昨日は「東方三賢者の日」で、ここBW州では祝日。
これは、カソリック系の祝日なので、プロテスタントの強い北ドイツでは、祝日ではなく、子供たちが各戸を訪問して歌って寄付を集める習慣もないそうだ。
恵子と賢浩は、「Sternsinger」として、1月2日、5日、6日の3日間、このボランティア活動に参加した。通常は、東方の三賢者に扮した子供3人と付き添いの大人の4人ひとチームで、割り振られた地域を回る。今年は17グループで、わが町を隅々までまわった。17グループのうち、3グループは子供が4人だったそうだ。それなら18グループ作ればいいと思うのだが、付き添いしてくれる大人の数が足りなく、恵子たちのグループは、大人なしで、子供3人でまわった と言っていた。
子供の役割は、歌うことと寄付をお願いすること。付き添いの大人の役割は、訪問した家のドアに「20*C+M+B+12」とチョークで書くこと、留守だった場合は、郵便受けに寄付のお願いと振込用紙を投函すること、そして、どの家を回るか、リストをチェックしていくこと。
恵子たちのグループは、14歳、13歳、12歳の女の子たちのグループで、恵子をのぞく二人は、家族ぐるみで教会活動に深くかかわっているので、大人なしでも大丈夫と判断されたのだろう。でも、「あれ、子供だけなの?」と質問されたこともあったらしい。
二人とも、毎回、ものすごい数のお菓子をもらって帰ってきた。ドイツ人でも、北ドイツから引っ越してきた人は、この「Strensinger」の習慣をしらないから、仮装している子供を見て、ハロウィンと勘違いして、お菓子だけをくれた人もいた、と言っていた。でも、メインは、寄付を募ること。今年は、「マリ」の協会の慈善団体に寄付するのが目的。明らかに、居留守を使う人もかなりいるらしい。まあ、私も、このStrensingerには、何の思い入れもないので、1年に約10件ぐらい、いろいろな団体、寄付をお願いしますとうちに来るのだけど、そのひとつに過ぎない。Sternsingerについては、自分や近所の子供たちが関与しているから積極的にドアを開け、寄付をしてお菓子をあげる、ということをしているまで。居留守を使う人の気持ちもわからないではない。賢浩が、「いるのに、ドアを開けない。」「50セントしか寄付しない人がいた。」とか、文句を言ったので、「寄付は、強制するものじゃないから。たとえ1セントでも、寄付する義務はないのだから、寄付してくれたら、ありがたいと思わなくてはダメだよ。」とたしなめた。昨日は、気前よく50ユーロを寄付してくれたおじいさんがいたそうだ。その人は、「うちにお菓子がないから、これでみんなで買いなさい」と賢浩たち4人に20ユーロをくれたので、4人で5ユーロづつわけたらしい。
昨日もおとといも雪やみぞれで、寒いかった。特におとといは、ものすごい吹雪で、こんななか外に出るのは、かわいそうに思った。子供たちは足元がビシャビシャに濡れ手いる状態で家に帰ってきた。しかも、かえって来る時間が遅い、恵子は、初日は9時過ぎ、そのほかの日でもいつも8時過ぎ。外周りが終わった後、教会の集会所で着替え、顔のドーランを落とし、少し軽食を食べたりできるのだそうだ。だから、実際には、9時まで募金活動をしているわけではないが、それでも、6時ぐらいまでには終わるべきではないかと思った。確かに、お菓子はたくさんもらえるけど、大きい子には魅力あるボランティアとは思わない。恵子たちのグループは、年齢的に上から2番目のグループだったらしく、恵子以外の子は、親が教会活動に深くかかわっている人たち。教会に関係なかったら、あえてやりたいとは思わないのではないかと思う。でも、恵子は、最初は嫌がっていたのに、「来年も頼まれたら、やってもいいと思っている。」と言った。
とにかく、今我が家はお菓子であふれている。ニコチャンは、「僕も、Strensingerやりたい!」と今から言っている。こんなにお菓子が目の前にあるのに、ニコちゃんは、まだ食べられる状態にはない。ニコチャンの口臭がすさまじい。手術の傷跡がいえていないから、仕方ないらしいが、すごく気になる。いつになったら、元に戻るのだろうか?