地智町より新庄村へ移動して、出雲街道の新庄宿の民宿「すぎや」
にチェックイン後、宿場内の茶屋で新庄村の皆様との夕食懇親会に
出席した。
民宿に戻った後も、地域づくりを推進しているメンバーの訪問を受
けて、深夜まで熱い議論が続いた。
こう言う車座の議論の場で、飲酒が出来ないDoctor stopの身では
辛い所。
持論のとんがらせるブランド戦略として、新庄村の特産品である
「ひめのもち」に的を絞った集客戦略、加工品開発と販売力強化が
課題であると説いたが、何故新庄村の「ひめのもち」が他地方の
「ひめのもち」に比べて食感が良く、粘りがあるかの理論的な根拠
に付いて、畜産農家や米農家の皆様の意見を聞かせて貰った。
畜産の堆肥を使った土造りや毛無山からの水、倒れやすいひめのも
ち米の栽培方法の改善など、美味しいものには理由が有りそうで、
理論武装も重要なブランド戦略。
明けて、雨交じりの空模様の中で、朝食前に宿場内の凱旋桜並木や
新庄川の土手を散策。
新庄川沿いの道路には「日本で最も美しい村」連合加盟の大型看板
も、新庄村の看板は加盟町村の中でも最大の大きさ。
新庄村は珍しい多様性生物の宝庫で、オオサンショウウオやウスイ
ロヒョウモンモドキ(蝶)の生息地。
ひめのもちのの水田は、穂が出た状態だった。
新庄村のひめのもちは全国的なブランドもち米で、おもちのハック
の他に、元気おかきやしゃぶしゃぶ餅など加工品の品揃えも増えて
来た。
銀座の物産販売ではもちつきもしている。
次いで毛無山麓の森林セッラピーの「ゆりかごの小径」に、案内役
は民宿「すぎや」のオーナーで、自然保護のために草刈り他多くの
ボランティア活動に注力されている佐藤さん。
この小路の上の草原は絶滅危惧種I類に指定されたウスイロヒョウ
モンモドキの生息地。
1周2KMの「ゆりかごの小径」の途中にはハンモックも。
毛無山山麓から道の駅に戻り昼食を食べた後、トマト栽培農家を見
せて頂く。
水蒔きをギリギリまで抑えた糖度の高い無農薬のミニトマトを手で
取ってその場で食べたが、口一杯に広がる甘さにびっくり。
帰路、蒜山経由岡山空港に向かったが、新庄村が蒜山高原の直ぐ近
くに有る事を初めて知った。
今回の新庄村への訪問では、車での送迎を始め、新庄村役場で連合
担当の辻女史に大変お世話に成った。