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昨日から連休中の私~、土日も含めたら5連休なんですけど・・・。 お仕事サボっているわけじゃなくて、シフト上のことなんですよ。 お休みの日で家にいる時は、テレビ東京の「午後のロードショー」を良く見ています。 今日はシャーリーズ・セロン主演の「モンスター」でした。 シャーリーズ・セロンがアカデミー主演女優賞を受賞し、話題になった作品ですが、 絶世の美女・シャーリーズのファンである私としては、今まで避けていた映画でした。 「モンスター」は実在した元娼婦の連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスの生涯を映画化した作品で、 シャーリーズは役作りのために体重を13キロも増やし、眉毛を全部抜いて、殺人鬼役に挑みました。 あの、美しいシャーリーズが、醜いモンスターに変貌しているなんて信じたくない! 私は今までそう思っていました。 でも、彼女の演技に興味はあったんです。 どんな演技をしているんだろう。 女優として成長した彼女が見られるかな。 気になる・・・。 だから、今日は思い切って見てみることにしたんです。 しかし、実際に彼女の怪演を目の当たりにして、 信じたくない!と思っていた気持ちはすぐに消えてしまったんですよ。 ストーリーは以下↓ 娼婦のアイリーン(シャーリーズ・セロン)は、 バーで同性愛者のセルビー(クリスティーナ・リッチ)と出会う。 アイリーンの荒んだ様子にも関わらずセルビーは彼女のことが好きになり、 やがて彼女たちは愛し合うようになる。 二人の生活のためにアイリーンは合法的な収入源を得ようとするが、 彼女の気性のせいもあって職業訓練を受けておらず、 世間的な常識もない彼女が職に就くのは難しいことだった。 金銭的に窮し、社会に受け入れられないことに絶望した彼女は売春に戻ることにするが、 あるとき客に暴行を受けたため反撃して殺してしまい…。 冒頭から、シャーリーズの演技に引き込まれ、彼女の女優としての力量に驚かされました。 首の傾げ方、歩き方、煙草を吸う仕草、数の数え方、酒の飲み方、 このような細部に渡るまで、よく研究されている。 絶世の美しさは完全に消え、彼女は醜い殺人鬼アイリーンになりきってしました。 目を見開き、絶叫し、取り乱す。 素晴らしい演技力です。 本作は特に、セルビーとの関係に重点を置いている作品です。 アイリーンは殺人鬼だというのに、彼女の姿からは切なさや悲しみが伝わってくる。 幼い頃に親に捨てられ、生きる為に13歳から体を売って暮らしていたアイリーンは、 セルビーと出会い、愛を知っていく。 孤独だった人生に生きがいを見出していくアイリーン。 けれど、そのセルビーの為に罪を重ねてしまう。 純粋なセルビーの存在が、アイリーンを追い詰めていくようにも見えるのです。 理由があったとしても、アイリーンが犯してしまった罪は、許されることではありません。 しかし、私はこう思わずにはいられなかった。 本当に純粋だったのは、愛を知らなかったアイリーンだったのかもしれない。 殺人鬼を主人公とした作品なので、怖い場面もありますが、 興味のある方には、是非見て欲しい作品です。 シャーリーズ・セロンがもっともっと好きになりますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月24日 17時31分32秒
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