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映画に恋してる

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夏恋karen

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カテゴリ:映画館で観た映画





“直感”を信じる。それは、“奇跡”に耳をすますこと。






「ロング・エンゲージメント」は
目を覆いたくなるような
悲惨で残酷で痛々しい
戦場のシーンから始まった。



第一次大戦下のフランス。
過酷な戦場から逃れたい一心で
自ら体を傷つけた故の罰として
対ドイツ最前線の中間地帯に
置き去りにされた
5人の兵士。
その後消息不明となった男たちの中に
主人公マチルドの
幼なじみの恋人マネクもいた。



戦後3年、マネクの帰還を待ちわびる
マチルドのもとに届いた
元伍長からの手紙。
伍長の元を訪ねたマチルドは
5人の遺留品を手にすることになる。






「彼に何かあれば
きっと私にわかるはず・・・!」
マネクが生きているという
直感を頼りに始まった
彼を捜す困難な道のり。



足の悪いハンデを背負いながらも
信念に突き動かされて進む
マチルドは強くひたむきで
ピュアで勇敢で美しい。





だけどその強さは、
脆さの裏返し。
恋人を失ったとき
きっと自分の鼓動も止まる。
そんな風に思ってるんじゃないかな?


恋人は生きている・・・。
その直感だけが彼女のすべて。
彼の存在こそが、
マチルドの命の鼓動なのだ。









ジャン・ピエール・ジュネは
「アメリ」の監督である前に
「デリカテッセン」や「エイリアン4」を
生み出した人だったのね!
すっかり忘れかけていたことを
思い出させる映画でもありました。


ジュネの描く戦争の映像は壮絶。
「プライベート・ライアン」に並ぶ
戦闘シーンの衝撃度。
目を覆うばかりの戦場と
戦火のなかで人間性もが破壊されていく様が
ダークトーンの色彩で
リアルに淡々と描かれていく。


それに対してマチルドの住む
田舎町はおとぎ話のようにのどかな風景。
異なるふたつのトーンが融合され
絶妙のバランスで描かれているので
息継ぎができる。それが救い(笑)
これはやっぱりジュネマジック?
息継ぎ場面があるおかげで
穏やかなシーンに安らぎを感じ
戦争の悲惨さも際だって見えるのかも。



これから観る人は、登場人物とキャラクターだけは
予習していった方が楽しめるかもしれません♪
映画館に入る前にパンフレットを買ったら
この映画に限っては、
先に見ておくことをおすすめます(笑)


フランスの俳優さんに不慣れな私は
一番大切なプロローグ部分を
ほとんど目をふさいでいたために
(戦場シーンが怖かった!汗)
よくわからなかった・・・。大失敗!(苦笑)
これから公式ページを観て
消化不良の部分を補おうと思っています♪



「アメリ」と比べることはできないけれど
ジュネがオドレィと出逢わなかったら
この世に生まれることのなかった
映画かもしれません。
オドレィ=マチルドの人間的な魅力によって
不思議な充足感に導かれる映画。
ジュネのファンタジックな映像の魔力は
やはりこの映画でも健在です♪



ロング・エンゲージメントオフィシャル・サイト





関連日記あります!
夏恋の映画数珠つなぎ 「ロング・エンゲージメント」→「アメリ」









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Last updated  2005.12.08 11:28:29
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あかまっちゃん2004@ Re:アース  EARTH(01/17) ようやくDVDで見ました。ただ、プロジ…
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セビセビ@ 七光り うおぅ。。 なぜかは分りませんが、禁止…
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