カテゴリ:映画/本
メキシカン
だったっけ? ブラピとジュリア・ロバーツが出てた映画。 ビデオで見たけど、配役豪華な割にめっちゃB級~(爆) 2人は何で受けたんでしょう、この話? ヒットしない理由がわかったよ。 2003/04/29 23:12:39 GO 金城一紀 著。 映画はまだ見てないんだけれども、ずっと気になってた本。 在日(と書くこと自体この本を読んだあとでは葛藤ありなんだけれども、ココでは分かりやすく使用させて頂きます)朝鮮人→韓国人の主人公を取り巻く日常。 今、北朝鮮のことが取りざたされているし、北朝鮮と韓国の間に深く刻まれた溝を垣間見る面でも一見の勝ちあり。 話は、深い政治問題とかではなく、在日と表現されはするが、日本に生まれ、日本で育った高校生、杉原と日本人である桜井との恋を中心に描かれている。 国籍って何だろう。 日本は島国で、今でも鎖国意識は残っていると思う。 他を受け入れることに慣れていない。 でも、何が違うのだろう。 何をして区別する? 血が違う?同じ言葉が話せて、同じ地に住んでいるのに? 元を正せば今現在の日本人の中で生粋の日本人の方が少なくて、 多くが大昔の大陸移住者の子孫なのに? そうは言っても溝がある、気持ちに区切りがつかない、それは否定できないかもしれない。 でも、、、。と深く考えさせられる。 日常生活に支障なくとも、節目節目で、何かの拍子でそれが障害になったり、問題になったりする。 偶然にも先日、在日韓国人で、でも日常は日本名を名乗っていて、 日本国籍を取得するか、でも、韓国人としての誇りもあって迷っている、 という人が身近にいたことが判明して、生の声が強く響いた。 「(韓国人ということを気にしてはないけれど)いつも気にしている、ということが日常で、それが普通になってる。 気にしてなくても、どこか、いつも引っかかっている」と。 初めて知った時、特になんとも思わなくて、「そうなんだ」とすとんと素直に(?)受け入れてた。 国籍はどこではその人がその人には変わりないし、お互いの関係に支障はないと思った。 そういう友好関係とかに支障はなくても、生きていくにはいろいろある。 そういう現実もあるんだろう。 そういった点でもこの本は大きな意味がある。 2003/04/29 23:09:13 象と耳鳴り 恩田陸 著。 前にハードカバーで読んだんだけど、最近、文庫で読み直し。 なんだか初め読んだときはそんなに残らなかったんだけど、こんなに面白かったっけ? 「六番目の小夜子」に出てた関根秋の父が主役の短編集。 秋は出ないけど、兄・春と姉・夏は出てる。 またこの兄姉も秀逸で、それぞれが主役の小説もあり。 で、この小説の主役の多佳雄さんは元判事で、淡々と落ち着きながら時に鋭い切り込みで事件を解決していく。 とは言っても大掛かりな殺人事件が目の前で展開される、というものではなく、 過去のことをよくよく振り返ってみると、真実はもしかしてこうではなかったか? とか、事故や故障で時間をつぶしてる間に遭遇した事件だったり、推理だったり、 穏やかに展開されつつ引き込まれる話ばかり。 北村薫とは違うけれども、そういう日常に起こったことを推理するようなテーマは似ているかな 2003/04/29 22:45:23 IWGP 「池袋ウェストゲートパーク」石田衣良 今ごろ読んでるし(爆) 文庫版で見かけて、何気なく手に取ったんだけども。 なんか結構気に入ったり。 自分は観ることのない景色、だったりするんだけど、 知らないことはないとは言えないよなーと。 プーにオタクに、引きこもり、ヤクザに、ストリートに…と総出演。 若さとめちゃくちゃさがあったりするんだけど、 なんだか魅力的。 みんな何かを探してたり、焦ってたり、自分を生きようとしたり、見失ったり。 主人公でプーで家の果物屋を手伝いつついつのまにか池袋のトラブルシューターとなったマコトを中心に、それぞれの人物を掘り下げて描いてある。 何も解決しないけど、それでも人は生きていくんだな。 そうやって時間は過ぎていく。 そういうものかもしれない。 個人的には2に収録されている「少年計数機」が気になる LD(ラーニング・ディスアビリティ-)知能には延滞がないが学習障害があり、 (彼の場合は)数字に強いぶん、いつも何かを計数していなければいられない、 と言うある意味、人と違う景色を見てる(見るしかない)少年、でも、だからといって求めているものは変わりない。 だけど、彼の置かれた状況はそれが容易ではない。 切ない現実。 それでも、救いがないわけじゃない、、、と思いたい。 「水のなかの目」 かなりやるせない話なんだけれども、 殺したいと思うことと、生きていてほしくない、と思うことは同じ様で大きな違いがあるとかんじた話。 最近、深夜に再放送してたので(ドラマ)観てたり。 やはり活字を映像にするといろいろ構成変わったりするけれども、配役は悪くないかも。 結構はまってない!? しかも、この時でてる若手俳優ってば、今活躍してる人ばっかりだったりしません? 豪華だったんだねぇ。 しかも脚本宮藤勘九郎(あれ?字ど忘れした)じゃないすか! 2003/04/29 22:36:10 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 30, 2005 06:51:51 PM
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