|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |
昨日の日記で平泉のことを書きましたが、日本の世界遺産は、どうも「世界遺産=観光地」という図式ができあがっているようで、それがわずらわしくて訪れてなかったりしています。
ブームが去ったら行ってみたいのは、熊野古道と石見銀山です。 石見銀山は世界遺産になるとき多少ゴタゴタしたのですが、世界遺産になったからというより、戦国時代好きとして行ってみたいです。 そもそも世界遺産とは、以下、社団法人日本ユネスコ協会連盟HPより引用です。 「世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から引き継がれた貴重なたからものです。世界遺産にはさまざまな国や地域に住む人びとが誇る文化財や自然環境などがあります。 なかには人類の残酷な歴史を刻むもの、また戦争や自然災害、環境汚染などにより危機にさらされているものも含まれています。それらは国際協力を通じた保護のもと、国境を越え今日に生きる世界のすべての人びとが共有し、次の世代に受け継いでいくべきものです。」 「過去から引き継がれた貴重なたからもの」だから見たい、見に来てほしいというのはわかりますが、中には観光には不向きと思われる世界遺産も存在します。 シュトルーヴェの測地弧は岩に印が付いてるだけのものもあります。 しかも何カ国にもまたがってます。 測量などに興味がある方にとっては、ものすごい遺産なのかもしれませんが、一般的とは思えません。 あとは、前の日記にも書きましたが、ルター記念建造物群(ドイツ)は建造物として優れているというより、ルターの足跡を辿るのに貴重というものなので、歴史的背景をよく知っていないと、拍子抜けするかもしれません。 逆に、ドイツの観光地として有名なノイシュバンシュタイン城やローテンブルクの町は世界遺産じゃありません。 ブリュールのアウグストゥスブルク城やクヴェードリンブルクの旧市街は世界遺産なのにそれほど観光客はいなかったです。 まぁ、この2件は世界遺産になる前との比較をしたわけではないのですが、日本で知られてなくても世界遺産だから観光客が多いだろうなぁという予想は見事に外れました。 前の日記に書いたドイツ人が知らなかったのは、クヴェードリンブルクの旧市街です。 日本だって、外国人に人気の新宿の高層ビル群は言うまでもなく世界遺産ではありません。 などといろいろ考えると、世界遺産になったから、観光客を呼べるというのはちょっと安易な気がします。 むしろ、「次の世代に受け継いでいくべきもの」という点で、観光客が多すぎると保護できないから観光客の制限をするくらいの姿勢を見てみたいものです。 そうすると、私も見に行くのが難しくなるわけですが、遺産を守るためなら仕方がないと思います。 観光客の中には、保護の観点には目もくれず、見に来ただけで浮かれて、マナー違反をしている人もいるようです。 観光客も世界遺産の意義を理解して訪れるべきです。 最後に、ドイツにあったドレスデン・エルベ渓谷は景観を損ねる橋の建設が決定したため、登録を抹消されました。 世界遺産に登録されると、景観の問題が付いてきます。 場合によっては、住民が不便な生活を続けなければならないということになります。 世界遺産への登録は始まりであり、終わりではないのです。 終わりにならないようにそれまで以上の努力が必要になるとも言えると思います。 [文化財]カテゴリの最新記事│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||