的に構築する事も可能な筈だ!」
「お前…何言って…」
「兄さん、前に僕に怖くて言えない事があるって言ったよね?それはもしかして僕は魂も記憶も本当は全部でっち上げた偽物だって事じゃないのかい?」
険しい眼のアル
愕然とするエド
「ウインリィやばっちゃんも僕を騙そうとしてるんだろう?如何なんだよ!兄さん!!」
お膳がのった小テーブルに拳を叩きつけるエド
ハッとするアル
「ずっと…それを貯め込んでたのか?」
体をワナワナと震わすエド
「言いたい事はそれで全部か?」
俯き何も言わないアル
「そっか…」
立ち上がり病室を出て行くエド
「エド…エド!」
追い掛けられないウインリィ
「アルの…」
振り返るアル
「バカー!」いきなり大きなスパナで殴るウインリィ
ヒーっとなるヒューズ達
「いきなり何だよ!」
頭グラグラするアル
怒っているウインリィ
にらみつける眼から涙が…
「ウ、ウインリィ?」
「アルのばかちん!」
再び殴るウインリィ
「エドの気持ちも知らないで!!エドが怖くて言えなかった事ってのはねえ、あんたが自分を恨んでるじゃないかって事よ!!」

ベッドの上で苦しげな痛々しい姿のエド
まだ血がにじむ包帯
「全部…俺の所為だ…あいつ…食べる事も眠る事も…痛みを感じる事も出来なくなっちまった…絶対、俺を恨んでる」
「アルはお前を恨む様な子じゃないよ。聞いてみればわかるだろう?」ばっちゃん
「怖いんだ…怖くて聞けないんだ…」
目を覆う様に掛けられたタオルで表情は分からないが頬を伝う涙

「それを…それなのに…あんたは!…自分の命を捨てる覚悟で偽物の弟を作るバカがどこの世界にいるって言うのよ?」泣きながらスパナで殴り続けるウインリィ
「あんた達…たった二人の兄弟じゃない?」
涙を拭い、病室の外を指差し
「追っかけなさい!」
「あ…うん」
のそのそと立ち上がるアルに
「駆け足!」
「はい!」
走るアル

洗濯物が風に翻る屋上
手すりにもたれるエド
「兄…」
「そう言えば…しばらく組手やってないから体鈍ってきたな」
「え?」
スリッパを放るエド
振り返りアルの元に走り蹴る!
「待った!兄さん」
アルの待ったを聞かずオートメイルの腕で薙ぐエド
「待った!」
構わず続けるエド
「傷口が開いちゃうよ!」
干されていたシーツが目の前に広がり怯むアル
被せて目隠しし蹴り上げるエド
引っくり返るアル
「勝ったあ!初めてお前に勝ったぞ!」
座って大の字になるエド
シーツを取り腕を広げ大の字になるアル
「ズルイよ!兄さん」
「う、煩せえ!勝ちは勝ちだ…小さい頃からいっぱい喧嘩したよな?」
「うん」
「今思えはくっだらねえ事で喧嘩してたな?」
「2段ベッドの上か下か…とかね」
「ああ」
「おやつの事でも喧嘩したっけ?」
「おもちゃの取り合いもやったな」
「僕が勝った。レイン川で遊んだ時も」
「俺、川に突き落とされたっけ?」
「修行中も喧嘩してたよね?」
「やっかましいって先生に半殺しにされたからドローだろう?あれは」
「ウインリィをお嫁さんにするのはどっちって喧嘩もした」
「うえっ!そんなの覚えて無えぞ?」
「僕が勝った!…でも振られた」
「あ…あ、そう…全部嘘だって言うのかよ?」
「ゴメン…」
「どんな事しても元の身体に戻りたいってあの気持ちも作りものだって言うのか?」
「作りものじゃない!」
「そうだ!絶対に二人で元に戻るって決めたんだ。どんどん前へ進むぞ!前へ進んで喧嘩も心ももっと強くなるぞ!」
オートメイルの腕を上げるエド
「牛乳は?」
一瞬怯むが
「飲む!…なるべく」
笑う二人
「もっともっと強くなろう!」
「うん」
拳を合わせる二人

そっと二人を見守るウインリィとヒューズ
「ヒューズさん。やっぱり口で言わないと伝わらない事もありますよね」
「そうだな」

眩しい太陽に照らされ景色が揺らぐ
乾いた大地に一人立ち見上げるスカー
まだ顔に傷は無い
「兄者…師父…皆何処へ?」
「いやー」岩の上から声をかける男
「イシュバールの民ではないな」
「ああ!失敬。挨拶が遅れました。この地区の殲滅を担当する国家錬金術師です」
広げた両掌に刻まれた錬成陣
その陣が赤く光り…

ハッと目を覚ますスカー
頭や胸に巻かれた包帯
「あ!起きた」少年
「ここは?」
「イーストシティの外れにあるスラムじゃよ」老人
「御老人、あなたは?」
「お前さんの同じイシュバールの民じゃ。安心せい!身内を売ったりはせん」
「ここには他にも?イシュバール人の生き残りが?」
「うむおるとも。こんな煤臭いとこでも住めば都と言うか世の中全て我らが神イシュバラの懐にあり…じゃよ」笑う老人
「そう、ですか…」
起き上がろうとするスカーだが…苦しげに呻く
「無理すんなよ!傷だらけで下水道流れてたんだぜ!」

グラトニーを破壊しようとしてラストに刺されたことを思い出すスカー

「な、俺の右腕はついているか?」
「ああ!ちゃんとついてるぜ」
布団を剥がし見せてやる少年
「すっげえなあ!この刺青」
「ああ…家族に貰った、大切な絆だ」

ED


親友はやがて戦友となり
そこにいる事が当り前の存在となった
語り合った未来が今、鉛色にくすんでいるとしても
親友は変わらずそこにいた

次回、第10話「それぞれの行く先」

当たり前の存在
それはかけがえの無いもの

 ED





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最終更新日  2009年06月02日 14時42分15秒
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